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「フックトイ」というワード
コンバンハ、ko.da.ma.naです。
新潟はあしたから暖かくなるそうで、よかったねーと思いがちですが…雪崩が怖いんですよね。積もった後は。豪雪地域の皆様お気を付けください。
さて今日は、書籍紹介と合わせて「B級ロボット玩具」のお話をば
「B級グルメ」や「B級映画」は
聞きなじみがありますよね?
「B級ロボット玩具」とは???
昭和を生きた少年だったら
「あーーーーー!あれね!」と思い出す人
多いはず。
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「スーパーB級変形ロボット大戦 ダガング」
この本の紹介とともに、紐解いていきましょう♪
「B級変形ロボット」とは、「子供向けに販売された変形ロボットおもちゃ」の事です。
この書籍の巻頭で、このように紹介されてます。
観光地のおみやげ物屋や高速道路のサービスエリア、ファミレスの入り口付近やスーパーのお菓子コーナーなどで売られている玩具がある。それらの商品は安価な価格帯から「チープトイ」、紙製の台紙に貼り付ける形で梱包された商品を店頭のフックにぶらさげて販売することが多いため、その販売形態から「フックトイ」と呼ばれ、またそれらの特徴が駄菓子に共通することから「駄玩具」とも呼ばれている。その中でも根強い人気を保っているのが、乗り物や動物などからロボットに変形する「変形ロボット玩具」たちだ。中にはTVキャラクターの商品も存在するが、本番ではTV作品をバックボーンに持たないメーカーオリジナルの変形ロボット玩具に注目してみた。時代ごとにTV作品のキャラクターを意識しながらも、独特のデザインラインや工夫を盛り込んだ商品たちはTVキャラクターにはない魅力にあふれている。「チープトイ」「フックトイ」「駄玩具」と括られる、”スーパーB級変形ロボット”たちの活躍の姿を本書を通じて”体感”していただければ幸いである。
そう昔は、アニメや漫画になっていないロボットのおもちゃが、いろんな所で売られていたのです!
少年時代の私は、
直江津駅の売店にぶら下がっていた、バギータイプのロボに心ときめかせたり、
佐渡に修学旅行に行った時に、佐渡土産をには目もくれず、佐渡とは所縁のない、2段変形合体ロボを買おうかどうか迷っていたりという、
昭和には当たり前の光景でした。
それもそのはず、この本には、100個以上の「B級変形ロボット」が紹介されてます!それだけいろんな種類が販売されていたわけです。しかも、一回開発された商品は、結構長くずっと再生産されながら売られていたりします。
ダガングの紹介!
紹介されているページを抜粋して紹介
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直江津駅で見かけたフックトイ!確かコイツ「DX変形合体ロードライダー」だったはず!オリジナルのアニメがないロボットでも、なんか…ださカッコいい!(笑)
変形して、合体するだけで、かっこよさが400%増しますからね私は!
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他にも「攻速機動ゼロシーダ アタックウイング&パワードX」なんて、見た人には一目でわかるあのアニメのロボ。しかし、それっぽさを残してB級らしさを貫く主張っぷり!
ここまでくると「粋」です!
他にも動物や昆虫、動物、恐竜やSL機関車など、モチーフからの変形という魅力をもって様々な商品展開がなされました。
未だにスーパーの子供向けおもちゃ売り場には、フックトイが売られている所を目にする時があります。
手でガチャガチャ触って、形を変える。作ったり、分解したりの繰り返しは、脳の発育にも良いんじゃないかと思うわけです。
A級、B級関係なく、紛れもなく「完成された変形ロボット玩具」だった
これらの商品は1つのメーカーだけはなく、様々なメーカーが商品展開をしていました。
主な製造メーカーさんは
「ザ・アクセス」
「ウイング」
「早川玩具」
「ビークラフト」です。
ちなみに「ビークラフト」さんは、機動戦士ガンダムSEEDアストレイのデザインを手掛けたりしている今や有名デザイン会社でもあります。
私自身、「超合金」トイや、ヒーロー玩具は、全然買ってもらえなくて、時々買ってもらっていた、食玩やガチャガチャのプラモデルなんかがロボットへの多い接点でした。
「完成品」「合体」「変形」は高価な「超合金」トイとは比べ物にならない「チープ」さかもしれないけど、
私には紛れもなく「完成された変形ロボット玩具」でした!
買ったのがもう10年前という…
現在は絶版となり、新品で買う事は出来なそうですが、変形ロボット玩具好きな人にはぜひ一度目に通していただきたい、良書です!
著者の加藤アングラさん、いんちき番長さんのおもちゃ愛にあふれた書籍を他にもご紹介いたします!
それでは今日はこの辺で
ごきげんよう♪