福岡水面について 

現在、SG開催中の福岡ボート

インが弱くて荒れると聞いていたのに、
インが10勝もしてるじゃないか!!

といった感じで
混乱されている方が、
多くいらっしゃると思います。
そんな方々のお役に少しでも立てればと、
記事を記します。

まず、第一に
実は福岡水面イン弱くはありません。
「1着率54.6%で全場所中13番目」
なんです。

では、なぜ福岡は荒れる印象があるのか?

「3コース捲りが決まりやすいから。」
「インが連続して負けることが多いから」

理由は上記2点の刷り込みです。
刷り込みにより、
福岡はインが弱く荒れやすいと
決めつけてしまっているのです。
実際、上記2点は事実です。

「福岡の3コース1着率は全国1位」で、
「インが連続して負けやすい」です。
しかし、
「イン勝率全場所中13位」なのです。

そして、これには理由があります。
これだから、ボートは面白い…!!


今回の記事では、前述した3点

①福岡の3コース1着率は全国1位
②インが連続して負けやすい
③イン勝率全場所中13位

こちらの理由や発生タイミングについて、
記して参ります。

まず、福岡水面の特徴として、
「うねり」
「干満差」
「ターンマークの位置」
「ダッシュの引きしろの少なさ」
などがあります。
この4つの特徴が、
レースに大きな影響を与えています。
この4つの特徴をきちんと理解することが福岡攻略に繋がると考えております。

①福岡の3コース1着率は全国1位

こちらの1番の理由は、
「ターンマークの位置」
ここにあります。
福岡ボートは、
第1ターンマークがホームストレッチ側に
大きく振られております。
それにより、
インは外側に斜めに走りながら、
少ないマイシロで
旋回をしなければなりません。
そうなると、
落とせば捲られ、握れば差されます。
それにより、
握り位置の3コース捲り勝ちが、
高くなっております。
実は、2コースも成績が良く
2連対率、2着率、3連対率は全国1位です。
2コース捲りも決まりやすく、
また、意外と差しが伸びてきます。
第1ターンマークがホームストレッチ側に振られているということは、
第二ターンマークはバックストレッチ側に振られているということになります。
そうなれば、差した艇は真っ直ぐ走れるため
差しが届く傾向にあります。
そのため、
逃げた場合は1-2の決着が非常に多くなっており、逃げた場合の1-2決着の比率は全国1位となっております。
また、福岡のターンマークの位置はアウトコースにも受難となります。
長くなるので理由は書きませんが、
1-56決着がかなり低いことも福岡の特徴です。
もちろん、スタート決めて絞り、
有利な位置を取れれば別ですが
スタート揃いそうな場合は、
1-56ここはいりません。
逆に、5,6がスタート出て来れそうならば、
1-56ここで勝負です。
以上が、福岡の3コースの強さの秘密です。

②インが連続して負けやすい

その理由は、2点
「干満差」
「うねり」
ここにあります。
基本的には、
「干潮時」は水面が落ち着いて握りやすい
「満潮時」は水面が波立ち握ると流れる
「うねり」は満潮時に発生し、
      全ての選手に影響を与える。
と言われております。
この「干潮時」にインが連続して負けます。
前述した通りターンマークの位置は、
インコース不利なコースレイアウトです。
そのうえ、
干潮時は水面も落ち着き、
「うねり」が発生しにくいため、
3コースは思いっきり握れます。
ただでさえ、イン不利なレイアウトなのに
そこに加えて3コースがつけマイきたら、
そりゃあ、インは苦しいです。
また、潮はすぐには満ちません。
なので、干潮は1レースでは終わりません。
数レース干潮状態で
インが不利な時間が暫くつづきます。
こちらが、インが連続して負ける理由です。

③インの勝率は全場所中13位

お伝えしたいのは、
意外とインは弱くないよということです。
②で触れた通り、
「満潮時」は
水面が波立ち、
「うねり」発生リスクがあります。
そうなると、3コースは握るのを躊躇います。
もしくは、無理に握れば流れてしまいます。
攻めてくる選手がいなければ、
実力者は簡単に逃げます。
昨日がいい例でした。
昨日2021年3月23日(火)は、
若潮でした。
私も初めて聞いた言葉ですが、

若潮=干満差がほぼなく。
   基本的に潮が満ちている状況です。

1日を通して満潮ということです。
蓋を開けると
インが10勝とインが活躍した1日でした。
「満潮時」は、
攻めてくる選手がいないからインは
比較的楽に逃げられる。
また、ダッシュの引きしろが少ないためスタート飛び出すことが難しい。
そのため、ダッシュ一撃が少ない。
ここが、イン勝率13位の理由です。
しかし、
満潮時でも捲りが決まることがあります。
それは、
3コースに福岡巧者がいるレースです。
昨日の白井選手がまさにそうです。
白井選手は、性格が強気なため捲りを打つ時は躊躇わず行きます。
そのためか、福岡水面は得意です。
満潮時に「うねり」を恐れない3コース巧者がいれば多少エンジンは弱めでも買いです。
「うねり」はインにも影響を与えるため、
満潮時は、インの選手も「うねり」を気にした旋回をしてしまいます。
そこを狙って福岡巧者がぶん握る。
こうなると満潮時に捲りが決まります。
ほんと、ボートって面白いですよね。

○まとめ

インが固いレース
①満潮時
②実力者がイン
③3コースに福岡巧者がいない
上記3点が重なっていれば、
ほぼほぼ逃げです。

インがやられるケース
①干潮時
②3コースに福岡巧者がいる
上記2点重なれば3コース一撃が期待大。
1点でもあれば荒れる可能性は期待。

ざっくり、こんな感じかなと思います。
長々となり読みにくいかもしれませんが、
参考にはなると思います。
どうか、ご参考に。

失礼致します。

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