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フィンランド サウナ旅行記
サウナに狂って、フィンランド一人旅。
そんな奇行が今後のサウナーの旅路に役立てば、との一心で筆を取りました。
◆訪問サウナ
①Kotiharjun Sauna(コティハルユ)
②Sauna Restaurant Kuuma(クーマ)
③Rauhaniemi Folk Spa(ラウハニエミ)
④Art Sauna(アートサウナinセルラキウス美術館)
⑤Loÿly Helsinki(ロウリュ ヘルシンキ)
⑥Kuusijärvi(クーシヤルビ)
⑦Sompasauna(ソンパ サウナ)
⑧Kulttuurisauna(クルッツゥーリ サウナ)
⑨ UUSI SAUNA(ウーシ サウナ)
⑩Allas Sea Pool(アッラス・シー・プール)
◆準備編
ツアー会社のフィンランド旅行に申し込みを考えたが、1ヶ月以上前に予約が必要で断念。
エスクペディアで往復航空券と宿泊ホテルのみを手配(ホテルはインディゴ ヘルシンキー ブールバードを予約)。期間は5泊7日。
現金はほぼ使わず20€くらいであった。クレジット決済がメインで、タッチ決済があると楽だった。
必須の持ち物は、水着・サンダル・タオル。またフィンランドのサウナには時計がないので、スマートウォッチがあると便利。
サウナハットは被っている人がほぼいなかった(観光客くらい)。
◆サウナ予約
②クーマ、④アートサウナ、⑤ロウリュ、⑧クルッツゥーリ サウナは事前に予約が必要だった。
各サウナのホームページから予約が出来るのだが、②クーマと⑤ロウリュはクレジット決済が全く通らなかった(楽天カード利用)。
予約なしで入れる保証がなかったため、お問い合わせより予約依頼のメールを送った。
②クーマも⑤ロウリュも丁寧な対応をしていただけ、メールで予約完了。決済は現地。
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◆出発
羽田発、ヘルシンキ行へ搭乗。
オンラインチェックインが通らず、窓口受付。
どうやらロシア・ウクライナ問題やイスラム国の関係で、チケット購入から72時間以内の乗客は『旅行以外の目的の可能性が高い』とのことで止められた。
◆1日目
北極経由の13時間フライトを終え、ヘルシンキに到着。
フィンランドの公共交通機関(HSL)の電車とバスは共通のパスがあり、駅で購入。移動可能エリアがA・B・C・Dと分かれているが、首都ヘルシンキ(A)とヘルシンキ・ヴァンター国際空港(C)を抑えられるA〜Cエリアのみで良い。
フィンランドの路面電車や地下鉄には改札がない。そのためチケットを買わなくても乗車できるが、無賃乗車チェックのため監視員が定期的に巡回しているため必ず購入して欲しい。
①Kotiharjun Sauna(コティハルユ)
利用料金15€。男女別。鍵付ロッカー有。
ヘルシンキ最古の公衆サウナ。
サウナ後は店の前で外気浴。すぐ横に道路があり、通行人もいるため開放感が凄まじい。
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◆2日目
②Sauna Restaurant Kuuma(クーマ)
利用料金15€。男女混浴。事前予約推奨。水着着用。鍵付ロッカー有。
施設はとても綺麗。スモークサウナと極寒のタンメルコスキ川(水風呂)を堪能できる。
サウナ後は併設されたレストランにも是非行って欲しい。
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③Rauhaniemi Folk Spa(ラウハニエミ)
利用料金10€(現金)。男女混浴。水着着用。貴重品用鍵付ミニロッカー有。
サウナは灼熱、湖は極寒の公衆サウナ。
私が訪問した際は湖が1度を切っており、命を賭けたアヴァント体験でした。心拍数が47/mとなり、死を覚悟(笑)
しかし、ととのい具合は過去1番でオススメの施設。
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◆3日目
④Art Sauna(アートサウナinセルラキウス美術館)
利用料金13€。男女混浴。事前予約推奨。水着着用。鍵付ロッカー有。
セルラキウス美術館にある世界初のアートサウナ。
外にはジャグジーもあり、冷えたカラダを温めることもできる。
美術館も多くのアート作品があり、サウナ以外の時間も楽しむことができる。美術館はタンペレ駅からバスが出ているので美術館の入館チケットと併せて事前購入がオススメ。
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◆4日目
⑤Loÿly Helsinki(ロウリュ ヘルシンキ)
利用料金25€。男女混浴。事前予約推奨。水着着用。鍵付ロッカー有。
フィンランドで1番観光客の多いサウナ。日本人もちらほら。
サウナはスモークや電気といくつも種類があり、様々なサウナを楽しめる。
水風呂はバルト海。屋内には薪の暖炉もあり、まったりとした時間を過ごせる。
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⑥Kuusijärvi(クーシヤルビ)
利用料金13€。男女混浴。水着着用。貴重品用鍵付ミニロッカー有。
スモークサウナと電気ストーブサウナがある。
オススメはスモークサウナ。日本では消防法等の観点から実現が難しく、フィンランドで是非体験して欲しい。
スモークサウナの脱衣所は受付がある施設と別(下記写真の左から3つ目の小屋)になるので、気をつけた方が良い。私は受付と同じ施設内の電気ストーブサウナ用の脱衣所で着替えてしまったので、水着でスモークサウナのある小屋まで歩く羽目になってしまった。
真っ暗なサウナ室内はとてもスモーキーな薫りがしており、やみつきになるのは間違いなし。
フィンランドに行ったら外せないくらいオススメ。
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◆5日目
⑦Sompasauna(ソンパ サウナ)
利用料金0€。男女混浴。水着着用。
ボランティアで運営されている無料のサウナ。
脱衣所もロッカーもなく、外で着替える。
サウナ室を温める薪も自身で割り、火をつける。
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⑧Kulttuurisauna(クルッツゥーリ サウナ)
利用料金17€。男女別。事前予約推奨。鍵付ロッカー有。
水風呂はバルト海。入る際は水着着用が必須。
マップを見ながらでも辿り着くのが難しいので、余裕を持って向かうのが良い。
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⑨ UUSI SAUNA(ウーシ サウナ)
利用料金18€。男女別。鍵付ロッカー有。
伝統的な公衆サウナを現代風にアレンジした施設。
中庭で外気浴ができる。また施設内に世界最先端の冷水プールメーカーavantpoolの水風呂がある。
併設したレストランでサウナ飯も楽しめる。
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◆6日目
⑩Allas Sea Pool(アッラス・シー・プール)
利用料金18€。男女混浴。水着着用。鍵付ロッカー有。
朝6時30分からオープンしている複合施設。サウナだけでなく、プールも併設。
施設内のサウナは手元にあるボタンでロウリュができる仕組みは画期的であった。
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◆最後に
どの施設もロウリュができるので、臆せず体験して欲しい。
かく言う私も英語が苦手なため、現地で「ウォーターOK?」「ロウリュOK?」とストーブを指さし、ロウリュを体験した。
自身でロウリュして味わうサウナも格別であるので、是非勇気を出してチャレンジを。
全てのサウナーにととのいあれ。
※利用料金に関しては現地は私が支払った金額となります。