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愛は地球を救う

日本テレビの愛は地球を救う、
始まったのはいつだろう。
僕が中学の頃はすでにあった。

僕は中学の時、登校拒否で、家庭内で暴れたりしていた。
そんな時、この愛は地球を救うを見ながら、自分ってなにやってんだ、と思いながらも、前を向くことが出来ず、立ち直れなかった。
児童相談所にも入った。
ある時、親戚から、児童養護学校に入れられた。
自宅から2時間もかかる場所で、僕は、隣に併設されている病院に入院しながら、その養護学校に通った。
洗濯とか全部自分でしなければいけなかった。

本来、そこは僕のような健常者が入るところではない。
何かしら身体に病気を持っている子供たちの入る学校。
そこで6ヶ月、暮らした。
病院には心療の先生もいて僕たちが学校から帰ってくると、その心療の先生のところに集まり、宿題したり遊んだりした。
みんな、優しく、僕のことも受け入れてくれた。
多分、長くは生きられないだろう病気の子や一生背負っていかなければいけない病気の子もいた。

5ヶ月ぐらい過ぎた頃、自分は、本来の地元の中学に戻らなければ、と考えるようになった。
たとえ、戻って馬鹿にされてもいじめられても、僕は、地元の中学で卒業する、それが、親や養護学校、病院の先生や看護師さんたち、一緒に病院から通った友達達への恩返しだし、ここが自分の居場所ではない、居場所にしてはいけない、と思い、心療の先生に相談して、地元の中学に戻った。

僕には勇気のいる決断だった。

戻ったのは、中3の6月ごろ。
塾にも通い、遅れた勉強も必死にした。
テストでは、塾で習う国語、数学、英語の三教科ならトップに近いところまでになった。
でも、理科や社会などの遅れは取り戻せず、高校は進学高にはいけなかった。

それでも、普通の私立大学に進み、なんとか社会人として50才半ばまで生きてきた。

結婚もし、子供にも恵まれた。

愛は地球を救う、という番組を批判する人が多い。
病気や死などを紹介しながら偽善、障がい者を利用している、100キロマラソンも番組の最後にゴールするようにわざと感動を演出している、とか、多くの批判。

でも、僕は違うと思う。
番組に出演する病気の方々や家族だって、納得して出演している。

例えば、それを見て、ドナー登録してほしい、とか、家族の必死の訴え。

100キロマラソンだって僕にはできない。
24時間眠らず起きてることさえ出来ないのに、この暑さの中、走り続けている。
たとえ、ゴールの時間調整があったとしても、すごい精神力、覚悟がなければできないことだと思う。

この番組は、きっといろんな方々に勇気を与えている。

これからもずっと続いて欲しい、と僕は思う。

とりとめのない話になってしまいました。

愛は地球を救う、という番組は僕は好きだ。

見ていて泣いてしまう。

その涙は偽善なのか?
違う。
それだけは確かだ。

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