ハーモニックマイナー
まず、最初に覚えたらいいなと思うのは、
III7 VI7 VII7の時のフレージングです。
曲をやる時にはまず、全体を見渡します。
コード進行を度数で考えます。
その時に大概ダイアトニックコードで一曲終わることはないです。
ノンダイアトニックのコードが出てきます。
当然ノンダイアトニック、スケール外の音のコードなわけですから、ここは楽曲的な起伏というか、ドラマというか。
展開があるところなのを理解しましょう。
枯葉、、と行きたいところですが、もうちょっと実感できるやつ。
There will never be another youでやってみましょう。
はい、最初からコードを度数で言えますか?
言えないならすぐジャズやめましょう。
こんなものはただの訓練です。誰でもできることをできない、やらないのであれば人前で素晴らしい音楽なんてできるわけないので、すぐジャズをやめましょう。
最初の5小節だけ考えます。
Imaj7 Imaj7 VIIm7b5 III7 VIm7
っていう進行です。
どれがノンダイアトニックですか?
III7ですよね。
ダイアトニックであればIIIm7ですからね。
最初に言ったIII7が早速でてきました。
今日覚えることは一つです。
III7 VI7 VII7はハーモニックマイナー使う。
いいですか、さんろくななどせぶんはハーモニックマイナー。
これはとにかくおぼえてください。絶対です。
セカンダリードミナントとか脳みその無駄なので忘れましょう。二度と使いません。代理コード?違います。
一つ、私が大尊敬するO師匠に言われた非常に人生で役に立つ名言を書いておきます。
「ジャズって頭良くないとできないんだよ。頭がいいってどういうことかわかる?簡単に考えることができる能力だから」
素晴らしいお言葉ですよね。
拝受しましょう。
みなさん、ジャズの難しさを複雑さと捉えておるかもしれませんが、違います。
ジャズの難しさはそんなところにはありません。
複雑だろうがなんだろうが、何事も簡単に考える能力こそが必要なんです。
例えば、数学なんてそうですよね。
複雑な方程式を最も簡単にするということが解なわけですから。
会社で働いてても、難しい問題を簡単にする事で解決する人を仕事ができる人、といいます。
頭の悪い人に限って、こういうのをセカンダリードミナントだからどうのとかって拗らせて、謎な結論に辿り着き、ちっとも音楽的でなく、かつ面白くもなんともない音楽を奏でで我々を退屈させてくれます。
頭の悪い人は大概、問題に問題を重ねて解決できないし、難しいことをより難しくすることにかけては非常に天才的です。
難しく考えることで満足感を得られる人は今すぐジャズやめた方がいいです。
余談ですが、大体この手合いの人は話がくそつまんないです。
サンロクナナドセブンは、ただのサンロクナナドセブンです。
III7 VI7 VII7です。ただの。
もう一回言います。
さんろくななどせぶんはハーモニックマイナー
どんなときもです。
オルタードも使えますよね、とかいう人は、お願いなので、ちゃんとパーカーとか聴いてみてください。5000%パーカーは使いません。
もちろんオルタード使えますよ。
けど、オルタードのフレーズ覚えると解決するセブンスの時は共通して使えるから便利だよっていうジャズ講師やYouTuberは確実に信用できないので今すぐサヨナラした方がいいです。
で、ハーモニックマイナーを使うんですが、覚え方は何でもいいです。
僕は大尊敬する人生の師匠、ギタリストのO師匠には
マイナーに解決するツーファイブ、とか、マイナーに解決するフレーズ、とか、ハーモニックマイナーって教わりました。
アメリカでかのすごすぎアルトサックス奏者のAHさんのお弟子さんにアルトを習っていたのですが、その方は
ミクソリディアンb2b6とおっしゃっていました。
ものの本を読むと
はーもにっくまいなーパーフェクトフィフスビロー
と書いてあったりします。
長すぎて発音してたら会話にならないので、ハーモニックマイナーでいいでしょ。
余計なことは考えないで、サンロクナナドセブンはハーモニックマイナーって覚えてください。
この件に関してはそれ以外覚えなくていいです。
どんなスケールかというと
1 b9 3 11 5 b13 b7
と言うスケールです。
ミクソリディアンの2と6、要するに9と13を半音下げたスケールです。
使い方は次回。
今回のまとめ
サンロクナナドセブンはハーモニックマイナー
のみです。