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213 勝手に電力2.0(空の電動化⑩)

ども。エネルギー妄想ジンです!

ビジネスジェットをどう増やすか?

が前回の宿題でした。

なかなか難しいので、また本を漁ってみました。

これは、100席以上の大型機になるのですが、

・飛行距離
・重さ
・席数
・スピード
・エンジンの数
・騒音
・窓の大きさ
・湿度

など、差別化というか選択すべき要素がかなりあるのは勉強になりました。

結局どんな機体をつくりたいかというよりは、

人の移動が将来どうなるか?

それにあった機体は?

という発想で貫かれてましたし、時代に合っていない機体は早々に引退を余儀なくされる熾烈な業界ということもよくわかります。

例えば

飛行距離。

重量、燃料搭載量と大きな関わりがありますが、これまで大型機しか日本から欧州、米国東海岸にいけなかったものが、

B787

であれば、中型機で日本からドイツまでの直行便も出来てしまいます。

これが何に影響があるの?

と思われますが、大ありで。

今までは、

地方空港からハブ空港に人を集めて大型機でハブ空港間の移動する

ハブ&スポーク方式

が普通でしたが、遠距離でも、ある程度の人数がいれば、飛ばせるようになるため、

行けるなら乗り継ぎ無い方が楽だよね!

ということで、

ポイントトゥーポイント方式

で、直接目的地へ向かう傾向も出てきます。


あれ?これってヒントになりませんか?

これは大型機と中型機の話ですが、

小型機も、コストが落ちて後続距離が出てくると、

地方空港→ハブ空港→海外空港

という流れも、

地方空港→海外空港

の直通はありえそうですよね?

まあコストの問題もあると思いますが、実は

利便性の問題

も結構大きいと思います。新幹線なんかは直前に予約して乗る感覚でもいいですが、飛行機ってそんな感覚でないですよね?

なので、

・航空機の空き時間の有効活用(サブスクやダイナミックプライシング、ライドシェア)

・航空機に乗るまでのアクセスの劇的改善(maas文脈で、エンドtoエンドでの移動さえ決めて経路は自動選択)

みたいなことで、航空機の利便性が上がらないかなあと思ってます。

まず、空き時間の有効活用ですが、車のライドシェアの考え方と同じで、

空き情報が分かるインターフェース

簡単な予約

** 空き時間は安く乗車**

乗り合いによる割り勘

など、ウーバーやグラブの航空機版がうまくできることで、ビジネス用途、セミ富裕層向けのサービスとして成り立つときがそろそろきそうな気がします。

うまく割り勘できれば、ビジネスクラスくらいの料金でビジネスジェットを使えるようにならないかな?

正直、人数が少ない分乗り降りにかかる時間は劇的に短縮できるはずですし、燃料搭載も大型機に比べて簡易に終わるのでは?


あとは、

end to endを意識した移動ではないでしょうか。

普段飛行機の移動だと、

会社→あるいて駅→羽田空港駅→歩いてゲート→搭乗→着陸→空港内をあるいてバスへ→ターミナル駅に降りる→タクシーで取引先へ

みたいな経路になりますが、正直、歩く時間や待ち時間がものすごくロスになっていて、実際の飛行時間の倍くらいあるのではないでしょうか?

となると、この

乗り継ぎを減らす
乗り継ぎの時間を短くする

は大きな効果があるかもですね。

例えば、取引先まで、

タクシーでビジネスジェットの手前まで→搭乗→着陸→ビジネスジェットの手前にタクシー待ちで取引先へ

というシームレスな移動の提供になると、途端にビジネスジェットの価値が上がるのでは?

と個人的には思ってます。

国会議員や知事くらいは、こういうのをバンバン使って、生産性を率先して高めてもらうのはいかがでしょうか?

国会議員や知事は、都道府県を満遍なく、定期的に移動するニーズはありますし、生産性を求められる立場だと思います!

移動の履歴は半年後くらいに公開を原則にしておけば、うまく利用している人、無駄に使う人、全く使ってなくて仕事を果たしていない人とかが見えてくるかと。

まあこうすることで、

たくさんのビジネスジェットが利用されて、それが電動化すれば、空港に充電設備が必要になる!

ところを目指してます。

また空飛ぶタクシーができれば、

会社の屋上から空港まで空飛ぶタクシーを利用する形になれば、 会社にも充電設備が必要ですね。

まあ空の電動化はまだ妄想不足なのでしばらく寝かせて考えたいと思います!


#エネルギー #電力 #電動化 #comemo #電化 #NTTアノードエナジー



電力関連を中心にほぼ毎日気づきを書いてます!少しでもお時間があれば立ち寄ってご一読いただけると嬉しいです!