
271 勝手に電力2.0(kW時代の小売戦略②)
ども。エネルギー妄想ジンです!
kW時代になって、託送見直しにより基本料の比率がアップする話をしました。
小売電気事業者としては、託送コストもそうですが
①容量拠出金
②発電側課金(託送)
もkW単位で課金されてくるので、kWへの比重が増えてきますね。
①容量拠出金は、容量市場での負担額を転嫁しているだけなので、容量価値を認めることでkWh単価が下がるといる理論上の理屈が有るのですが、、
しばらくはkWコストが上がるだけのような気も、、
まあ
そもそも容量拠出金って何?
というところからですね。
https://www.occto.or.jp/article/oshirase/files/Reference_CMandRule_190313.pdf
この絵分かりやすいですね。
結局は小売電気事業者の負担になります。
容量拠出金は
エリアの最大需要発生時におけるkW比率
つまり
7ー9月の最大需要発生時の1時間
のkW比率で、冬季は12-2月の最大需要発生時の1時間になります。
えっ、年に6時間で容量拠出金の負担額が決まるの?
って思いませんか??
おそらく、ピークになる時間帯はある程度予測できるはずで、
デマンドレスポンス、EV放電など使いまくってkWを下げる
っていうソリューションは本気でありそうな気がします!
しかも太陽光発電の自家消費が増えればおそらく
夏季ピークは夕方
になることは自明ですし、
冬季も朝よりも夕方
になるのではと、、
つまり
夕方を制する小売電気事業者がコスト競争力を持つ
と言えなくないですね。
次回は、発電側課金(託送)の話をしたいと思います。
実際は、発電事業者が託送コストを負担する形になりますが、
発電コストに転嫁してくるのは自明
なので、結局は小売電気事業者がkW課金されてくるんだと思います。
ただ、jepxのスポット市場の場合はkW課金ができていないので、このあたりはどう値付けするかみたいな話があると思います。
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