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268 勝手に電力2.0(水素社会とネガティヴプライス)
ども。エネルギー妄想ジンです!
今回は少し違うネタで、よく言われている水素社会の話を書きます!
https://www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy/suiso_nenryodenchi/pdf/010_01_00.pdf
政府もかなり水素社会を推してますが、おそらくエネルギーセキュリティの観点からは納得がいくのですが、
水素の充填所、FCVのコストなどを見ていると
そこまでやることか?
みたいな疑問も湧いてくるわけですが、
2050年の全面的な脱炭素
という観点でいえば、再エネ、特に太陽光発電でいうと、
冬の夕方が弱い
ため、ここをどう脱炭素化するかが結構大きな問題になるかと。
年間のピークも夏ではなく冬に出始めているので、
秋に余ったエネルギーを冬に使えないか?
という発想も出てくるわけですが、リチウムイオンなどは、コスト面でも、容量面でも長期大量貯蔵には向いていないなあと。
そんな中で
水素などのガスや液体は、長期貯蔵に比較的なじみやすい
かなと。
秋に太陽光発電の余剰電力で、水素にしておき、冬になんらかの形で、水素エネルギーを使っていくみたいな。
まあここで、最大の問題は、太陽光発電で水の電気分解によって水素を作る話になった場合の
コストの高さ
が問題になるわけですが、ここで
ネガティヴプライス
を認めていくのはどうでしょうか?
電気分解したほうが収入になる仕組みを作れれば多少なりとも水素生成コストは落ちるかと。
でもネガティヴプライスの期間って少ないよね?
みたいな声が聞こえてきそうですが、それはあくまで今だけを見ていての話かと。
今後太陽光発電は増えるのは自明なので、春、秋の昼間はほぼネガティヴプライスなんて状況も10年スパンだとありえない話ではないかと。
http://www.energy-forum.co.jp/eccube/html/user_data/clm_yajima.php?num=207
まあこんな形で、太陽光発電による水素生成が実用化できることは期待したいですね。
ただ、水素をまた水素発電などの電気に変換するよりは、
水素そのものを出来るだけ活かす
原材料などコストがかからず流通できる方法か、どうせなら
FCVとして動力として使うか、いざというときのFCVから住宅への給電に使うか、
できるだけ付加価値の高い方法で流通を立て付けてほしいですね!
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