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ホーチミンでバイタクにぼったくられた話。

8月19日の深夜から21日まで、ホーチミンに滞在していました。短い滞在だったので、観光地には行かずひたすら大好きなベトナム料理を食べていましたが、とても楽しかったです。

そう、バイタクにぼったくられるまでは。

事前に知ってはいた

ホーチミンに行く前の事前調査で、ベトナムにはぼったくりがすごく多いことは知識として知っていました。ですが、僕は東南アジアの旅行では基本タクシーやバイタクは使わず、配車アプリのGrabを利用するので移動に関しては大丈夫だと思っていました。

ぼったくられた経緯と手口

ぼったくられたのは、帰りの飛行機のために空港へ向かう際です。それまでは何も問題なく Grab Bike や Grab Car で移動していました。

ぼったくられなかった話

19日深夜にタンソンニャット国際空港に到着し、Grab でホテルまで無事に到着。次の日は、ベトナムのサンドイッチであるバインミーを食べに行ったり、夜はフォーを食べたりしました。バインミーの店に向かう途中、二人の中国人女性にツアーの話を持ちかけているバイタクのおじさんを見かけ、

フォーを食べに行った店からホテルまでは少し遠かったので、Grab Bike でバイタクを呼びました。40代(と彼は言っていた)の細身男性が来て、彼は英語と少しの日本語を交えてよく話しかけてくれました。「ちょうど君くらいの息子がいる」と。初めてのホーチミンで不安だった僕は、それで少し安心しました。その日は無事にホテルまで到着し、何事もなく眠りにつきました。

ぼったくられたられた話

21日の昼14時ごろに出発の飛行機に乗るため、午前10時頃にホテルを出て、軽く散歩したあと、Grab を呼びました。しかし、Grabのドライバーがなかなか来ず、路上で待っていると、前日に Grab Bike でバイクに乗せてくれたおじさんが話しかけてきました。

中国人か日本人どっちだ?日本人か!俺は中国人なら乗せないが、日本人なら乗せる!

普通ならバイタクやタクシートゥクトゥクのドライバーが話しかけてきても完全に無視するのですが、昨日のこともあって話を聞いてしまいました。そして何かよく聞き取れないことを言われてまくしたてられ、バイクに乗れと言われ、空港に送ってくれるのかな?もしかしたら無料?なんてアホなことすら考えていました。

手口

「あれはしゃぶしゃぶを食べられる店なんだぜ」

「この建物は日本の会社が建ててるんだ」

など、日本の話をしながらバイクを走らせてくれました。ホーチミンはバイクだらけで排気ガスがすごく、目に涙をにじませながら相槌を打っていました。

空港にも近くなってきた頃、運転手が急に歩道側にバイクを寄せて停まりました。何事かと思っていると、「ここでお金を払え」と言ってきます。よく聞くと、

Pay 2 million dong

と言っています。「2百万ドン??」これは日本円にして約9千円です。幸い(?)そんな現金を持っていなかった僕は「そんなにもってないよ!」と言いました。

じゃあ USD(米ドル)は持ってるか?日本円でもいい

僕は手持ちで千円を持っていましたが、ふつう、市内と空港間は Grab で500円ほどです。おかしいと思った僕は

高すぎる。そんなに払えない。

と言いましたが、

このバイクはお前のためにレンタルしたんだ!時間がないんだ!千円でいいから早く払え!

と。。。

僕も飛行機のチェックインまでの時間がなく、空港までそこから徒歩で行くのは厳しかったため、5分ほどの押し問答の末、1000円を払ってしまいました。

そこから空港まで走り、そこでも20万ドン(1000円)を要求されましたが、相場は10万ドンなので、何故か僕が値下げしてもらうという形になって10万ドン払って去りました(なぜなのか)。バイタクのおじちゃんは、「じゃあな!」と言って清々しくホーチミンの街に帰っていきました。

今思うと、中国人を乗せないのは、彼らが気が強いためぼったくりにくく、気の弱い日本人を狙うということだったのかもな、と思ったりして悲しくなりました。

空港まで合計2千円を払ってバイタクで行ったわけですが、東京なら都内から成田空港まで2千円以上かかりますし、正直そこまで手痛い出費というわけではありません。

お金よりも、旅先で少しでも心を許した人に嘘をつかれて裏切られたという事実に心が痛かったです。

ぼったくりの手口まとめ

さて、今までの話からバイタクによるぼったくりの手口をまとめると、以下のようになります。

・日本語を使うなどして、ターゲットを安心させる
・無駄にニコニコしてターゲットを安心させる
・適当な理由をつけて、目的地に到着する前に過剰な金を要求する

今考えると、空港についたら払うという風に押し切るのも選択肢としてアリかなと思います。無理だったら少し払って、空港についたら払わずダッシュ逃げるとか。

ぼったくられないために

東南アジアでは、タクシーをなるべく利用せずに Grab を利用するべきです。ぼったくり対策としてはもちろん、ある知人はカンボジアのプノンペンで声をかけてきたトゥクトゥクに乗車したところ、強盗とグルで身ぐるみ剥がされたという話でした。強盗対策にもなります。

Grab は、マレーシアで創業され、現在本社はシンガポールにある Uber のような配車アプリの東南アジア版です。Uber の東南アジア事業を買収しており、東南アジア配車アプリでは一強状態です。カンボジアでは PassApp というアプリも普及していますが、PassApp のドライバーは Grab も使ってるので、基本 Grab で問題ないです。セキュリティの理由以外で、タクシーではなく Grab を使う利点としては

・ネット環境さえあればどこにでも呼べる
・目的地や乗車地の指定がアプリで完結するので現地の言葉や英語を話す必要がない
・クレジットカードでアプリ決済できるので、慣れない現地の通貨を使う必要がない(もちろんキャッシュでも払えます)

などがあります。特にその土地に慣れていない人にはおすすめです。

初めて利用する人は、以下のリファラル(コード: GRAB9E37AYW5)から登録すると40THB (138円)の割引が受けられます。おそらく僕にもいくらから割引がもらえます。東南アジアに行く予定があって、「こいつぼったくられてかわいそうだな、自分はぼったくられないようにしよう」と思ってくださるかたはこちらから Grab を登録してみてください。

Grab は以下のリンクからダウンロードできます。ではみなさん、ぼったくりに気をつけて良い旅を。

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