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日々野いずる
2020年7月22日 21:11
人が死んだ思い出を標本のように並べ哀悼と言い換えればいいが愛でてさえいるかのように思い返す。自己が死に惹かれがちな質であるから、一抹の羨ましさが混じるが大部分は悲しさを覚える。君たちが死んでしまった世界を私はまだ生きている。恨み言を言っている。話すのが楽しかった。居なくなってしまって恨み言を言うのも仕方ないだろう。昔友達が死ぬとどんな気持ちがするのだろう、と想像したことがある。その時