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長い旅路の終わりは、新しい旅路のはじまり。

約2,200日という長い旅路を終えて、今日は終始家族と過ごしていました。地元は部分的には変わってはいるけれど、古い記憶のなかの街と同じ姿でした。

上海には感謝しかありません。
こういう仕事の第一歩を進ませてくれたことも、ロックダウンのなかでどう生き残るのかを学ばせてくれたことも、メンタルを強く保つこと、コミュニケーションを爆上げしてくれたこと、猫たちに出会わせてくれたこと、パートナーと出会えたこと、人と人のつながりの大切さなど、この6年がなければ、今の私は確実にいなかったです。

仕事は変わらずで、ただ拠点を変えただけなので、なにを大げさなと言いたくもなるけれど、あの上海という世界にもう自分がいなくなるのだと思うと、やはり寂しさはあります。

強い日差しから守ってくれるプラタナス並木やフランス租界だからこその風景、上海を象徴する超高層ビル群と、その対面にライトアップされる歴史的建造物群。

彼女から指摘されながらも頑張ってカメラマンを務める彼氏、そしてポーズととる彼女、夜な夜な行われる広場ダンス、5月20日にバラの花束を持ってデリバリーに走り回る配達員。

どんな上海も、この6年間は愛おしい光景でした。

ただ、「いつかここから旅立たないといけない」という気持ちは4年目以降から常に持っていました。
今でも思いますが、私にとって上海はあくまで異世界でした。私はずっと異世界から来た人みたいな感覚だったんです。だから、公私共にこのタイミングで旅立てたのは、本当に運が良かったです。私はラッキーですね。

終わりがあれば始まりがある。

上海での定住生活は終わりを迎えましたが、私の人生の旅路はまだまだ続きます。
上海で得た知識やスキルを、次は両国で還元していきたいと思っています。

日本ではゼロベースでの歩みなので、基盤づくりには時間を要するでしょう。そのために、新しいコミュニティに入ったりして日本で活動するためのアクションを起こし続けたいと思います。

日本でも、いきいきと働けますように!

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