菓子パン「イチゴスペシャル」をホールケーキにリメイクした
まるごとバナナの端材を利用したと思しき菓子パン「イチゴスペシャル」を、立派なホールケーキに仕立て直してやろうじゃないか、と思い立ち制作しました。以下、制作過程です。
スーパーでの出会い
「これ……クリスマスケーキの切り落としかな?」
「もしかして、これを合体させたらデコレーションケーキになるんじゃ?」
と思いついたのが事のはじまり。
――同じことを思いつく人が多数いた、と知ったのはもっと後になってからのことですが。
材料
ごらんの素材+生クリームです。
おもいのほかぺったんこです……。
この薄さをよく覚えておいてください。
――化けますよ。
いちごの選別
安いイチゴをゲットしたぜ!
生鮮野菜の鮮度にちょっと不安のある店で購入したうえ、数日経過したので、いくつのいちごが生き残っているか……。
生存確認をします。
小さいもの、潰れているもの、いびつなものと、トッピング用のエリートいちごを選別します。前者はケーキの中に敷き詰める用です。
安売りいちごは、パックの底の方に鮮度のよくないものや、潰れたものが入っていたりします。
そうでなくても上のいちごの重さで潰れやすくて、買ってから時間が経つにつれ、傷んだり腐ったりします。
ですかから、上から使うぶんだけ取り出さず、容器から全部のいちごを出して確認しましょう。
左側のものが、最初に選別した傷んだいちごです。
腐ったいちごは処分しました。
イチゴスペシャルを分解
三層構造のイチゴスペシャルを一枚づつ分解します。薄くて千切れやすいので注意して剥がします――が、ぶっちゃけ、あとでクリームを盛れば分からないので、なるべく破れないように、ぐらいの気持ちでOKです。
一層目。
円になるようにスポンジを配置、接合部にクリームをつけて接着、上部をクリームで被覆しました。
被覆したクリームの上に、スライスしたいちごを置きます。
中心部をよけて置いているのは、完成したケーキを切った際、角が綺麗にとんがるようにするためです。
目印にへこませてありますが、あとでクリームで埋めました。
また、外周にも1cmほど余裕を持たせて、いちごを乗せてあります。あんまり端っこにいちごを置くと、切った際に崩れやすいからです。
いちごを乗せ終わったら、クリームを塗って、なんとなく平らにします。
二層目。
円になるようにスポンジを置きます。下の段の接合部とは角度をずらしてスポンジを置くと分解しづらいと思います。接ぎ目にはクリームを塗るとスポンジ同士くっつきます。
二層目のいちご。一層目と同じ点に注意しながら配置します。
すべては切った際の美しさのために。
一層目と同様、いちごの上にクリームを、なんとなく平らになるように塗ります。
三層目。
最後の段のスポンジを配置。もうぐちゃぐちゃですが無問題。クリームを塗ればわからない。上面と側面に、きれいにクリームを塗ります。
ほらね? きれいでしょ? もうわかんない。
そして、デコレーション! 完成!
もう中身がイチゴスペシャルだなんて誰にも分からない!
完成
自作したケーキピックを刺して、完成!
どうよ。高そうに見えるじゃんね。
切り分ける際、ジャマになった中心のバラを撤去後、再構築。
花弁が少ないのは枚数を二分割したからです。
これが
↓
こうじゃ!