『日常の夏休み』の感想文へのアドバイス
※はじめに。このテキストは、noteのシステムに対応するために100円の有料になっていますが、感想文へのアドバイスは無料で読めるようになっています。購入の必要はありません。
Twitterで、
「小学生のみんなが、つばさ文庫の拙著『日常の夏休み』を読んで夏休みの感想文を書いてくれたらいいなあ」
的なことをつぶやいたら作家仲間の人が、
「伊豆平成さんが「『日常の夏休み』をつかった、読書感想文の書き方」という記事をウェブにでも発表すれば、おそらく、全国の、読書感想文が書けなくて頭を抱える小中学生が殺到すること間違いなし」
なんてつぶやくもんだから、よーし、だったら書いちゃうか!
と、調子に乗って、作者自らが「自分の作品の感想文を書くときのポイント」なんてものを書いてしまった。TwitterのTLで流れてしまうのが早いので書き残しておこうと思う。
もし、夏休みの宿題で『日常の夏休み』の感想文を書いてくれるお子さんがいたら、参考にしてください(あ、作品自体はちゃんとした児童書です。念のため!)。
※ネタバレというほどではありませんが、拙著・角川つばさ文庫の『日常の夏休み』の内容に言及している箇所があります。
----(以下、Twitterのつぶやきより、多少改訂)---------
【『日常の夏休み』で夏休みの感想文を書くときのポイント①】
・「私ならバラスで何を出したいか」を書こう!
「妖星バラスでは言ったものがなんでも出てくること」、「ゆっこたちが色々なものを出したこと(そのときどう思ったかも書くとより良い!)」を説明してから、「自分が出してみたいもの」を書いてみましょう。
【『日常の夏休み』で夏休みの感想文を書くときのポイント①続き】
・出してみたいものを書くときに、「そうするとお話がこう変わったかも」を書いていくと、より楽しい感想文になると思います。
例えば「弥勒菩薩が出てきたときに、阿修羅王も出していれば『百億の昼と千億の夜』になったと思います」とか。
【『日常の夏休み』で夏休みの感想文を書くときのポイント②】
・「どんなダジャレを書きこんだか」を書こう!
本の中に、読者が自分の考えたダジャレを書きこむ余白があったことを説明して(なぜダジャレを書くのかや、それをどう思ったかも書くとより良い!)、どんなダジャレを書いたかを具体的に書きましょう。
【『日常の夏休み』で夏休みの感想文を書くときのポイント②続き】
・なぜ自分が書いたダジャレを感想文に書くかというと、そうすることで「原稿用紙の文字数が稼げる」からです。
ですので「没にしたダジャレ」や、「こんなのを書けば良かった」なども書くとよいでしょう。なるべく長いダジャレを書くのがコツです。
【『日常の夏休み』で夏休みの感想文を書くときのポイント③】
・感想文の終わりに「夏休みの宿題の提出日について」書こう!
ゆっこが宿題の提出で困ったことを説明し(さらに自分の宿題はどうだったかを書くとより良い!)、文の終わりに「ゆっこのようにならなくて良かったこと」を書くと、感想文のよいオチになるでしょう。
【『日常の夏休み』で夏休みの感想文を書くときのポイント③続き】
・ただし「自分も、今書いている感想文が提出日に間に合いそうにないとき」や「感想文にオチをつけることを認めない、わからず屋の先生が担任のとき」は、このアドバイスに従ってはいけません。逆効果です。気をつけましょう。
「続き」のついてるほうは冗談半分ですが、ついてないほうは、わりと真面目なアドバイスのつもりです。
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