焼きそば
焼きそばは、カップのもインスタントのも蒸し麺の三袋パックのも好きだ。もちろんお店で食べるのも好きだけど。
楽しみ甲斐があるのは、麺だけ買ってきて(さすがに麺を自作してられません)、ソースは自分で、というパターン。日暮里にお墓参りに行ったときは谷中商店街の麺屋さんで焼きそば麺を買って、それで作るのが美味い。
今回作ったのは、先週のおかずのクッキングで見たピーマン焼きそばだ。
美味そうだったので、作ってみた。スーパーで蒸し麺と豚肉とピーマン買って、仕事で籠もってる間にパパッと作ってたんだけど……。
作りたくなったのは、美味しそうだったからだけではない。
ちょっと嬉しくなったからだった。
なぜなら……。
前々から、蒸し麺の焼きそばを好みの感じに作れないものかな~と試行錯誤していた。ネットで調べればなにかしらあったのだろうけど、考えるのが楽しい場合もあるので。
私の好みはどちらかというと「細麺で、しっかり焼いてる感じがして麺にソース味がしっかりついてるやつ」だ。太麺でもっちりのも、嫌いだから食べないとか認めないとか、そういう狭量なことはないけど。
で、去年の今ごろ、「弁当なんかに麺だけの焼きそばが入ってるけど、あれはわりと焼きもソース味もしっかりしてるよな」と気づいた。
ならば、麺だけにソース味をつければよく、焼きも麺だけをしっかり焼けばいいはずだ……と考え、実験してみた。そのときはゲムルで調理していたので、野菜はレンジで加熱してあとで加える……という手も使ったが、ともかく、この方法が実に好みのタイプの焼きそばが作れると解った。フライパン一つでやるときは野菜を周りによけて真ん中にスペースを作ってから麺を焼けば、ほぼ同じ効果が得られる(ちなみに、麺を先に袋ごとレンジで温めるのは前からやっていた。蒸すための水は使わなくても、少量の日本酒でもいいのも)。
そして、ピーマン焼きそばである。
おかずのクッキングは大好きな番組で、毎週見ているが、ソース焼きそばの美味しい作り方~と土井先生が始めたのが、「具と麺をべつのフライパンで炒めて、あとで合わせる」方法だったので、「おお! 去年思いついた方法は正しかったのか」と、なんだか嬉しくなってしまったのだ。
レシピではとんかつソースとウスターの混合だったけど、とんかつソースがなかった。で、お好みソースとウスターソースと醤油少々で対応したが、すげー美味かった。フライパン二つは、ちょい面倒だけどね。
……と、これが金曜の晩。
さっき、夜食にもう一袋買っておいたので作ったけれど、ふと思いついて、青海苔や七味と一緒にスーマックをかけてみた。
ずっと前に、今はもうないペルシア料理の店によく行っていたころ、「これかけると美味しいよ」とお店の人に教わったスパイス。けっこう好き。
最近、日暮里のザクロで売っていたので買ってあったのだ。
味としては「ゆかり」に似てて、赤くて酸っぱい。紅ショウガが合うんだし……と思ってかけてみたが、なかなかいい。
今回は、おかずのクッキングのレシピ通りにやったけど、最近よくやっている「焼き時間をじっくり長めにして麺の表面がカリカリなソース焼きそばにする」方法でも、ピーマン焼きそば作ってみよう。
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