嘘ゲーム日記『すいへり~べ!』第2部
※Twitterで不定期に続けている架空のゲームのプレイ日記のまとめです。
※ひと固まりの文章は一回分のツイートで、本来、各ツイートの冒頭には「#嘘ゲーム日記 『すいへり~べ!』プレイ中。」とついていたものです。
※各ツイートの合間にある「※」のついた文は、編集時につけた注釈で、公開後も追加されることがあります。
第二部:ジャンプ3 ハーニオン→コラウ(トルアダ系)編
初めて他星系に! ジャンプ3(トラベラー的表現)で行ける隣の星系は3つあってそのうちのハーニオン系へ。
「ハーニオンの惑星ラジオは上品ね。悪くないわ」
「それはよかった。“連合”の古い芸術を保護している大学もあるぞ」
「まずは鉱石でしょ」
2月は忙しくなりそうだから、ゲームを中断せざるを得ないだろうな。ペースを落としてはまらないようにすれば……いや、無理だな。携帯ゲーム機のゲームなわけだし、マイペースでもべつに構わないんだけどね。
惑星ハーニオンで初めての宇宙港に降り、鉱石の売り手を探す。船倉の鉱石はかなりの量。本当に〈プカプカ〉も大きくなったものだなあ。そろそろ乗組員の雇用を考えないといかんのだろうか。「私ひとりでできるわ」とか言ってるけど。そうもいかんよ。
工業惑星でもないし、あまり期待はしなかったがまあまあの値段で売れた。量が多いから利益もそこそこ。ジャンプの訓練のためしばらく生活を維持できる現金があるとはいえ助かる。ハーニオンはソリス大学が有名だが、セイロと比べるとのんびりした印象。
音楽だけでなく、絵画や演劇にも興味津々の〈プカプカ〉に、オンラインの聴講コースを勧める。
その間、こちらは乗組員を募ることにした。客室も増えたので客船業務も始めたい。やはり船医ぐらいは必要だろう。専門知識があれば医務室の成長も進むし。
〈トラビス〉事件~海賊までの流れは予想外で焦ったと書いたが、結果オーライだ。意志力や判断力がついたし、〈彼女〉が勝手に始めた外殻の強化は船体成長とバランスがとれている。ま、武器とやらは未だに何なのかわからない未熟状態で場所ふさぎだが。
※この武器については未だに正体不明。ときどき、不思議な効果を発揮する。
船医は宙員会館であっさりと見つかった。あのオルビクが流れてきていたのだ。「やり過ぎ」感はあるものの、別の船医を雇ってしまってセイロに戻ったとき微妙な気分になるよりはずっといい。ランダムイベント統合システム(ご都合主義ともいう)万歳。
※宙員会館は、キャラ作成時に入会できることがある。自キャラは会員。中程度レベルまでの宇宙港にはたいていこの団体の施設が存在する。
設定関連。生体宇宙船で、超巨大宇宙船になるには数百年かかる設定。だから巨大貨物船や宇宙戦艦などの大半は通常の(というのも変だけど)非生体宇宙船でジャンプなどの機動力は劣るが容量や戦闘能力は高い。周りのデカ物がみんな話しかけてきたら厄介だもんな。
※非生体宇宙船はゲーム内では「機械船」の呼称が一般的。
設定関連。その上、数百年も成長を続けられる船は希らしい。成長の仕方によっては船体だけを極端に大きくしたりできるようだけど普通がいいや。この辺の設定はゲームバランスとの兼ね合いなのだろうな。戦闘用に仕上げれば、戦艦ともそれなり渡り合えるようだし。
だいぶ長くなっているので、前につぶやいた設定関連の日記を再ツイートしてみた。生体宇宙船のとこはなるべく丁寧にいきたいもので。うるさいこと言ってすみません。
忙しかったので待機状態でいた。
ログを見たら、「通常業務」以外に「読書」と「音楽」が。
自分の鼻歌に触発された?
「歌っている時は気分良さそうですから」
「聴かせてくれる?」
「絶対だめです」
これ、スキルが付くまで聴けないのかもなぁ。
宙員会館で、一杯やりながらオルビクと会話が弾む。
「生体宇宙船のパトローネは、たいてい〈船〉を子供扱いするもんだ」
「傍から見るとそう見えるかもな。だが少し違うんだ。少しね」
「そんなものかね」
「ああ」
うむうむ、そうなんじゃよ。たまらんね。
いきなり、若い女が話に割りこんできた。
「なによ気どっちゃって。〈船〉のパトローネなんて、ただの変態でしょ。自分好みに育て上げて、嫁にしようってんだから。それも人間じゃなく、宇宙船をね!」
って、宙員会館でもランダムイベントがあるのかよ。
「これまたひどい偏見だ」
「ふん、〈船〉を抱けなくて自殺した船長を知ってるわ」
美人で身なりも良い女だが相当酔っている。
「パトローネはみんな同じよ」
「そんなことはないさ」
「お嬢さん、少し飲みすぎだね。解毒剤でも処方しよう」
「結構よ!」
ハーニオンからの出航準備。積み荷は美術品を購入。〈プカプカ〉が親しくなった美学生たちのおかげで良い仕入れができた。
「バーチャルで短い演劇にも参加してみたのよ。本当なら、〈船〉の役をやりたかったけれど」
「たしかにそれは面白そうだね」
生体宇宙船が、生体宇宙船の役で劇に参加するなんて面白そうだ。
「絵画も試してみたわ。電子上でのものだけど」
「グラフィックの能力を使えば簡単じゃないのかい」
「そういうのとは少し違うのよ、少しね」
「いい答だ。わかってるね」
「ところで……」
「ところで、あの客にはもううんざりよ」
〈プカプカ〉は特等の乗客におかんむりだ。
「まだ出港もしてないのに?」
「だってあの人……」
「全特等客室分の料金を払った。チャーターも同然だぜ」
「こっちだって、客を選ぶ権利はあるわ」
まったくだね。
でも、支払い額が魅力な上、どんなイベントなのか楽しみでつい受けてしまったのだ。すまぬ〈プカプカ〉。
「あの人、いちいち私のすることに文句をつけるのよ。それにパトローネのことを毛嫌いしてるみたい。失礼だわ。だったら乗らなければいいのに」
そう。流れで、例の宙員会館で絡んできた女性を特等船客(しかも3部屋貸切+α!)で乗せることになったのだ。
何カ所か彼女の指定するハーニオン周辺の星系を巡ることになる。料金の上乗せは行き先を限定される分だ。面倒な客だが金払いはいい。
もちろん乗客の素性はある程度調べる。名前はルシー・ディノク。ディノク家はポントス星系の有力貴族らしい(オルビクの情報)。
貴族のお嬢様(って未成年とかではないが)が、物見遊山かと思ったが、本業は科学者らしい。金持ちの道楽だろうけど。
あと、ルシー嬢はマルガという屈強な女ボディーガードも連れていた。
乗客の船内所持は厳禁だから武器類は預かったが、明らかに高重力惑星の出身だ。こういうのを見越して自キャラの出身星もそうだから対抗できなくはないが、やはりプロは強そうで怖い。
「ま、きみがジャンプの調整を終える頃には下船してるさ」
「ここの大学にはまた来たいんだけど」
「それは美術品の売れ行き次第だな」
「だったら、せいぜい高く売りつけてもらわないとね」
「もちろんだ。ほら、お嬢様が呼んでるぞ」
「やれやれだわ……」
なんでそんなお金持ちが客になったかというと……。
自家用の機械船がドライブの故障でハーニオンに寄港したらしい。ここでの修理は時間がかかるだろうからなあ。金払いはいいんだが、あまり顔を合わせたくないので船長室に引っこんでいよう。
「あんたたちパトローネは、昔話のピノキオみたいなものよ。鯨の腹の中にいるね」
「ピノキオは鯨と心を通わせちゃいなかった」
「だから違うとでも?」
「お嬢様、お酒はそのくらいで……」
マルガが、今の内にラウンジから出るよう目で訴えてくる。
いちいち癪にさわるイベントだ。これまでの客船業務でも、お客とのやりとりはあったが(印象に残る人もいたし意外な再登場もあるだろう)、ことあるごとに生体宇宙船とパトローネの関係を邪推して(ある種、痛いところでもあるのだが)くる。変な女だ。
嘘ゲームではあるが、わりと「毎回の状況は後先考えずに投げ出して書いてしまい、どうするかは近い未来の自分に任せる」ということをしている。過去の自分に「なんでそんな状況にしたんだよ!」と突っこむことしきり。意外とゲームとして成り立っている感じ。
ハーニオン星系を発って、ジャンプ2(トラベラー的表現)でトルアダへ。
ジャンプ3の能力を有するのはセイロでは当たり前だが、そこから出れば1~2で行ける星系伝いの航路が当然なので、〈プカプカ〉は標準以上の〈船〉という評価を受ける。いいね。
トルアダ星系の第四惑星コラウに着陸。
ここはルシーの指定した惑星。工業惑星なので美術品の値段はいまいち。できれば主星のトルアダで売りたいところ。同じ星系だから、ブローカーを通せばここでも高く売れるかもしれないが……手数料がなあ。
携帯ゲーム機のゲームにしたおかげで、多少の矛盾や重なったできごと、ネタかぶりなどが起こっても「個々のゲームでの出来事」として扱えるので便利だ。「ほほう、大地を探す男、そっちではそこで出ましたか~」みたいに。
もちろん、かみ合えばより美しいが、そこを求めすぎてもつまらないし。
※「大地を探す男」は「土くれ」とか「地面」を探していると言われることもある。「地球」を知らないかと人に聞くので、そう呼ばれるのだ。要するに、E・C・タブ作のSF小説・デュマレストサーガの主人公、アール・デュマレストのことだ。
ルシーは護衛と出ていった。「次の出航は一週間後よ、待機して」だと。
他の乗客を降ろして、ひと息つく。〈プカプカ〉はその間に働いていたらしい。
「美術品専門のブローカーが何人か連絡を取りたがってるけど?」
「手際がいいね」
「高く売らなきゃね」
ここでルシーを置いて他星系へ逃げられるのかな? まあ、やらないけど。
ブローカーの手数料はやはり高い。
「トルアダでの売値を調べてからでも遅くないぞ」
「やってみるわ。でも、あの女はどうするの?」
「一週間で戻れなければ待ってもらうしかない」
無理して売らなくても、ルシーの支払いとジャンプの訓練期間用の蓄えで旅は続けられるんだが。〈船〉を成長させる物資を買うには都合が良い。
「猛スピードで往復するわよ」
「頼もしいね。じゃ、商談も航行中に進めよう」
「ええ。そっちは任せるわ」
ジャンプドライブの成長は今のところ3で充分なので抑えている。セイロを発ってからは通常ドライブを育てていた。〈彼女〉の自信は、その現れだろう。実際、セイロ~クタ間を飛んでいた頃とパワーは段違いだ。コラウ~トルアダ間は一日もかからない。
「ひさしぶりに、のんびりできるわ」
「まったくだ」
「急いで飛んでる最中に言うのも変だけどね」
ルシーの相手をしている間は歌わなかった〈プカプカ〉が、鼻歌を奏でる。
「なるほどね。あんたたちは、ノルズ船長と〈トラビス〉の関係とは違うんだな」
オルビクが会話に混じった。彼は船医だが、他の仕事も割り当てているのでよくブリッジにいるのだ(二等客室がまだないから、いざって時しか船医の出番がない)。
「〈彼〉はどんな船だったの?」
「〈トラビス〉は大人の船だったが、船長の子供だった」
「船長の言うことをよく聞く良い子ってわけだ。俺の知る限りでは自分の意見ってのはほとんど言わなかったよ」
「それで〈彼〉は辛そうにしてたの?」
「まさか」
「なら、それが〈彼〉の居場所だったのよ」
「辛そうな姿を見たのは、最後のときだけだった」
〈トラビス〉の最後は〈彼女〉の記憶装置にも鮮明に残っているはずだ。あまり良い影響を与えないのでは……と思ったが、船荷の値段交渉を始めてしまって口をはさめない。オルビクは話し続けている。
「ビームは最初に船長室に命中し、ノルズが蒸発した」
そう、船長の葬儀は彼の遺品を流したのだ。
「その後すぐ〈トラビス〉も、あの頑丈な中枢部に直撃を受けたが、あれは〈あいつ〉がわざとやったような気がするんだ」
「可哀想な〈トラビス〉……」
「あのお嬢さんが戻っても、この話はするなよ」
「そうね」
まだ値段の交渉途中だが、中断して寝るとしよう。
交渉成立。トルアダで美術品を売却。なにか仕入れたいがその暇はない。工業惑星のコラウで仕入れた方がいいかも……と、船倉は空のまま、途中ガスジャイアントに寄って燃料をスクープして(味が悪いので〈彼女〉の好みではないが)、コラウにとんぼ返り。
※ガスジャイアントの成分を燃料にすくい取るのは無料だが、未精製で使用するためジャンプドライブに故障が生じることがある。精製燃料は有料。
ややっ、また日記書くプレイヤーが増えている? 意外とプレイ人口の多いゲームだったのだなあ。生体宇宙船は、一惑星と軌道上を往き来するシャトルぐらいの小さな船から育てていくのが王道ですが、スピードコースもありですな。色々できるゲームみたいだし。
「あのバカ女のケツを蹴り上げて、外へ叩き出してやるといいんだわ!」
「まったく同意見だ。だが、言葉づかいにはきをつけてくれよ。きみは上品で清楚な自由貿易船なんだから。そうだろ?」
「我慢にも限度ってものがあるでしょ。あなたがせっかく……」
〈プカプカ〉の怒りは収まらない。
コラウに着いてすぐ、破格に安値のヴォルクォーツを買い付けた。交易品にもなり、〈彼女〉のジャンプドライブの成長にも不可欠の物資。ほくほくしていたらルシーが巨大プラント持参で戻り、船倉を空けろと言い出した。
ハッチを開けろとルシーが怒鳴っている。
「特等船客が使える貨物量を遙かに超えている。船長としてきっぱり断るさ」
「言い負かされそうになったら、〈船〉として助太刀するわ」
「頼もしいね」
また、生体宇宙船とパトローネの仲を揶揄されるだろうけど。
ルシーと交渉か。気が重いね。
「そっちの貨物分の代金なら払うわ。さっさと空けなさい」
「そういう問題じゃない。それに、もし乗せるなら積み荷の説明を要求する」
「私が設計してここの企業に制作を依頼した宇宙船の動力プラントよ。危険はないわ」
封印を解除させて〈プカプカ〉に走査させたが、たしかに危険物ではないらしい。
このイベント、やけに引っ張るな。どうするか。この量でこの値段のヴォルクォーツを手放すのはあまりに勿体ないし。ジャンプドライブの成長は今は必要ないとはいえ……。
なにかうまい解決方法はないか……とりあえず風呂でも入って考えよう。というわけで中断。
※こういうときは本当に入浴している。
今日はちっともゲームができなかった。明日の合唱の練習は航海の最中にさせているからいいけど。さて、厄介な客の貨物をつっぱねるかどうするか……で、中断してまだ悩み中。
※合唱とは、他のプレイヤーと会うので通信して〈船〉同士で合唱させる約束をしたこと。
プレイ日記を書くプレイヤーが急に増えてて驚く(嬉し~!)。設定を系統立って書いているわけでないから、内容のシンクロ率は下がりそうだが、 嘘ゲームなんでそんなに気にしないでもいいかと。一応、オフラインの携帯ゲーム機のゲームであるという設定です。
※この頃は本当に増えていた。妄想だけでゲームを続けるのはけっこう大変だと思っていたが、みんな平気でできるんだなあと感心していた。
ミクシィをやっている人は、こちらが参考になるかもです。しなくても大丈夫ですが。http://t.co/gqpybqQ4
※このアイデアはだいぶ前からあったんだけど、少しまとめてみる~って書いたやつ。まあ元ネタですね。でも、『すいへり~べ!』を始めてから増えた項目もあります。
世界観が合っていてシステム的にもシンクロしているとより楽しくはあるが、「個々人描く『すいへり~べ!』」を見たいとも思っているので、私も取捨選択して自分のゲームを進めていきます(ていうか、本筋とかはないから、ただ旅を続けるだけなのですが)。
#嘘ゲーム日記 質問されたので説明。ここは「やりたいなあと思っていながら現実にはない色々なゲームの日記を、やってるふりしてつぶやく」タグです。例えば私の場合、『すいへり~べ!』で、「トラベラー」と「歌う船」と「デュマレスト・サーガ」を知った頃からずっとやりたかったゲームでした。
格安のヴォルクォーツをあきらめたくない。相場の二倍に当たる追加料金(この量だから、しばらく楽ができる金額)で補填するなら、貨物のスペースを作ってもいいと提案すると、さすがのルシー嬢も難色を示す。
「わかったわ、船長」
「船を変えるかい?」
「命令じゃなく、これはお願いよ、船長。私はこのプラントを故郷のポントスまで運びたいの。船を変えるひまはないし、早くここを発たないと……」
この女が頭を下げるとは!
「ふうむ」
「積んでもいいけど、条件があるわ」と〈プカプカ〉が口をはさむ。
おい、ヴォルクォーツはどうするんだ? と思っていると、〈彼女〉が妙なことを言う。
「船倉には少し余裕があるの。ヴォルクォーツを移せばプラントも積めるわ」
まさか。無理だ。プラントは分割できないんだから……。
「いいわ、条件を言って」とルシー。
「これから降りるまで、パトローネの悪口を言わないで頂戴。たとえ特等船室のお客様でもね」
「〈船〉のくせに……」
「そういうのも無し。私は、あなたと同じで生きているんですからね」
「船長としてもそれで異存はない」
ただ、船倉に空きがあるのか?
ブリッジで調べると、確かに容量が増えている。表示されていない未成熟の積載可能スペースが二つ、船体中央にあったのだ。
「一つは、例の武器成長点か……」
<彼女>が怒りに任せて成長させたもので、未成熟だが外郭との隙間に空間ができていたのだ。
電車の中でこのゲームするの初めてかも。
イベント中は、忙しくて見られなかった。帰りの電車で〈プカプカ〉たちの合唱の様子をリプレイで眺める。歌を趣味にしている〈船〉が超光速通信で集まっただけに、悪くない出来映えだ。来てくれた人に感謝である。
コミティアでゲーム機の通信をして、“連合”賛歌「彼方へ!」を合唱した〈船〉のみなさん、ありがとうございました。合唱すると知り合いになれるのですね。〈プカプカ〉と知り合ってくれてありがとうございました~。
※実際のコミティアで、#嘘ゲーム日記 を書いている人に何人か会った。現実と架空の害のないリンクである。
〈プカプカ〉が示した空きスペースにヴォルクォーツの一部を収納。ルシーのプラントを船倉に納め、早々にコラウを離脱。
合唱イベントはその後に起きた。宇宙に響く「彼方へ!」の合唱は、なかなか感動的。ルシーは何か言いたげだが、さすがに黙っていた。
しかし。武器はまあいいとして(完成しないのは問題だが)、もう一つのここのスペースはなんだ? もしかして……。〈プカプカ〉に聞くのはやめておこう。プレイヤーは気づいてなかったが、パトローネとしては知っていたはずだし。うむ。
医務室で二等客室について相談。
オルビクが〈プカプカ〉の新たな器官について「俺は生体宇宙船の生態は詳しくないが、人間と同じく〈彼女〉も成長してるんだな」と。
まだ分化してないが、大人の生体宇宙船になっていくのだろう。大事に見守りたい……。
大事に見守りたい……とか言いつつ、どんな器官になるかわからないところにまでヴォルクォーツを積載しちゃってるんだが。平気なのか?
早くルシーの仕事を終わらせたいものだ。
2012-01-31~2012-02-06
テキストを読んでくださってありがとうございます。 サポートについてですが……。 有料のテキストをご購読頂けるだけで充分ありがたいのです。 ですので、是非そちらをお試しください。よろしくです。 ……とか言って、もしサポート頂けたら、嬉しすぎて小躍りしちゃいますが。