【雑記】執筆近況とタモリの名言から学ぶ逆接の常套句
いつもありがとう、出雲黄昏です。
物書きの皆さんこんにちは。安心していい。僕は書けていない! 仲間だよ。(お前と一緒にすんな)
ゴールデンウィーク最終日、5/6のこと。9時間机に向かって執筆したにも関わらず執筆文字数、わずか500文字! ゴ、ゴヒャクモジ!?
毎時55.5文字 1分間に1文字。
己に嘲笑、自作に合掌、時期尚早。YO!
てなこと(?)で、それから人さまの文章を積極的に摂取して、勉強させていただいていたわけです。
他の作家さんの文章に触れると。面白い構成、巧みな表現、属人的な文体、などなど感じながら、商業作品からネット小説、エッセイなどを拝見していました。
で、色々と学ばさせていただきまして、怠惰な暮らしに反省して、文學界新人賞の応募用に書いていた35000字の、ゴールデンウィークにせっせと書いた、努力の結晶を泣く泣く捨てまして、叙述トリックを使った短編ミステリーを書き始めましたら1000字でギブアップ。それから開き直って、好き勝手書こうと決心しまして、かるーく執筆しようと5000字くらいを目処に本文を走らせましたら、執筆中に構想が膨らみすぎて、あれこれ作中に詰め込み、10000字を超えまして、あーやべえ、収集つかない。などと考えながらも思いのままに筆を走らせると、さらに終わりが見えなくなり、書き続けると、これまた筆が止まって書けなくなったのでした。(早口)
さて、執筆モチベーションを維持する。これはとても難しく、本業のかたわらで物書きするなら対処しなければならない問題です。
自分の経験則から思うのは、趣味だろうが、本気なら、苦しい場面があるという前提で臨まなければならないということ。人間とは怠惰な生き物です。
そんな趣味的なものに対して、タモリが「真剣にやれよ。仕事じゃないんだから」ということを言ったとか、言わなかったとか。
なんとなーく、ずっと記憶の片隅にこの名言が残っていました。
無責任な大人だな。とか、そんなふうに思っていましたが、次第に言葉の意味もわかりはじめました。
仕事、社会は自分がいなくても動くし。スティーブジョブズがいなくても、アップルは続いています。
こと自分を冷静に評価したら、社会でバリバリ活躍しているつもりでも、実際たいそうな存在ではないんだな。と、うつむいてしまいます。
地べたでは蟻たちがせっせと働いていて、ああ、自分の存在価値はどこにあるのか。
などと、迷宮に迷い込むのが定番です。
ときに、息抜きも大切だよね。とかいう大義名分で趣味(遊び)に没頭しようとするも、長続きせず飽きて終わる。
「時間がない」とか「忙しくて」なんて言い訳を重ねながら。
運動、演奏、創作など、この手の能動的な趣味は、続けていく上でモチベーション管理が重要。
継続は力なり、です。
ここでベクトルを変えまして、タモリの名言
「真剣にやれよ。仕事じゃないんだから」
を、物書きの視点として新たに感じるのは、その言葉の強さ、です。
現にこの言葉を知ったのは十年前だったと記憶しています。
それだけ強く印象付けられる、言葉の強さ。その理由はどこにあるのか。
気になりませんか。
答えは「真剣にやれよ。遊びじゃないんだから」の逆説。
つまり、逆説の常套句。
これは強く心に響きます、響いてしまいます。
他に例を考えましょう。上で書いた「継続は力なり」。これを逆説的に表現すると、
「継続は非力なり」とか「三日坊主は力なり」とか、そんな具合だろう。
座右の銘「三日坊主は力なり」です。なんて自己紹介する人がいたら、引きが強いですね。
あなたの物にも、逆説の常套句、活用してみてはいかがでしょう。
そんなこんなで、まあ、あれこれ考えるも、自分の執筆は失敗続きです。
今書いている作は、失敗作から得たものを教訓にして、それなりに面白いのでは。と思えるくらいには書けているので、近々アップできたらいいな。と。