見出し画像

格闘技界の”煽り合い”は必要か?それを面白がる視聴者で良いのか。

ちょっと前になってしまったけど那須川天心選手と武尊選手のTHE MATCH2022凄かったですね。
私は武尊選手を応援していて負けてしまったけど感動しました。
終わった後の悲壮感。

格闘技が好きでよく観ますが、毎回ちょっとだけ思う部分があって、今日はその事について書こうと思います。

試合前の記者会見で乱闘が始まったり、選手同士の煽り合い。

あれだけ試合前にバチバチだったのに、試合終わった瞬間から両者で称え合ったりするので、格闘技界を盛り上げる為の演出的なのもあるのだろう。。

だけど、
試合前の煽り合いって本当に必要なのだろうか?

正直、視聴者は観ていて面白いと思う。
私もついつい観てしまう。
けど、あれを観て面白いと思って良いのだろうか?という違和感もある。

格闘技を盛り上げるため、当日の試合を最高潮にするため
格闘技をもっとメジャーな競技にしたい。
そんな思いが選手にはあるのだろう。

実際、THE MATCH2022がフジテレビで地上波放送ができなくなった時に、多くの選手が「これから格闘技に興味を持って始める子ども達のため」
と抗議をしていた。

では、あの試合前の煽り合いを子ども達が見てどう思うのだろうか?

試合前の乱闘や煽りをみて”格闘技をやりたい”と思うのだろうか?
おそらく乱闘したいと思う子どもは少ないですよね。

そして、これが格闘技以外のスポーツだったら、出場停止か罰金のようなペナルティーがあると思います。

けど、格闘技だから許される「場外乱闘」

なんか少し、違和感がある。

視聴率が関係しているのではないかな、とか。
乱闘が起きた方が、テレビの前の視聴者は面白がる。
話題になって視聴率が上がるという効果を大人は期待しているのか。
とか思ってしまう。

本当に子ども達の為なのでしょうか。
なんか矛盾しているような気もする。

う〜ん、でもちょっと待てよ?
少し考えたら、

格闘技選手同士の試合前の”乱闘や煽り”をみて”面白がる”という感覚。

ネットの中で何か気に食わない投稿をみた時に”誹謗中傷”をするという感覚。
もしかしたら、これは同類じゃないだろうか。
(書いてて違うかもしれないと思ったが、、笑)

”乱闘や煽り”をみて”面白がる”という感覚
テレビの向こうだから楽しめるけど、私生活の中で目の前で乱闘があったらどうだろう?私だったら”面白い”という感覚にはなれない。
大体の人は怖がるのではないだろうか。
その場から離れる人が多数ではないだろうか。
それが、映像だと”面白い”に変わってしまう。

ネットで”誹謗中傷”をするという感覚
ネットの向こう側だから、特定の人に向けて誹謗中傷やアンチコメントができるけど、自分の目の前にいても同じことを言えるのだろうか?
多分、目の前にいない人に向けた陰口などに似ていて、大体の人は本人の前では”言わない”だと思う。
それがネットの中だと、言えてしまう。

どちらも、現実社会とかけ離れている場所だから、普段と違う言動をしてしまう。
安全な場所にいるという安心感。

武尊選手が負けた後に、記者会見でうつ病とパニック障害を公表した時もアンチコメントが多数ありました。
私にはその感覚が理解できないなぁ。テレビだろうが、ネットだろうが向こう側には生身の人間がいる。


イチローがCMで言っていました。
「あなたは人の悪口を言いますか?」

悪口をその人の前でも言えますか?

「本人の前で言えないのであれば、悪口は言ってほしくない」

私は悪口だろうが陰口だろうが、いずれ自分に返ってくると思っているので、言わないようにしています。

ちょっと、格闘技の煽り合いから話が逸れてしまったが、日本のメディアは「良いこと」よりも「悪いこと」のニュースが多い気がする。
ネガティブニュースが日本のメディアに多いのは、次回以降に考察してみようと思います。

いいなと思ったら応援しよう!

今泉 俊昭|人生が変わりそうな予感
記事を読んでいただきありがとうございます!あなたの「いいね!」が、私の幸福度をアップしてくれます。応援いただけると、とても励みになります!