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なぜ「着服」は起きるのだろう

たまに飛び込んでくるニュース
「着服」
これを読んで想像するのは”会社や他人の金品などをひそかに盗んで自分のものにしてしまうこと”ですよね。

生徒会の会計を担当していた教師、190万円を着服し、懲戒免職
会社員が自身の会社の制作費を1600万円横領していて、懲戒解雇

着服ニュースの例

などといったニュースが頻繁に流れていく今の世の中ですよね。

なんで絶対にバレるようなことをしてしまうんだろう?
そもそもなぜ、「服を着る」と書いて「着服」なのだろう?

みたいな事を考えていたので、noteに書いてみようと思う。

▽着服をしてしまう理由

そもそもなぜ人は着服という行為をしてしまうのか、ChatGPTに”人が着服をしてしまう理由”を聞いてみた。

  1. 誘惑と機会: 誘惑と機会が揃うと、人々は着服を行う可能性が高まる。例えば、金銭や財産にアクセスできる職場環境での誘惑や、組織内での不正行為を隠蔽しやすい状況などが考えられる。

  2. 責任の欠如: 着服を行う人々は、自己の責任感や倫理観が欠如している場合がある。特に、組織文化や指導者の倫理観が曖昧である場合、個々の行動が容易に曲げられる可能性が高まる。

  3. 経済的困窮: 経済的な困窮や個人の生活の困難が、着服行為の誘因となることがある。金銭的な圧力や欲求を満たすために不正を行うケースもある。

  4. 監督の不備: 組織内の監督が不十分であったり、内部統制が弱い場合、着服や不正行為を見逃す可能性が高まる。監査の不備や管理体制の脆弱性が問題の根源となることもある。

  5. 文化や価値観の影響: 社会や組織の文化、価値観が着服行為に影響を与えることがある。特定の業界や地域で着服が横行している場合、そのような行動が一般的であると誤解され、着服が容認される文化が生まれることがある。

なるほど、幾つも原因がありそうです。

最後の組織の文化や価値観の影響に関しては、今までの私の経験の中で考えると、飲食店でアルバイトをしていた時、金銭ではないけどお店の食べ物をこそっとつまみ食いをした経験があるので、これも着服をなりうるわけですね。
「先輩みんながやっていた」これが着服の原因にもなりうるわけだ。

▽経済的困窮も大きな原因

これは大きな原因になっている気がします。
しかし、着服してしまう人は組織に所属していて、生活ができないくらい困窮している人ではない場合が多いという部分に注目。

きっと給料はもらっていけど、それだけでは足りない、満たされていない人なのだろうか?
もしくは、働いているけど給料をギャンブルなどに使ってしまっていたり、アルコールやホストにハマってそれを満たすためにお金が必要だ、なんて事もありそう。

依存症ケースは置いておくとして、バブル崩壊後日本の経済は停滞し、国民の賃金の増加が鈍く、それらを「失われた30年」などとも言われています。

30年間、国民の賃金の増加は緩やかだったけど、社会は急激に変わった実感がある。
特にテクノロジーの進化は著しく、昔はかからなかったお金が今は必要な時代である。
例えば、生活困窮していてもスマホは一人一台は持っている。
それらをストレスなく使うためのwi-fiなど、そこにかかる通信費は昔はなかっただろう。稼ぎのない子どもの時からそこにお金はかかる。
他にも動画配信や画像や動画編集ソフトなどの様々なサブスク。ゲームにかける課金など、30年間で国民の給料の増加は緩やかだったけど、毎月通帳から引かれる固定費は急激に増えている。それにプラスして様々な物価も高騰している。
「給料入ったばかりなのにもうこれしか残っていない」みたいな事ってよく起きていますよね。
国民の大部分はプチ生活困窮に陥っているのかもしれない。

30年前と比較をすると今はそんな状態で、幸福度を高める旅行や娯楽に使えるお金が減り、幸福度を下げてしまうネット依存に陥っているのかもしれない。

様々なストレスや生きづらさもまた「着服」をしてしまう理由の一つなのかもしれない。

そしてなぜ、「服を着る」と書いて「着服」なのかはわからなかった。

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