私の呪いをといてくれた彼氏の話。
私の彼氏は一日に一回は絶対に「かわいい」と言ってくれる。
今日髪の毛さらさらじゃない?かわいい!
メイクいつもと違うね、かわいい!
いつもかわいいけど、今日はその倍以上かわいい!
半同棲生活を初めて二か月と少し。遠距離恋愛をしていたころもLINEでの文面や週に何回かする電話でも時折この言葉をかけてくれていた私の彼氏だけど、最近はそれが顕著で。
勿論一緒の家に住んでいるから、遠距離中の時よりも会話は増えるし、お互いを見る時間も増えるのだけど、それにしてもかわいいを連発してくる。
別に悪いわけではないし、言われるたびに嬉しいのだけど、この間は思いっきりくしゃみをした瞬間を見られ恥ずかしがっているところを暫くかわいいかわいいと言われ続けた。思い出すだけでも恥ずかしい。
とまあこんな彼氏のおかげで私の自己肯定感は爆上がりで。
コロナのおかげで思うように外出してショッピングや、飲食はできないものの、メンタルは健康そのもの。大学の課題も終了し、少し時間もできてきたので在宅中の彼氏に健康的な食事を作ったり、土日は一緒に料理をしたり、空き時間に宅トレをしてみたり。心身ともにいつも以上に健康状態です笑
そんな彼氏は時折私がご飯をほおばっていたり、新しい服を買ってきて喜んでいたりすると、カメラで写真を撮ってきたりするんですよね。こないだその写真を見せてもらうと、自分で言うのもなんですけどかわいい。え、これわたしか?加工アプリ使ってないのになんで??私かわいいやん(確信)
こんな感じで調子に乗ってる毎日です笑
そんな私ですが、昔は「かわいい」という言葉に抵抗感がありました。前note でも書きましたが、私もともと70キロオーバーの眼鏡おデブで。とてもかわいいと言われるような容姿では無かったんです。
まあ、それだけなら別に良かったんですけど、私には三歳差の妹がいまして、彼女がまた学校一の美少女と言われるようなかわいいかわいい子なんです。昔から祖父母や両親に容姿について褒められている妹。反して私は性格や勉強に関しては褒められるものの、容姿について褒められたことはありませんでした。そしてこれを意識したきっかけが、妹の友達の言葉でした。
多分私が中学1,2年生。妹たちが小学4年生か5年生の時。
休日に妹の友達何人かが家に遊びに来ていました。何の用事もないしー、と家にいた私はとりあえず礼儀として「いらっしゃい~ゆっくりしてってね」と挨拶。すると、友達の一人の男の子が「え!妹ちゃんのお姉ちゃん!?全然似てねーじゃん笑ほんとに姉妹なん?」と。
ちょっとおどけて言ったその友達の言葉は予想以上にぐさりと私の心にささってしまい、そのシーンは鮮明に思い出せるのに、それに対して私がなんと返したのか全く思いだせません。けれどもう何年も前のことなのに未だに思い出せちゃうことからも凄い傷つきはしたんだなあって感じです。
この出来事が私が容姿について意識的に考えないようになったきっかけなのかも…と今更ながらに思います。
かわいい妹。ぶさいくな姉。
身近過ぎるところに比較対象がいたことと、中学生という多感な時期に浴びた何気ない言葉。
現実よさらば!っとなるには十分でした。
そしてその頃から乙女ゲームにどっぷりつかり始めます笑
小学生の頃までは容姿のことなんて気にせず男の子とだって遊んでたのに、中学生になってからは出来るだけ目立たないように、周りの目、特にこの頃から色気づき始めた(ちょっと口が悪い言い方になってしまうけど笑)男子の目線が気になって気になって。それなら最初から自分は気にしていないスタンスで、好きでこの容姿でいて、ゲームを楽しんでいるんだという風に考えるようになりました。
そのせいか中学時代は自分を出せなかったし、あまり「楽しかった」と思ったことが無いです。
ちなみに高校に行ってからは、女子高であったためかみんながみんな素を出しているような環境だったので、周りの目を気にせず思う存分楽しい青春を謳歌しました笑 そしてこの期間に一念発起、ダイエットも始めて。男子の目も無いし、周りの女子たちは皆応援してくれて。17キロの減量にも成功しました。
そんなこんなで時は流れ…なんとか大学進学を果たした私。
痩せてオシャレも覚え始めたことと、理系学科に進んだことも相まって、何度か告白されたりもしました。周りからもかわいいと言ってもらえることも増えて、段々自分の見た目を好きになり始めて。
そして今の彼氏と出会って。この彼氏が最初に言ったように私のことを凄いかわいがってくれて。毎日かわいいと言い聞かせられていくうちに私の中であった「かわいい」への抵抗感が無くなっていきました。今では自分から彼氏に「かわいいでしょ~!」と言いに行くまでに笑
彼に出会ったおかげで私の中にずっとあった
「かわいい」への呪い
がとけた気がします。
まとまりの無い文章だけど、今日はここまで。
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