人生最大、最高のサプライズ
またまた前回のnoteからだいぶ時間が経ちました。季節はもう秋。スーパーに並ぶ食材たちもだいぶ様変わりし、さつまいもやかぼちゃ、栗など美味しそうな秋の味覚が並び始めました。皆様はどうお過ごしでしょうか。
私はというと、学生最後の夏休みを終えて、ぼちぼち残りの学生生活である研究に身を入れていこうと、なんとか自分を鼓舞している毎日です。まあ、そうはいっても、PCを立ち上げては研究に身が入らずこうしてnoteを書いているくらいにはまだまだ夏休み気分が抜けきっていないのですが笑
それはそうとして、今回私がnoteに記録として残しておきたいと思ったのは先日迎えた私の22歳の誕生日の出来事です。
その日の起床時間は10時。彼と私、二人とも休日だったこともあってゆっくり目の起床でした。朝起きて一番にまず彼からの「誕生日おめでとう」という言葉を頂き、そしてスマホでLINEやInstagramを確認すると、仲の良い友達からもお祝いメッセージが何件か届いており、幸せな気持ちでその日を開始しました。朝ごはんは確かほうれん草の煮びたしと、オクラの巣ごもり。最近和食にはまっている彼お手製の料理に舌鼓を打ちつつ、2品ともぺろりと完食しました。
「今日は久しぶりに出かけよう」
前日から言われていた通り、朝ごはんを平らげてからは直ぐにパジャマから着替え、久しぶりの化粧にピアスやネックレスなんかしちゃったりして。何の予定も聞かされないままお出かけがスタート。
まず向かったのは二人の大好きなケーキ屋さん。イートインだと少しお高めの価格設定にちょっとビビりながらも、秋の味覚の和栗が沢山使われたケーキと紅茶をチョイス。美味しくいただきました。
お腹がいい具合になってきたところで、お次に向かったのはおしゃれな服屋さん。通りに何件も立ち並ぶおしゃれなお店に「私には場違いなくらいおしゃれだぞ…?」と怖気づいていたのですが、構わずお店に入っていく彼。
「〇〇ちゃん、これとか似合いそう」「この靴、おしゃれじゃん履いてみなよ」
次々におしゃれな洋服たちを手に取り、私の反応を伺う彼。そしてその洋服たちのタグを見てはお財布の残高を思い出す私。学生らしく日々の洋服はGUやユニクロ、田舎の学生のみかた、しまむらにお世話になっている私にとっては中々背伸びしたお値段であるブランド服たちにたじたじになっていました。そしてそんな私たちのもとに現れた店員さんによって、いつの間にか全身コーデが完成。普段履かないような少し高めのヒールのショートブーツに、デザインがお洒落なロングスカートにベルト…試着室で完成されたいつもよりもだいぶ雰囲気が大人っぽくなった自分に驚いていると、「じゃあこれ全部いただけますか?あ、あと着て行っても大丈夫ですか?」と彼からさらに驚きの一言。
お会計に向かう店員さんと彼をカーテンを開けた試着室で呆然と眺める私。まさかこんなサプライズをされるとは思っておらず、まるでドラマかアニメのワンシーンじゃないかなんて思いながらお店を出ました。
「ありがと…!男の人に靴とか服とかプレゼントされたの初めて!」
帰り道でひたすら彼に感謝と喜びを伝えながら、その日は帰路につこうとしました。
すると、今度は私の手を引いて別のビルに連れていく彼。訳が分からずついていくと「夜ごはんはここだよ」と、到着したのはお洒落なレストラン。既に予約していたのか「お待ちしておりました」とウエイターさんに案内されたのは夜景が一望できる窓辺に置かれたテーブル。訳も分からず椅子に座るとウエルカムシャンパンといって、ほっそいグラスに白い液体が注がれました。「え!え!?」と驚く私をニコニコしながら見てる彼。本日2度目のサプライズでした。
ようやく落ち着いてきた私は、そこからは美味しい料理を思う存分味わいました。前菜数種類から始まり、肉、魚のメイン料理。どれも見た目も味も素晴らしいもので、食べるたびにほっぺが(リアルに)落ちそうでした。
そしてお次はデザートというところで、「はっぴばーすでーとぅーゆー」という歌が後ろから聞こえました。振り返ると火のついた蝋燭が刺さったバースデーケーキをもったウエイターさんが。誕生日にこんなお洒落なレストランに連れてきてもらってるんです、こういうサプライズを想像していなかったわけではなかったのですが、あまりにも綺麗なケーキとバースデーソングに驚かずにはいられませんでした。行儀は悪いですがあんぐりと口が開いてしまい呆然とケーキを眺める私をまたもやニコニコと眺める彼withウエイターさんたち。言われるがままに蝋燭を消し、「おめでとうございます」と拍手をもらいました。
「綺麗!美味しそう!」
そういいながら、デコレーションされたケーキを写真に収めるべく、しばしスマホでの撮影タイムをもらっていると、彼が何やら真剣そうな顔で私を見ていました。
「〇〇ちゃん、少し話があるんだけど、聞いてもらっていい?」
そういう彼に「うん、いいよ」と返事をしながらその時はまだ写真を撮っていた私。そんな私に「〇〇ちゃんとはこれからも一緒に隣を歩いてほしいし、一緒に美味しいものもたくさん食べていきたい」といったような旨のことを伝えられました。いきなり改まって話す彼を不思議に思いながら見つめ返すと、がさごそと取り出したのは水色の小さな小箱。きっと女の子なら一度は憧れるであろうその小さな箱が開かれると、中には銀色に輝く指輪が。
まさに目が点になるとはこのことです。
「結婚してくれる?」
と言った彼にプチパニックを起こしている私は「いいんだけど!いいんだけど!え!なんで!」と半泣きになる私。
この1日で何度かサプライズを受けましたが、まさか最後の最後にこんなサプライズを受けるとは思っていませんでした。「もう一回、蝋燭つけちゃいましょうか」と、気の利くウエイターさんたちがケーキにささった蝋燭にもう一度火をつけてくださり、もう一度それを吹き消しました。拍手と「おめでとうございます」という言葉を聞きながら、こんなに幸せなことが起こっていいんだろうかと思いながら、左手の薬指にはまった指輪を見つめました。
夢みたいな1日を終えて数日。
私の指には彼からプレゼントされた婚約指輪がはまっています。洗い物をするときも、買い物に行くときも。洗濯物を干している時も、お風呂に入っている時も。肌身離さずつけています。学生のうちに自分の身にこんな素敵なことが降りかかるなんて、事故や通り魔なんかに合わないだろうか…なんて考えたりもしましたが、今のところ元気に過ごしています。
大学で彼と運命的?笑な出会いをして約3年程。遠距離で、年の差で。最初は不安要素しかなかった恋でしたが、こうして一つのカタチになって実を結び本当に涙が出るくらい嬉しいです。
一個人のただの惚気日記ですがここまで読んでくださりありがとうございます。残りの学生生活と、来年から始まる社会人生活と新婚生活。新たな環境でしんどくなることも多々あるでしょうが、彼に支えてもらいながら一緒に歩いていきたいなと思います。