
風早ハ兎文一茶/交流始末
1-2
人並に(表六句)
人並に畳のうへの月見哉
月見の茶にも友あればこそ 宣来
〇
二句は、蝸牛庵亭主の宣来さんが脇を務められました。
秋を迎えた喜びの茶席とて
親しい友があってのことです。と、わざわざ「茶」の持成しの句を戴きました。
猶々、この表六句は、巻き了えたばかりの草稿です。障りのあるところも其の侭にしておりますのでご承知おき下さい。
〇
芭蕉に
馬に寝て残夢残月茶の煙
するが地や花橘も茶の匂ひ
と、
炉開の日をしめし野の土菜哉 嵐雪
とく/\の水まねかば来ませ初茶湯 素堂
八畳に炉だゝみ青し衣がへ 浪化
など。
18.10.2023.Masafumi.