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とくとくの水麦士一茶/梅の木のの巻

Berjaln-jalan, Cari angin.
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 接穂の花に食時忘るゝ
命也春の山又老の山           麦士

名ウ五句、松山藩・麦士「時分の花」を舞う。

     〇

命也 いのち・なり 上五で切れ。

春の はる・の めでたい新春の。

山 やま、近景の山。

又 また、その奥の。

老の おい・の 老い行くものたちの。

山 やま、遠き御霊の鎮まる奥つ城にまで届く<めでたさよ>と。

     〇

 つぎほの はなにくふとき わするゝ

いのちなり/ はるのやま また おいのやま

「命冥利たり」と、時に感じた麦士、これを名残りの音声にと、松山藩ゆかりの歌舞の<ひとさし>を披露していたのです。

     〇

麦士の句に

猿引きのさらでもよきを美男哉

俳誌「たびしうゐ」に収録されていました。

23.11.2023.Masafumi.

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