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YMS VISAでのイギリス生活を終えて。2

前回の記事のワーホリに行くという決断に至った理由に引き続き、
本記事では渡英準備と滞在中の気づきについて記します。


渡航に向けての準備

わからないことだらけの状態でスタート。
自分の場合、最初は観光ビザで語学留学の予定だったので、語学学校・エリアを絞るためにエージェントに頼ることに。
エージェントえらび→語学学校えらび→ホームステイ期間・宿泊タイプ確定。

支払いも終わってあとは渡航のみ!という段階で、ダメ元で応募したYMSビザが当選。そこからワーホリ渡航に切り替えて、ビザ申請、持ち物等の準備。

準備の段階で一から自分で情報集めて準備をしていくことに頭がパンクしそうになりながらも、出発前の段階で既に自分が以前より成長している気がしました。

「情報社会なのだから万全に情報収集しておこう」とか、「こんだけ選択肢がありすぎると選べない、でも最善の決断をせねば」…と自分は気負ってしまうタイプ(今も)だけれど、最低限だけ準備してあとはなんとかするタイプの人や、語学学校も不必要な人や現地で決めて入学する人も多くいたので、この準備段階ではあれこれ不安にならない方がいいのかもしれません。何事もなんとかなる(する)!というのも、滞在に思うことの一つです。

今思えば、語学学校はそこまで長く通わなくても良かったなと思ったり。(学校によると思いますが)渡航後でも学校側に割引・延長を問題なく対応してもらえるし、授業を受けてみてからコースを考え直すこともできるし、最初は短めで申し込むのもありだったかも?

ロンドンでの生活

2年の間引っ越しも仕事探しも何度も経験し、楽しいことや苦しいこと、たくさんの出会いがあったのでとても詳細には書ききれません。ざっくりです。

現地では語学学校、派遣事務、飲食店アルバイト(FOH、バリスタ)を経験。帰国した今、「〜しておけばよかった」と思うことは正直沢山あるけれど、それは全て経験したから思うのであって、つまりそれは意味があったこと。この滞在の大きな収穫は自分自身と社会の捉え方、考え方が広がったこと。

  • 体験しないとわからない日本視点

例えばロンドンにる時に日本にいる親から「〜(ロンドンについて)ってニュースやってるよ」と連絡が来た時、実際に現地で感じることと報道内容の気温差を感じた。その他、渡航前は「ワーホリのその後」というネガティブな心配が大きかったけれど、海外に出てみると働き方もキャリアも人生観も様々あることがわかって、そこまで心配いらないなって思えるようになリマした。出国前に目標を設定することや留学サイト等での事前情報取集などはもちろん大切だけれども、現地での過ごし方は自分の知っている方法以外にもやり方は人それぞれあって、個人の性格やタイプ、目的によって合う合わないもある。大切なのは、自分が何を求めるか、何を見つけたいのかに合わせてベストな行動を取ることだと思います!それが例えマイナーな方法でもお金がかかる方法でも、自分の人生を長い目で見て、この時間をうまく使えたなと納得できるようにできたら素敵。

  • 行動しないと何も変わらない

日本の実家にいるわけでも、周りに知り合いがいるわけでもない。頼れるのは自分のみという環境で、考え続けても何かミラクルが起きるわけではない。変化、前進のためには行動しかないことを強く実感しました。仕事、家、人脈、趣味、レジャー…全てにおいて動き出してみる、小さなことでもそれが自信につながるし発見・学びになる。人脈というのもかなり大切で、そこから機会が巡ってくることも少なくはないこと。生活は一つの行動・決断の連続だなと思います。

  • 選択肢は沢山ある。自分で決めたこと。自分で決めること。

ワーホリで出会った人は、自分と大きく価値観の違う人が多かった気がします。これまで築いてきた人間関係が身近にある日本での生活とは違うことは大前提ですが、自分と異なる経歴や出身地(日本国内でも海外でも)、性格、ビジョン、考え方を持ってる人だらけなので、そんな人に対して自分はどんな人間なのかを考える機会が増え、自己理解にも繋がったように思います。世界は自分の思うより多くの選択肢・場所・人がいること、これまでの人生は自分でつくってきたものだし、今後の人生も自分が選択して決めてつくっていくものなんだなと学びました。

  • どこでだってできること

YMS生活の間、「今しかできない経験なのだから勇気を出して◯◯してみよう」と、ビザの限られた期限を最大限活用しようと意識しながら生活していました。実際、そういう思いがあったからこそ、勇気を出して行動に移すことができたことが多くありました。
しかし自分の場合、それって日本でもどこでもできるんじゃないか?と気づくこともいくつかありました。以前は無理だと思っていたことでも、「日本だから、外国だから」じゃなくて、自分のやる気次第で挑戦できることもあるなという気づきです。


もっとたくさん得たものがあるのですが、それは自分の中にとっておきます。ワーホリに行く人の数だけ、学びも気づきも思い出でもできると思うので、あくまで参考になれば嬉しいです。