あと半年…!

この前フランスに旅行に行って、新卒から1年半働いた会社の本社を見てきた。会社を辞めるときは仕事が嫌いになっていたけど、なんとなく本社を見ておきたかった。
さすがは観光地、青いキラキラした海と輝いてる太陽、ヤシの木が生えている街だった。こんな所で働いている人は、そりゃあホリデーとって仕事休むよなぁーと納得した。
私が働いていたとき、急ぎで本社に問い合わせてるのに担当者からは休暇中の旨の自動返答メールが届いて、先輩は「ヨーロッパの人はどんな仕事があったって休むときは何日も休むからねぇ」と言っていて羨ましい私はムカムカした記憶がある。けどよく考えれば周りに気を遣って有給も一切使わず、ストレス溜め込んで、仕事嫌になって辞めたのは全て自分の責任。実際、コロナ禍でなければあんなに忙しくなかっただろうし、社内体制も違っていただろうし、そしてあの年にスエズ運河の座礁事故もなければ、今もまだ働き続けていたのかなぁと思ったりもする。一応業界では世界上位の会社だし、若い人向けの本社研修の存在を先輩に知らされた時は(私にはは応募条件が厳しかったであろうけれど)胸が躍って目がキラキラしたし、実際に有名建築家デザインの本社ビルを見て、こうな組織に所属していたのかーと少し自分が誇らしく思えた。

でも言えることは、私はロンドンに来て良かったということ。就活時には考えてもなくて対策すらしてなかった初めて応募した外資、初めて応募した業界で幸運にも拾ってもらって、そのおかげで英語を使った仕事ができて、海外の人と一緒に働くことができたし、ありがたいことにアメリカ航路担当になってネイティブとやりとりしたおかげで余計に英語力の危機感も感じて今に繋がってる。その会社に入ったからこそ海外の人や文化について知ろうと思えたし。
イギリスに来たのは、英語力の為でもあるけど、私の中の頭の整理、自分のための時間、リセットのためにインターバルを置きたかったのも大きな理由。それがなければ今よりもっと狭い思考をグルグルしていたと思う。

とは言ってもワーホリ期間中の今もずっと、シェアフラットにストレスを感じては引っ越し先をちょこちょこ探して早何ヶ月…状態だし、仕事も家もずっと安定している人もいる中、私の場合は環境が一定してない。自分の選択だし、何を選ぶかは一長一短だけど。目の前のことばかり考えてしまって、せっかくの有効期限付きイギリス生活を100%有効活用できてるとは言い切れない気もするし、一人暮らしなもんで一人でずーっと同じことを考えてたりする。そういう点も含めて、最近はやっと自分の性格と傾向がわかってきた気がする。まるで新卒の就活生が自己研究をするかのように。

アイルランドに旅行に行ったとき、博物館で歴史の展示物を見て、世界の人々の動きや歴史、文化についてはやはり興味があるんだなと改めて思った。何かしら、そういうグローバルな環境(ざっくりした語彙力…)に関われたらいいなと、そういう仕事がいいかも、と少し方向が見えてきたような、まだ分からないような。

日本に帰る前に、今後どういう仕事をしたいのか、あるいは他の国にワーホリに行きたいのか、あるいは学生になりたいのか、
答えを見つけなきゃ、何かしら前の自分から変わらなきゃという焦り。それにワーホリの環境においては、住む都市、家、仕事、趣味、生活スタイル等が日本の時より選択肢が多すぎて逆に迷子になる。趣味にしても、日本ではできないから今のうちに!って思うとやりたいことが多くなりすぎる。自分で選択をしていくのも大変なことなのよなぁ。でもありがたいこと。

環境なんて自分の物事の見方、捉え方によるよね。私の思考が未だに狭くて、ずっと本当にグルグルして時間使ってるの、勿体ないよね!日々を過ごしてると、あー日本なら…とか思ってしまうこともあるけど、ふと、私はロンドンにいるんだ!あと半年後には今の生活が夢だったかのように過去の出来事になっちゃうんだ!と思い出してまたポジティブを取り戻す。

もう外は暗くて寒い冬になっていくから、あと半年明るく前向きに楽しみたいなーーー今年はビタミンDの摂取をば。