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シードル パルシモニ2021

今日はいわばえに新しく入ったシードル、シードル パルシモニ2021をご紹介します。

造り手は、シプリアン・リルー。一度ビジネススクールの卒業証書を手にした彼は、若い頃から自分を駆り立ててきた「土地を耕すこと」に戻る決意をします。祖父母の持っていた果樹園は小さなものだったので、シプリアンは近隣の果樹園からのりんごを購入したり、所有者が高齢であるときには管理や収穫まで行っています。

熟して地面に落ちたりんごを拾って収穫。木箱で2週間から1ヶ月寝かせて追熟させます。手で拾うのはしっかりとした選果を行うため、そして果実に傷を入れないため。傷が入ると十分な追熟の期間が設けられないため、シードルが物足りない味わいになってしまうのだとか。

鮮やかで濃いイエローゴールド。細かく柔らかな泡とともに、完熟りんごの甘い香りがふわりと広がります。心地よい酸味とジンジャーのニュアンス。りんごの皮のようなほろ苦さを感じます。
綺麗な造りで、飲み口はすっきり。バランスがよく、お食事を選びません。

シードルの名前「パルシモニ」とは、「少しずつ」や「あちこち」という意味。シプリアンはこのシードルを造るにあたって、ノルマンディー地方のあちこちから、良いりんごを集めたそうです。ラベルの彼はりんごを探しているシプリアンかもしれません。実在する頼もしい相棒、メスのオーストラリアン シェパードであるヌッツィーも横に座っています。
追熟させる長い時間は自然酵母を育て十分な糖度をりんごに蓄えさせます。発酵もじっくり、熟成もゆっくり。

時間をかけて丁寧に造られたシードルとのお食事は、贅沢な時間になりそうです。キリッと冷やしてお楽しみください。

【品名】シードル パルシモニ2021(Cidre - Parcimonie 2021)
【造り手】シプリアン・リルー(Cyprien Lireux)
【国】フランス /ノルマンディー
【品種】りんご
【タイプ】白/ スパークリング
【商品番号】908

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