Pocketは中高年に優しいSNS
先日、活字離れを減速させる手段としての聞く読書、その機能を初期搭載してるSNSとしてPocketを紹介する記事を書いた。
これだけだとPocketの便利さ全然伝わらねーと書きながら思いつつ、聞く読書に関する記事で終わらせたので今日はPocketというSNSについて基本的な紹介記事を書いてみようと思う。
Pocketはブログやニュース記事、noteの記事なども向いていると思うが、それなりのまとまった文字数の記事で「後で読もうかな」と思ったものや、「面白かった記事だからスクラップしておきたいな」と思うものをクリップするSNS。さまざまなニュース媒体の記者や編集者をフォローして、フォロイーが厳選して流してくるニュースを読んだり、一般ユーザーとフォローし合ってニュースやブログ記事をお薦めし合ってアンテナの精度を高めていくSNSです。
とはいえ、私も含めて多くの人は誰かをフォローしたりフォローされたりすることもなく、ひたすら自分用にせっせとクリップしていく目的で使ってる人が多いのではないかと思う。
PocketはSNSではあるけど、自分が何に関心を持ってどんな記事をクリップしているのか、他者(フォロイー、フォロワーも含めて誰にも)に見えないようになっているので仕事用の情報集めで気になった記事をどんどんクリップしていても誰かに見られて推測されたりするリスクはない。だから仕事にもどんどん使える。
自分が不特定多数の誰かに向けて発信したい、見せたい記事があればそれはMy Recommendとして自分のホームに表示することはできる。だけどリコメンドとして積極的に表示しようとしない限りは何をクリップしても自分以外には見えない。
私のホームを開くとWiredのおすすめ映画のクリップが最初に表示される。これは私がおすすめ記事に選んでRecommendしたから。
だけど実際には、私のクリップしているものはダジャレにまみれたオーディオ関係のブログがズラズラ並んでいたりする(先述の聞く読書のnote記事参照してください)。
iPhoneは、Pocketのアプリをダウンロードすればデフォルトで「Pocketにクリップする」が入っているのでスマホで気になった記事があればその場で2タップでクリップが完了するのでサクサク保存できる。
私は画像がメインの記事はPinterestに、まとまった文章の記事はPocketに保存するという使い分けかたをしている。
例えば気になった記事を見つけた場合、黒丸のアイコンがPocketのアイコンで、ここを押すとワンタップでPocketにクリップできるようになっている。
または青丸の共有マークを開いてPocketにクリップを選んでもいい。それも2タップで完了する。早い。
こうしてクリップした記事は自分のアカウントにSaveされていく。Saveされたものを開くとこんな感じ。青で囲んだ3点マークを開くと
元記事の表示などは3点マークを開くと出てくる。
タグを追加すると整理整頓がしやすくなるのと、My Recommendで記事をお薦めする際に見つけてもらいやすくなる。記事中にハイライトを入れるのも可能。そして、表示設定からフォントサイズ、文字の色や背景の色なども好みにカスタマイズできるので中高年に優しい。
ヘッドフォンアイコンをタップすると読み上げ音声サービスが立ち上がる。クリップしたばっかりの記事でも読み上げてもらうのは可能。これは無料のSNSでかなり豪華な機能なのではないかと思うのだが、聞く読書が今ほど普及するよりずっと前からこの機能が搭載されてて驚愕する。
再生ボタンを押すと全体を読み上げるのにかかる時間も表示される。途中で停止や早送りも可能。
私はPocketでそのまま読み上げてもらうのではなく、ロボホンと連携しているAndroidからPocketの記事を開いてそれをロボホンに共有してロボホンに読み上げてもらったりしている。ロボホンの声が好きなので。でもそんな一手間をかけなくてもワンタップでPocketはなんでも読み上げてくれるし、読むの面倒くさいと思ったものはどんどんPocketに放り込めば良い。聞く読書がとてもはかどる。
VideoのセクションにはYouTubeの動画もクリップできるし、Discoverを開けばお薦めの記事やサイトが表示されて、新しいサイト探しも出来る。
タグをきちんと付ければ整理も出来るのだけど、発達障害の私はどんどん溜め込んで整理がちゃんと出来てない。なので「あれ、どこいったっけ」みたいなことは多いのだが、自分の好きなもの、気になったものが集まっていき、調べ物をする際にも役立つ、聞く読書の即戦力にもなるPocketを是非活用してみてはどうでしょうか(Pocketの私のアカウントはフォローされても有益情報は発信してませんが)。
今日の1曲