20240208-10
木曜日。
ナフルのとんでもない夜鳴きで目が覚める。まだ深夜。慟哭。撫でてみる。しばらくすると何事もなかったかのように寝た。私の方はもう眠れなくなってしまった。ナフルはどんなことを訴えているのか、私には本当のところはわからない。ナフルの言葉はわからない。こんなに長いこと一緒にいるのに、何もわからない。叫ぶナフルにひたすら毎日「どうしたの?」と声をかけている。日中、仕事など。電車の中で咳き込んでいる人が多いと感じる。体力つけて免疫力を高めなければと思った。
金曜日。
用事があり黄金町へ。
肌寒いが、このくらいの寒さがちょうどいいと感じた。鼻の中が少し痛い程度。
横浜駅から京急に乗る。京急のホームに来ると思い出すのは10年前ほどに稽古で急な坂スタジオに通っていた日々のこと。日ノ出町駅から文字通り急な坂を登る。暑い日、寒い日、とにかく登った。あの坂が自分の足腰を鍛えてくれたのかもしれない。ズルしてバスも乗ったけど。黄金町駅を出るとすぐに川が流れている。普段はジャックアンドベティ(映画館)に行く際に降りる。ここから、イセサキモール。好きな道。独特なムード。おじさんが道路に寝ていて、警察官に注意されている。ガラケーを二つ持って両方で電話している人がいる。とんでもなくでかいバッグを持っている女性がいる。私はこの道がとても好きだ。なんだか自分に合っている気がする。ひとりでお店に入ったり入らなかったりしながら時間をかけて歩いた。イセサキモールにはところどころに古本屋がある。道に張り出す本棚に差し込まれていた2004年の「暮しの手帖」を二冊ほど購入した。一冊100円。お茶でも飲もうかなと思いながらもどこにも入らず、気がつけば関内駅に到着。関内ホールに寄り、横浜市の公共施設貸出の手続きを行う。そこからさらにみなとみらい線の馬車道駅まで歩いた。関内と馬車道はとても近い。ここまで歩くと歴史的建造物が多く、荘厳な雰囲気になる。海が近い。街の空気が、匂いが変わる。電車に乗る。思い立ち、横浜駅で下車。本屋に行くもここでは何も買わず。よく歩いて疲れたので地下街にあるジェラード屋さんに行った。カップに2フレーバーですので2種類お選びくださいと言われたが、私は「ミルク」味だけでいいのです。いつも思う。他の味もきっと美味しいに違いない。しかし私は「ミルク」味だけを永遠に食べ続けていたいという気持ちの方が圧倒的に強い。抗えない。サーティワンアイスクリームに行くとそれは「ベリーベリーストロベリー」に変容する。他の30個のアイスも美味しいに決まっている。魅力的だ。事前にはあれ食べてみようこれ食べてみようとシュミレーションさえする。しかしショーケースの前に立つと「ベリーベリーストロベリー」だけを永遠に食べ続けたい、それでいいんだという気分になるのだった。どうでもいい話だ。
スヌーヌーの不思議な旅の計画。頭の中で思い浮かべていることを少し手で書き出してみないことには始まらない。他にも考えることがたくさんあって整理できていない。いつもそうだ。すぐに思考が移ってしまい、それも浅いまま寝てしまう。書き出さなければいけない。反省。
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