好きな仕事でも、なかなか腰が上がらないことがある
今回の記事では、これまでに何度か書いたような先送りにしてしまう人間の特性みたいな内容になると思います。
というのも、みんな頭で分かってはいるけど、それをなかなか始められないという性質があって、
これはどうやら自分だけではなく、あらゆる業種・ジャンル・分野のすべての人に当てはまることで、
いくら自分の好きなことを仕事にしている人であっても「それを始めるのが億劫で」「サボろうとしてしまう」ということがあるようなので、
そういった部分を踏まえて整理してみたいと思います。
日本人の正社員はだいたい平日の8:30~17:30まで、1日8時間働くのがメジャーかと思います。
思い返せば小学校から、朝何時には学校に行って、決められた授業や宿題をこなさなければならないという、「世の中の決まり」みたいなものに従って生活してきたと思われます。
小学校、中学校、高校、会社に就職しても、その「決まり」があって、それに従って生活してきた、
言い方を変えると、その「決まり」があったから毎日しんどくても学校に行き、職場に行き、定時になるまでは帰れないという、けっこうしんどい課題をこなせてきたとも言えます。
そのため、その「決まり」がない=緊急性の無い課題については、ついつい先送りして見ないようにして生きてしまうのかなと思います。
運動しないといけないのは分かっているけど、ついつい後回しにしてしまう
貯金しないといけないけど、ついついお金を使っちゃう
宿題をしないといけないけど、ついついゲームしちゃう、
とかですね。
サラリーマンではない、自営業者の場合はどうでしょうか?
自営業者でも本当に働き方は人によって様々なので一概には全く言えませんが、
たとえ自分の好きなことを仕事にして生活している人であっても、同じように先送りしてしまうことはよくあります。
自分の好きなことをするのに、なぜ先送りしてしまうのか?
これはもうこの立場になってみないと分からないものですが、
おそらく人間はそういう風に出来ている、としか言いようがありません。
自分の好きなこと=浪費、だったものが「作業(義務)」に変わってしまうからかなと思います。
なんとなく、好きなこと=楽して稼げるみたいな想像をしてしまうかもしれませんが、それは完全に錯覚です。
世の中そんなに甘い話はありません。
定年退職をしたらあれをしてこれをして・・・と思っていても、いざそうなったら「なんか面倒だな」とか「なんか足が重いな」と思うんじゃないかなと思います。
毎日仕事に追われている時は休みがあればあれをしてこれをしてと考えますが、
実際に数か月間休みになると、なんか「働きたい!」と思うものです。
正直言って、やりたいことがあるならなるべく「今」やった方が絶対に良いと思います。
改めて思うことは、
やはり日々勉強(インプット)することはとても大事で、
かつ将来を見据えて行動(アウトプット)することも大事です。
そうすれば、今度はアウトプットに合わせたインプットをしようとします。つまりは、インプットの質が向上する、ということです。
質とは、自分にとってとても大事にしていることにより近づくという意味で、人によって価値観は様々なので、やはり自分の頭で考えて自分自身を知るということが大事なのでしょう。
自分のやりたいこと・なりたい姿は結局自分で探すしかありません。
ということで、緊急性は無いけれど大事なことをきちんとするために、上記のようなことを戒めとしておきたいと思います。