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ふくらはぎ【下腿三頭筋】

*こちらの記事は、いずみ訪問看護ステーションのアメーバブログ内で以前に投稿された記事と同じ内容になります。
リンク:https://ameblo.jp/izumi-houmonkango/entry-12562995632.html
#今見ても参考になるよ


前回の【ハムストリングス】に引き続く第3回目は、
ふくらはぎにある筋肉【下腿三頭筋】となります。

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下腿三頭筋とは総称で、
①腓腹筋(ひふくきん)
②ヒラメ筋

の2つを合わせて、下腿三頭筋と呼びます。

この下腿三頭筋ですが、
主な働きは「立位保持」と「歩く・走る際の蹴りだし」となります。

寝たきりなどで立つ・歩く機会の少ない方は、このふくらはぎが異常に細くなります。

反対に、体重を支えるための筋肉の1つですので、体重が重い方ほど、ふくらはぎは自然に太くなります。
気になる方は、まずは体重を減らすことが足(ふくらはぎ)を細くする第一優先事項となります。
#まず瘦せようね

①の腓腹筋ですが、腓という字は「こむら」とも呼ぶことができ、こむら返りというとだいたいこの筋肉が引きつるようになります。

また、歩く・走る際の蹴りだしに大きく関わる筋肉で、大きく速く動くにはこの腓腹筋が充分に発達している必要があります。

アキレス腱を痛めたなどの要因も、この筋肉に必要以上の力が加わった・筋肉自体が硬くなっていたことなどが挙げられます。
(アキレス腱自体が硬くなることはありません)

マラソン選手などはトレーニングでたくさん走るため、腓腹筋が伸びたり縮んだりを繰り返し、筋肉自体はすごく柔らかくなっていきます。
#フニャフニャが良い筋肉


一方、②のヒラメ筋ですが、こちらはじっと立っている際に常に働いている筋肉です。
腓腹筋が主に蹴りだし(動き)に働くのに対し、ヒラメ筋は主に立位を維持(静止)している際に働きます。

長時間同じ場所で立ったままレジ打ちするような方は、この筋肉が疲労しやすいと思います。
昔サロンパスのCMで「ヒラメ貼り」みたいな貼り方を勧めてましたね。これもヒラメ筋という名前からきていると思います。
#ご苦労様です

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また、ヒラメ筋静脈と呼ばれる大きな静脈が流れていて、長時間の座位などで血流が滞って発生しやすい深部静脈血栓(=いわゆるエコノミー症候群)もこのヒラメ筋静脈で発生しやすいと言われています。

理学療法士は基本動作(立位や歩行)を確認することが多い職種なので、学生の頃から馴染み深い筋肉だと思います。
ストレッチの仕方も腓腹筋とヒラメ筋で違う(*2関節筋と単関節筋の違い)ため、よく実技の練習をした記憶があります。

ではまた!