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足のアーチ(外側と横アーチ)について

前回の土踏まずについての続き、足のアーチとその鍛え方、足底板について今回は書いていきたいと思います。
#二足歩行の要
#進化を遂げた人類の足部

~前回の復習~

土踏まずというのは、足の内側にある、地面から浮いた状態になっている部分のことで、

主には長母趾屈筋(ちょうぼしくっきん)と、後脛骨筋(こうけいこつきん)から出来ていて、

この土踏まずという機能は、歩いたり走ったりジャンプしたりする際にとても重要な機能で、

これが無いと偏平足(へんぺいそく)となって、足の変形などにも繋がる、みたいな話をしました。

(前回の記事)



この土踏まずというのは、別名「内側縦アーチ」とも呼ばれていて、足にはこれも含めて3つのアーチが存在します。

それが、「外側縦アーチ」と「横アーチ」になります。


かなり大昔にさかのぼり、もともと四足動物だった人類は足の機能が発達したことで二足歩行を取れるようなったと言われています。

立位や歩行をしている際に、足というのは地面と唯一接している場所であって、そのバランスを保持するために、時には柔軟性が、時には剛性が必要になったりします。

*柔軟性・・・外力が加わったときに元の形を変えられるか

*剛性・・・外力が加わったときに元の形を維持しておけるか


こういった様々な機能を両立させるために、足の3つのアーチ「内側縦アーチ」「外側縦アーチ」「横アーチ」は存在しています。

前回で内側縦アーチの話はしているので、今回はその他にチェックしておきたい、「外側縦アーチ」と「横アーチ」について書いていきます。

外側縦アーチ=足の小指側にある筋肉の発達具合、のことです。

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足の小指はしっかりと外側に開くのか?、しっかりと曲がる(地面を踏ん張れる)のか?、ということです。

これが機能していないとどうなるかというと、

・体が横に揺れやすくなる

・足首が捻挫(ねんざ)しやすくなる

・他のアーチにも影響する


次に横アーチについて、

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横アーチ=足のウラにある筋肉の発達具合

で、足の指をしっかり曲げることができるか?、地面をしっかりと踏ん張れるのか?ということです。

これが機能していないとどうなるかというと、

・外反母趾(がいはんぼし)になりやすい

・ランニング障害が起きやすい


足のウラにはこのように3つのアーチが存在していますが、すべてが影響しあっていて、どれか1つのアーチの機能が低下すると、必ず他の2つのアーチにも影響します。

アーチの機能が低下していないかを調べる簡単な方法はいくつかありますが、今回は以下のやり方を紹介します。参考までにどうぞ。

外側縦アーチや横アーチは土踏まず(内側縦アーチ)のように目で見てハッキリと分かるアーチではないため、確認する際は、足の指と指の間に自分の手の指を入れてみて、痛くならないか?などをチェックします。

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この時点で痛みが出る場合は、まずはお風呂に浸かった際にゆっくりと足の指を1本ずつ広げていくところから始めましょう。

そして、その後に自分で足の指を曲げたり伸ばしたり、これをひたすら繰り返します。
100回とか200回とか、それくらい繰り返します。
そして、それを最低でも1週間は継続します。
#継続は力なり

まずはお風呂のお湯に浸かった中で始めて、その後はタオルを足の指でたぐり寄せてみたり、新聞紙をちぎってみたり、ビー玉をつかんでみたり。

足の指でじゃんけんなんか自在に出来れば言うことなしです。

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砂浜を裸足で歩く、とかも非常に良いと思います。

昔は裸足で生活していた人類も、今や靴下を履いて靴を履いて生活するようになり、こういった足のアーチ機能がどんどんと低下(退化)していると言われています。
#使わないと衰える

靴を選ぶ際も、足の長さだけでなく、足の横幅とか、インソールの有無とか、かかと部分の硬さ・柔らかさなんかも気にしてみると良いかも。
ショップの店員さんに聞いてみるのも良いと思います。
#日本人の足は横幅が広い
#靴のオーダーメイド