未経験からの在宅ライターになるには
一人親家庭では仕事選びも困ってしまいますよね。しまいますよねっていうか、私はだいぶ困りましたよ。本当に。いや、まぁ一人親家庭じゃ無くても子供が小さいとか、親の介護とかで仕事選びに悩んでる人って結構いると思うんです。で、そんな方におすすめしたいのが在宅ワークです。もちろんデメリットもありますが一人親にとってはだいぶありがたい存在ではないかなと思っています。
最初はとにかく実績作り
パートやアルバイトの求人募集であれば、未経験でも大丈夫なことがほとんどですが、在宅ワークとなるとなかなか未経験では難しいです。むしろ未経験でも月十数万~稼げる在宅ワークは、私の経験上疑った方がいいかもしれないです。
では、どうすれば未経験からでも生活ができるレベルの在宅ライターになれるのか……最初は安価でもいいのでとりあえず実績をつくるところから始めます。なので、一ヶ月程度の生活出来る貯金があったほうが安心です。
私の場合、在宅ライターを始めたのが2012年の4月頃。娘は保育園で、家賃3万の市営住宅に住んでいる時でした。当時は非課税世帯だったので保育料は無料。なのでかかるお金といえば家賃の3万に数万円の生活費。15万程度の貯金と呼べるかわからないぐらいの貯金があったので在宅ワークの世界に足を踏み入れました。
まず、クラウドワークスでもランサーズでもどこでもいいので未経験でも書かせてくれる案件を探します。ちなみに、このとき重視するのは単価ではなく実績に出来る案件かどうかです。
在宅ライターにとって、仕事が安定するまではお金よりも実績が何よりも大事です。なぜなら、実績がないと受けられない仕事がほとんどなので。当然ですよね、依頼する側からすれば実力や仕事ぶりがわからない相手にお金を払うわけですから、どんな仕事をしたのか、どの程度の文章力なのかがわからないと不安です。
なので、自分の書いた記事がどんな媒体に載るのか、またそこに自分の名前を出してもらえるのかどうか、実績としてとりあつかっていいか等の確認は必ずしますよう。実績として扱える案件ならば、最初は1文字0.3円でも受けた方がいいです。私がこの仕事を始めた2012年頃から比較すると、最近は実績にならない仕事が多くなっているので……どれくらい実績を積めばいいかは人それぞれなのですが私の場合は5本分くらいの実績を作ってから行動に移りました。(大体はまとめ記事みたいのとかWEBコラム系の案件なので慣れてる人なら1日で終わる作業です)
実績を作ったら
ここからは人それぞれ行動の仕方が異なると思います。私の場合は元々がゲームやアニメが好きなオタクだった、学生時代趣味で小説を書いていたことから女性向け恋愛シミュレーションゲーム、いわゆる乙女ゲのシナリオライターへ応募しました。その当時はスマホ乙女ゲは安価で作れる上に売上がある、と様々な会社がシナリオライターを募集していたんです。ただ、ライターとしての実績を作ったもののシナリオライターとしての実績を持っていません。そこで私は「在宅シナリオライター 未経験」で検索し募集しているところを探したんです。
未経験でも可なので報酬はとんでもなく低かったです。それこそ1文字0.3円みたいな。それでも実績ほしさに頑張りました。ただ、それだけでは不安なので同時に単価がそこそこある他のライティング業務も探しました。
そこで目についたのが占いライティングです。クライアントからの占い結果を基に結果をそれっぽい文章にしていく仕事。1文字1円です。すごい。100文字100円。1000文字書けば1000円。
私はシナリオライティング業務と占いライティング業務を始めました。それを1ヶ月くらいやってたかなと思います。
そしてシナリオライターとしての実績も手に入れ、シナリオ制作会社に登録することとなったのです。シナリオ制作会社とは、クライアント(ゲーム作ってるところ。シナリオライターほしいけど内部で雇う余裕ないっみたいな会社さん)がシナリオ制作会社に「こういうテイストのゲーム作ってるからシナリオ部分だけお願いします!」と依頼します。シナリオ制作会社は登録しているライターに「こういう仕事あるよ。やらない?」と仕事を振ってくれます。
とはいえ、登録しているライター全員に仕事を満足に与えられるかと言われるとそうでもないです。なので社内コンペがあったりします。社内コンペは基本報酬出ません。
そのため、私は占いライティングの仕事をしつつシナリオライターとしての仕事を探す日々。
ようやくシナリオライターとして見つかった仕事は1文字2円。2円!? すごくない!? 実績作りのときは1文字0.3円だったのが2円!?
とはいえ、ゲームのシナリオの案件は安定してあるわけではありません。シナリオライター志望者もたくさんいるでしょうし。なので占いライティングとの併用して大体月平均15万くらい稼いでいました。
在宅業務になる前は工場のパート。月収は平均すると10~12万程度。そこから比べると在宅で15万はかなりでかい。
そしてここで私は占いライティングをやめて旅行記事へ移行します。というのも、私が仕事を受けていた占いライティングの会社に不信感があったというか、占い利用者を騙しているみたいで嫌だったんですよね。だって実際に占い師が占ったわけじゃ無いし。書いてるの私だし。なので、それが嫌で旅行記事をまとめるようなサイトでお仕事をもらうようになりました。単価的には占いライティングと同じくらいでしたが、売らないほどの仕事量はありませんでした。それでも、誰かを騙すことのない文章が書けるのであればと思い移行したんです。
安定はしないけど
学歴も資格も不要だから誰でも在宅ライターになれるチャンスがあります。だからこそ在宅ライター志望は多いです。でも案件が膨大にあるかと言われるとそうでもないです。なので仕事の取り合いです。だから安定なんてしません。でも、安定はしないけど子供に関わる時間を自由に増やせます。私は母一人、子一人の家庭となってしまった以上、絶対に子供に寂しい思いをさせたくなくて不安定ながらも在宅ライターの仕事を選びました。子供がいるのにそんな不安定な仕事につくなんて無責任だと思われる方もいるでしょう。それでも、子供が病気の時はそばにいてあげたかったし、保育園の行事は全部参加したかったし、子供と一緒にいる時間を確保したかったんです。
もちろん、2ヶ月連続で無収入だったら在宅ライターは諦めてどこかで働こうと思ってました。でも、幸いなことにそんなことにはならなかったので今現在も続けている次第です。