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CAPCOM CUPの想い出と楽しむための3つのこと

CAPCOM CUPの存在を知りほぼリアルタイムで見ていた2016年からの記憶と想い出。


概要

  • 2013年に第1回大会が開始されたカプコン公認の世界大会

  • 2014年~2019年までは世界各国で開催される公式認定大会CAPCOM PRO TOUR(カプコンプロツアー)の獲得ポイントにより出場権が与えられた

  • 2022年以降は世界各地で行われる公式大会の優勝者+上位進出者および各地域WORLD WARRIOR FINAL優勝者が出場権を獲得

スト4時代のCC覇者
2013年sako、2014年ももち、2015年かずのこ

2016

◆ CAPCOM PRO TOUR

通称CPT(シーピーティー)と呼ばれるこのツアーのことを知って真っ先に思い浮かんだのはテニスのATP・WTAツアー。

日本プロテニス協会公式HPより

テニス経験がありATP・WTAツアーが過酷かつ膨大な遠征費がかかることを知っていたのでCPTに参戦することの大変さがなんとなく理解出来ました。

このシーズンのCPTの特徴
▶ プレミア大会優勝者はCC確定(切符持ち優勝による繰り下がりなし)
▶ ランキング大会の2位以下の獲得ポイントが低め


この年に発売されたストリートファイターV。
スタートダッシュに定評のあるときどさんがプレミアで優勝したり、
ふ~どさんが安定した成績でポイントを積み重ね早々に出場圏内に入るなど次々と日本勢がCCを確定させていく一方、スロースターターと言われていたプレイヤー達はかなり苦戦を強いられていた印象でした。

2016/05/23 CPTpremier CEO 2016
優勝しCC出場権を獲得したときどさん


中でも苦しそうだったのはボンちゃん
シーズン序盤にキャラ変えをした後も成績が振るわずポイントを稼ぐためにアジア、アメリカ、ヨーロッパ各地を飛び回りこの年に周った大会は20にもおよぶほど。

それでもCC出場には届かず…
CC直前に行われたTOPANGA合同配信で他のメンバー4人が意気込みを語る中、ボンちゃんだけが「がんばって来てください」ってエールを送る光景を胸が締め付けられる想いで見ていました。


本戦2ヵ月前の割とギリギリのタイミングでプレミア相当の大会で優勝し、出場を確定させたウメさん
そのウメさんについてハイタニさんが言っていたことが印象的でした。

「ウメハラさんほど既に地位も名誉もある人が、CCに出る為に世界中周ってくれたのがうれしかった。」

色んなイベントや企画に大忙しのウメさんは当時単身でも海外遠征に頻繁に行っていて、それが今も変わらずなのがうれしくもありがたいこと。


ちなみにこのシーズン日本勢でCC確定一番乗りは、どちらかというとスロースターター寄りな印象のももちさんでした。

2016/05/23 CPTpremier Stunfest 2016
Grand Finals  Fuudo vs Momochi


この年はビザなどの関係で辞退者が出て繰り下がりで資格を得た藤村さんや後半にギリギリポイントがボーダーに到達したsakoさん、かずのこさんなど含め日本からは以下の12名の選手達がCCへ招待されました。

GO1、MOV、sako、ウメハラ、えいた、かずのこ、ときど、ハイタニ、
ふ~ど、マゴ、ももち、ゆかどん(藤村)


◆ CC本戦

開催日時:2016年12月2日~12月3日
開催地:アメリカ(アナハイム)
優勝賞金:$120,000 + CPT DLCボーナス
ルール:32名によるダブルイルミネーショントーナメント、全試合3先

この年グローバルrnk2位と年間を通しアベレージの高かったときどさん。優勝も期待されていたけれど、ふたを開けてみれば初戦から連敗で予選落ちという厳しい結果。

敗退の瞬間

あまりのショックに控室でフードを被りずっと横になっていたのだそう。

そして、この大会に向けて初戦で当たることが確定していた相手のキャラ、R.ミカ戦をかなり詰めて臨んだというマゴさんは、初戦で敗れた後、ふ~どさんのミカにも負けてしまい敗退。

Mago(Karin) vs Luffy(R.Mika)

ショックで涙を流したということを後に語っていました。


激戦を潜り抜け最終日のTOP8に残った選手達のうち6名が日本人選手。

ふ~ど・MOV・Ricki Ortiz・ハイタニ
GO1・かずのこ・ゆかどん・NuckleDu

実力的にも日本人の優勝が濃厚ではないかと期待して応援していたけれど、グランドファイナルまで勝ち進んだのはアメリカ勢の2人、そして優勝を手にしたのはCPT後半から勢いに乗っていた当時20歳のNuckleDuでした。

この年のEVOでもTOP8に残っていた日本人6名を抑え優勝したのは海外勢。
強い強いと言われている日本勢でも世界の大舞台で頂点に立つのは難しいということを痛感した年でもありました。


TOP8では各選手がスモーク付きのかっこいい演出で登場する中、かずのこさんのこのおちゃめな一面が垣間見える瞬間が深く記憶に刻まれています。

「Make some noise!Last year CAPCOMCUP CHAMPION!!」

この年のCPTではそれほど目立った印象ではなかったけれど最終的にCC出場を決め、そこで日本人最高順位という結果を残したかずのこさん。
プレイ中の表情や強さから前年度CC覇者の貫禄を感じました。


翌年のはじめ、TOP8上位に残った海外勢3名とふ~どさん、ハイタニさん、かずのこさんのチーム対抗戦も思い出深い出来事の1つです。
🔽ストリートファイターⅤ世界最強降臨@闘会議2017  記事


2017

ポイント改定により優勝以外でも稼ぎやすくなったものの、依然厳しいものだと傍目に感じていました。

スーパープレミア大会のEVOで優勝したときどさんと準優勝だったPunk。
グローバルポイントではPunkが1位、ときどさんが2位でシーズンを終え、この2人のどちらかの優勝が濃厚と言われていました。


◆ Last Chance Qualify
この年からCC本戦直前に現地で開催されたLCQ。
そこで優勝を果たし本戦への出場切符を獲得したのはネモさんでした。

LCQ枠初戦の相手は、グローバルrnk1位の選手となることが事前に決まっていたので、ネモさんのお相手は必然的に優勝候補のPunkに。

本戦に進んだ32名中、半数の16名が日本勢という事実に、今年はこの中から優勝者が出るかもしれないという期待が高まりました。

sako、GO1、ウメハラ、板橋ザンギエフ、かずのこ、ガチくん、どぐら、
ときど、ネモ、ハイタニ、ふ~ど、ボンちゃん、マゴ、もけ、ももち、
ゆかどん(藤村)


◆ CC本戦

開催日時:2017年12月8日~12月10日
開催地:アメリカ(アナハイム)
優勝賞金:$120,000 + CPT DLCボーナス
ルール:32名によるダブルイルミネーショントーナメント、全試合3先

この年の本戦で特に印象的だった出来事は3つ。
1つ目は第一試合、Punk vs ネモ

LCQの勢いそのままにネモさんがPunkに勝利!
開幕からの番狂わせに、この後どうなるのか期待と不安が一気に押し寄せてハラハラしながら応援している選手の出番を待ちました。


2つ目はその応援していたハイタニさんの試合。
この年、入籍し『結婚バフ』と呼ばれるほど大会で好成績を収め続け、
今までにない万全の状態でこの大会に臨んだというハイタニさんは初戦から2連敗で敗退…まさかの最下位という結果に。

初戦sakoさんに敗北した直後

「初めて格ゲーで負けて泣いた」というハイタニさん。

前年度のときどさんやマゴさんを見た時も思ったことだけど何が何でも勝ちたい試合、勝てる可能性のある大会でそれをめざして本気で取り組んでも、こんな風に儚く終わってしまうことも多々ある勝負の世界。

改めて、そんな厳しい世界で戦うプロゲーマーの過酷さが身に沁みました。


そして3つ目はグランドファイナル。
優勝候補の1人ときどさんと、今季から大会で注目され始めたMenaRDとの一戦。

グローバルランク25位のMenaと、このシーズン最初から最後まで安定した成績で走り抜け、CC本戦でも負けなしでGFまでたどり着いたときどさん。

🏆ウィナーズファイナル🏆
MenaRD vs Tokido 

🏆グランドファイナル🏆
あとワンタッチでときどさん優勝の場面


ときどさんの優勝が濃厚そうだな、ももちさん以来のEVO・CC二冠達成者が生まれそうだなと思っていた自分の予想を覆しリセットから優勝を果たしたのはMenaでした。

🏆RESET!!!🏆

🏆MenaRD WIN🏆

優勝の瞬間

この時Menaはまだ18歳。
前回のNuckleの最年少優勝記録を上回る若さで歴戦の猛者ときどさんを降すという快挙を達成。


昨年とはまた違った悔しさを経験したときどさん。
きっと涙を流したんだろうな…今日は眠れないだろうな…って勝手に心情を想像したりしていました。


ときどさんは本当にこの年の競技シーンを引っ張っていく大きな存在で、
すっかり業界の顔というイメージでした。
それはウメさんのCC後の現地でのこのつぶやきからも感じたこと。


今後もこの2人の活躍が1日でも長く続くことを願いました。


2018

この年、スーパープレミアおよびプレミア大会での獲得ptが大幅にアップ。大規模大会で上位となることの価値が増していました。
逆にランキング大会ではTOP8まで勝ち進んでも1ptしか獲得できないこともあるという、いずれにしても過酷なルールだと感じるものでした。

ときどさんは2016年から3年連続ポイントランク日本人最高順位をキープ。(グローバルrnk:2016年2位、2017年2位、2018年1位)

とにかく、波のない安定した強さを維持し続けているプレイヤーという印象でした。

CPT外の大会でも大活躍
招待制高額賞金大会『E-LEGUE 2018』 優勝


3月にYOUDEALとの契約を終え忍ism不動に加入したハイタニさんはネカリから豪鬼にキャラを変えた後、苦戦を強いられCC出場が危ぶまれる状況に…
本戦1ヶ月前に同じくまだ出場確定していないメンバー達(ブラジル3兄弟)とカナダの大会からそのままの足でブラジルの大会へ参戦。

道中のナイアガラの滝ツアー

グランドファイナルでマゴさんとの死闘を制して見事優勝し、出場権獲得。
本当に本当にホッとして、また今年もCCでハイタニさんの勇姿を見れる幸せと応援できる喜びにしばらく浸っていました。

これまで同様、本戦参戦選手の半数近くを占める13名の選手。
日本のレベルの高さがうかがえます。

sako、ウメハラ、板橋ザンギエフ、ガチくん、ストーム久保、ときど、
ネモ、ハイタニ、ふ~ど、藤村、ボンちゃん、マゴ、ももち


◆ CC本戦

開催地:アメリカ(ラスベガス)
開催日時:2018年12月14日~12月16日
優勝賞金:$250,000
ルール:32名によるダブルイルミネーショントーナメント、全試合3先

この年のグランドファイナルは日本人対決。
数か月前にRed Bullプレイヤーとなったガチくんはベテランの板ザンさんをウィナーズ側で迎え撃つも3タテでリセットされてしまって、、、

リセットの瞬間

前年のRed Bull KumiteやCPTのグランドファイナルで勝ち切れず、準優勝に終わる光景を何度も目にしていて、この瞬間もそれが脳裏によぎったけど、そこから持ち直し見事優勝。


このシーズンは日本人が1位、2位、3位を独占。

左から順位順に整列する選手
一番右に見切れているのは7位タイのももちさん

ちなみに3位はハイタニさんのYOUDEAL時代からの同僚、藤村さん
ずっとシーンに注目している自分でも今となってはその結果が記憶から薄れていて、グランドファイナルの舞台に上がることの価値を改めて感じます。

【clip】準優勝は記憶に残る?

当時、約3000万円相当の高額賞金を手にしたガチくんは、その一部を若手の遠征費用に充てるなどコミュニティに投資。
「まだ口座に3000万あるけぇ」って冗談交じりによく口にしていました。

この時期、自分の周りのストV界隈のことをよく知らない友達に私は、
「Red Bullの日本人選手が世界大会で優勝して3000万獲ったんだよ」って、その盛り上がりと日本人の強さを伝えるために言っていました。


2019

スーパープレミア大会のバフが緩和されたり、今まで総獲得ptにあまり影響しなかった1ptの付与がなくなるなどの改定がありました。

この年、EVOを含むプレミア大会4連覇の偉業を果たしたボンちゃんがポイントランキング2位と日本人最高順位でシーズンを終え、ストVが稼働した年の苦労が嘘のような快進撃を見せてくれていました。

そして1位はPunk
これまでCPTの大会で何度も優勝していたPunkもEVOやCCなどのビッグタイトルには手が届かず『無冠の帝王』と言われ始めていた時期でした。


◆ 同時視聴・ミラー応援配信
元々ウメさんが1年目からたまにやってくれていた人気コンテンツ。
この年お子さんが産まれ、大会に周る頻度を減らすと宣言していたハイタニさんも、自身のチャンネルで本格的にこういった配信を開始。

そして、ハイタニさんが始める前から大会のたびに応援配信をしてくれていたsakoさんの奥さんでありマネージャーでもあるakikiさん

トナメの進捗状況を配信画面にテロップで表示してくれたり、タイムリーな情報を発信してくれていて、それを確認しながら一緒に日本勢を応援出来て本当にありがたかった。

「うちの配信はsako以外を応援してもらっても大丈夫!sakoの対戦相手でも好きな選手を自由に応援してくださいね。」

って毎回言ってくれていたのがakikiさんらしくて温かさを感じるところ。
そう言われても気が引けてそんなコメントは出来なかったけれど、その懐の深さとコミュニティを大切にする想いがうれしかった。

2019年CAPCOM公認ミラー応援配信

お仕事やsakoさんのサポート、家事、子育てと激務の中行う深夜の長時間に渡る応援配信は大変なんてものではなかったと思います。

実際、配信中に寝落ちしてしまったり、寝かしつけのために離席したっきりそのまま一緒に寝てしまって大会終了まで戻って来なかったり…w

それも含め、今となってはいい想い出です😌


◆ Last Chance Qualify
このシーズン記憶に残った出来事はクラウドファンディングで遠征費を得たもけくんが、宣言通りLCQで優勝し本戦への出場権を獲得したこと。

このシーズンはそのもけくんを含め15名の選手が本戦に参戦となりました。

sako、ウメハラ、ガチくん、キチパ、竹内ジョン、ときど、どぐら、ネモ、ふ~ど、藤村、ボンちゃん、マゴ、まちゃぼー、もけ、ももち


◆ CC本戦

開催地:アメリカ(ロサンゼルス)
日時:2019年12月13日~12月15日
優勝賞金:個人戦 $250,000 、SFL $90,000
ルール:32名によるダブルイルミネーショントーナメント、全試合3先

このシーズンずっと大会でキチパさんのザンギエフに痛い想いをさせられてきたときどさんの、本戦前日のこの行動が記憶に強烈に残っています。

当時、同じ豪鬼使いだったハイタニさんとキチパさんのスパーを柱の陰から偵察。それが功を奏したのか本戦で見事勝利!
今と変わらないときどさんの勝ちに貪欲な姿が印象的でした。

勝負が決まった瞬間


他に印象に残っているのは前年覇者のガチくんジョンくんのミラーマッチ

下馬評を覆すかたちでジョンくんが勝利したその陰には同い年の親友、立川くんの功績があったことが後に明かされていました。

競技シーンで今では当たり前となったスパーリングパートナーやコーチング契約の第一歩だったような気がします。


そして、なんといっても一番印象に残ったのはidomの優勝。

グランドファイナルで優勝候補のPunk相手に劣勢の状況から追い上げ、最後勝利を手にした瞬間のidomの喜びと会場の興奮が現地の映像から伝わってきます。


この年は日本の強豪を押しのけ、海外勢が1位2位3位を独占。
海外勢が強いと日本のプレイヤーのモチベも上がる気がして、これはこれで自分にとってはうれしい結果でもありました。


他には、大会終了後にDLCキャラクターの発表と同時に実装されたことや、

SFL初の世界大会でマゴさんがリーダーを務めるマゴスカーレットが優勝を果たしたことなどが思い出深い出来事として記憶に残っています。

優勝の瞬間


🔽Capcom Cup 2019  YOUTUBE再生リスト


2020

このシーズンからコロナの影響で全てのCPTオフ大会は中止
出場権は以下の限られた厳しいものでした。


◆ CPTオンライン2020 Asia East

優勝者のみがCCへの切符を獲得できるこの大会で、この年日本勢が参加可能だった大会はたった2回
今のように日本だけでなく韓国・台湾・香港も同じ地域に含まれていたのでラグなども若干問題となる試合もあり応援する側としてもヒヤヒヤでした。

この時はまだ、配信しながら大会に参戦するプレイヤーがほとんどおらず、本配信に乗る上位までstart.ggやSNSを追って応援する選手の安否を確認するしかなくって「お願い…!」って毎回祈りながらサイトを開いていました。


第1回では、ももちさんが2試合目で当時まだアマチュアだったヤナイくんに敗れるという結果がstart.ggに表示されてびっくり。

プール3回戦
※ヤナイくんは当時無所属

応援していた選手の結果を残念に思いつつも、やり込み勢として有名だった若手がトッププレイヤーから勝ちをもぎ取ったことを素直にすごいと思うことが出来て、逆に「ここからはもう気楽に結果を待とう」という気持ちに。


TOP8からは久しぶりにハイタニさんがミラー応援配信をしてくれて、一緒に楽しく応援してるうちにいつの間にかすっかり緊張がほどけた状態に。

ハイタニさんが勝つと予想した選手がことごとく散っていってリスナーさんから「次、ウメさん応援しないで」ってデスノート扱いされていた記憶…w

そのウメさんは、めちゃくちゃ仕上がったガイルで次々と猛者を倒し優勝!
ハイタニさんもスーパープレイに何度も興奮していたのが印象的でした。

この時ウメさん39歳。
40歳目前にしてもこんな激戦を勝ち抜き緊張感高まる状況で極まったプレイを魅せ続け優勝を果たしてくれたこと、そして何よりCCの舞台に今回もウメさんが立ってくれるということが本当にうれしかった。

惜しくも敗れ準優勝に終わったふ~どさん。
まだこの頃は、シルバーコレクターと呼ばれ苦労しているように見えていた時期でした。

CPTオンライン2020 Asia East1 TOP8


残されたもう一つの椅子を懸けた第2回大会で優勝したのはガチくん。
TOP8のウィナーズでももちさんを完封した後、グランドファイナルまで勝ち上がったももちさんに圧倒的な内容でリセットされ、、、
対応したももちさんが優勝しそうな流れから持ち直し、3タテで勝利!

この時の試合展開や内容には本当に感動して、人を魅了するプレイが出来るって素晴らしいって心の底から思いました。

プロになりたての頃は、こういう状況で何度も優勝を逃すシーンを目にしていたので、いつの間にかここぞという場面でしっかりと勝ち切るプレイヤーになったなぁってしみじみこれまでのガチくんを思い返していました。

そんなことを思っているうちにインタビューの時間がやって来て、このガチくんの表情を見た瞬間なぜか涙が。

一方、優勝に一歩届かずCC出場権を逃したももちさん。
半分ネタだとは思うけど、自宅の床に倒れ込んでいる映像が何件かSNSから流れて来て相当のショックだったことがうかがえました。

第1回のふ~どさんといい、この時のももちさんといい、CC出場ということに関してだけ言えば準優勝には何の価値もないという厳しい結果。
形態は変わっても過酷な世界であることには変わりないと感じました。

CPTオンライン2020 Asia East2 TOP8


2人の大会終了後のつぶやきからも、その価値の大きさと喜びが伝わってきます。


この時の報告配信で、ガチくんがいくつか挙げていた優勝に繋がった要因
そのうちの1つが今まで自分史上どのプレイヤーから聞いた言葉よりも一番うれしく、「本当に応援してよかった…」と思わせてもらえるものでした。

この自分史上一というのは今も変わりありません。
それほど応援が力になるということ、そしてそれが実感できるということは自分にとって、この上なく幸せなことなんです。


◆ 人気投票
全ての予選大会が終了し、残り1枠の行方はSNSを用いたファン人気投票に懸っていました。

投票の対象選手は、前年のCC出場者32名の中から、CC2020への出場資格を獲得していない23名の選手。
途中までときどさんが単独トップだったけれど最終結果は自国メディアでの呼び掛けなども手伝いフランスのLuffyに決定。


これに伴い用意された枠20のうち日本人たった2名という、これまでを思うとあまりにも淋しい結果。
それでもレギュレーション的に日本人ゼロの世界線もあったので、最大値を取ってくれた2人には感謝しかありませんでした。


◆ CAPCOM Pro Tour 2020 シーズンファイナル
日程や開催地の調整が行われ2021年2月にドミニカ共和国で開催予定だったCCは結局コロナの情勢が落ち着かず中止に。

代替イベントとしてCCに出場する予定だった選手+4名による各地域同士でのエキシビジョンマッチが行われました。

5先で試合中のワイプもつけてくれていて見応えがあり楽しめたけれど、
やっぱりCCがないのは淋しい…なにより激戦を勝ち抜きやっとの思いでその切符を手にした選手達の苦労が浮かばれない気がして、、、

早く以前のようにオフでCCが開催される日が来るよう願いました。


2021

このシーズンもCC出場権の得られる大会はオンライン大会のみ。
今回、日本限定の地域が置かれ、その日本地域で4度開催という変更がありました。

◆ Capcom Pro Tour 2021 JAPAN
第1回を制したのはマゴさん。

このシーズンにユリアンで安定した成績を収めていたときどさんを倒しての優勝でした。

久々に大きな大会で優勝したマゴさんの変わらない強さに少しホッしたのを覚えています。

Capcom Pro Tour 2021 - Japan 1 - Top 8


第2回GFで激突したベテランのsakoさんと若手のひぐちくん。
TOP8ウィナーズの初戦でsakoさんに敗れた後「処られちゃったなー…」って口にしていたのを見て、歴戦の猛者達を押しのけての優勝はさすがに難しいのかなって思ってたけれど、

ルーザーズでクラッシャーさん、ももちさん、ボンちゃん達ベテランを次々と倒し、その勢いのままsakoさんに3タテで勝利!

Capcom Pro Tour 2021 - Japan 3 - Top 8


配信しながら大会に参戦していたひぐちくんは、優勝インタビューを終えた後、興奮冷めやらぬ中「ももちさんと話したい!」って同じく大会配信していた師匠のももちさんとディスコを繋ぎ喜びを伝えていました。

祝福の言葉を贈ると同時に、勝っている時、注目されている時ほど気を引き締め行動に気を付けるよう諭すももちさんの姿にオーナーらしさ師匠らしさを感じました。

後日「愉悦配信」と題してマゴひぐちでディスコを繋ぎながら第3回大会を追う配信をすることが決まった際には、こんなことも。

その弟子想いのももちさんは、ここまでオンラインプレミア4大会連続TOP8進出という安定した強さをキープ。
歴代CC王者として、どこかで優勝し本戦への出場が決まればいいなという想いで声援を送り続けていました。


大きな結果を残したひぐちくんに、ときどさんがこの時伝えたという、
「勝ち続けなければ認めてもらえない」という言葉が印象的でした。

実際、今も変わらず勝ち続け多くの人から認められ応援されている2人。
その2人の今が本当にうれしい。


3回目、前年に引き続きウメさんが優勝!
この時のインタビューのウメさんのコメントと、それを聞いた海外のコメンテーター陣の「YES!!!!」という叫びに心が震えました。

【taimestamp】「こんな年齢でも勝てる素晴らしいゲームです」

グランドファイナルで戦ったカワノくんに対する印象を聞かれたウメさん「上京した頃はまだまだ全然実力が足りなかったけど、今じゃ日本のトッププレイヤーの1人」
「このまま格闘ゲームの世界にいれば色んな成績を残していくプレイヤー」そう答えていました。

Capcom Pro Tour 2021 - Japan 3 - Top 8


そして、日本人最後の1人を決める大会で見事優勝を果たしたカワノくん。

Capcom Pro Tour 2021 - Japan 4 - Top 8

数年前、ガチくんのサポートを受けCPTに参戦していた時期に
「極度の緊張で手が思うように動かない」「いつもの動きが出来ない」
としばらく言っていて結果も振るわなかったけれど、ウメさんの予想通り
ここへきて大きな結果を残すことに。

諸事情により電気のついていない真っ暗な自宅の部屋でスポンサーのHITBOXを抱えアピールしている姿が記憶に残っています。


そして、第1回と同じく準優勝に終わったときどさん。

どんな悔しい結果に終わっても、「次やったります😼」っていつも前向きな姿勢を見せてくれるお陰で、走る続ける限り応援したいという気持ちを持ち続けることが出来るのだと思います。


◆ CAPCOM Pro Tour 2021 シーズンファイナル
例年、年末に行われていたCCは、年度末の開催となり「CAPCOM CUP VIII」という風に、今までの年号から開催回数がローマ数字表記されるように。
フランスで予定されていた、このシーズンのCC開催も実現はせず…またもや地域ごとのエキシビジョンに変更。

ハイタニさんのミラー配信のお陰で、楽しんで見ることが出来ました。
日本勢は「ひぐち vs マゴ」「カワノ vs ウメハラ」の組み合わせに。

ちなみにこのイベントは実は収録で、この時期別の格ゲーに夢中だったマゴさんが開始直前ギリギリまで配信していた記憶が。

開催してくれるだけでありがたいとは思いつつも、やっぱり臨場感あふれる生のオフ大会を来年こそは…どうか来年こそは見れますようにと強く願いました。


2022年度(CAPCOM CUP Ⅸ)

◆ ONLINE PREMIER
OFFLINE PREMIERやWORLD WARRIORなどのCCへの新たな道が加わり、このシーズンのONLINE PREMIERは1回のみに。
そこで優勝を果たし3年振りにCC参戦の権利を得たのはももちさん。

優勝インタビューでは前年のウメさんと同じくベテランプレイヤーに勇気を与えるようなコメントを聞くことができました。
同時に「新しく出てきた若いプレイヤーも勝っているいい世界」とも。
それを聞いて、本当にいい世界だと改めて思いました。

【timestamp】伝えたいこと

ルーザーズから3タテ×2を決めた圧倒的なプレイを見て、CCでの優勝も夢じゃないんじゃ…と、期待をせずにはいられませんでした。


◆ OFFLINE PREMIER

2019年振りに開催されたEVOの大舞台で地元のヒーローidomとの死闘を制し優勝を果たしたカワノくんがCCへの切符を獲得。

前年に行われたEVO 2021 ONLINE Asia Eastでも優勝し、もうこの頃すっかり勝ち続けるトッププレイヤーという印象に。


◆ WORLD WARRIOR
このシーズンから導入されたWORLD WARRIOR。
オフ大会時代のCPTを彷彿とさせるルールだったけれど、オンラインで参加出来るということもあり過酷さはだいぶマイルドになった印象でした。

各地域で5回に渡り予選大会を実施し、順位に応じたポイント付与。
各地域ポイント数上位8名による決勝大会優勝者がCC出場権を獲得。

ベテラン・中堅・若手プレイヤーがバランスよく勝ち上がった決勝の舞台。
いずれのプレイヤーも、この年、安定した強さを維持し続けてしていた印象だったので実力が反映されやすいルールだと感じました。


この年の日本の決勝トナメ枠は予選ptの高い順に自己申告をしていく方式。

自分の申告順が回って来るやいなや迷わず枠を指名したときどさんがその場でこんなことを。

「勝率を高めるならK-1ルールで偶数を選んだ方がいい」
「これからのためにも覚えておいてください」

この言葉の詳細について自身の動画で語ったときどさん。
どんな場においても勝率を少しでも上げるための策を怠らない、ときどさんらしさ感じました。

【movie】WW決勝振り返り  K-1方式のコツ&裏話もお話しします!


そのときどさんが指名した枠の初戦の対戦相手、ぷげらさん
ぷげらさんは3タテを食らいルーザーズへ落ちた後、若手3人と同門のガチくんを倒しグランドファイナルへ。

そこで藤村さんをも倒し見事優勝!CC初出場を果たしました。
優勝を決めた瞬間のリアクションから色んな想いが伝わって来て感動した…


◆ 本戦組み合わせ抽選会
このシーズンから予選はリーグ戦へ。
そのグループを決める運命の配信を、ももちさんと一緒にドキドキしながら見ていました。


各地域が同じグループに偏らないよう、こんな風に枠が決められそこにくじ引きで各選手を割り振っていく方式。

自分の地域の番が回ってくるたび、デスブロックに入らないよう祈るももちさん。ここで自分の名前が呼ばれてほしいと願ってもなかなか出て来ず…

呼ばれない
まだ呼ばれない…

最終的にレアキャラ使いのMONOや強豪のBIG BIRD達が集うブロックに。

スパー相手のあきらさんの配信からも二度目のCC制覇に向けた本気度が強く伝わってきました。


◆ CC本戦

開催日時:2023年2月13日~2月22日
開催地:アメリカ(ハリウッド)
優勝賞金:$120,000
ルール:
・6名×7ブロック+5名×1ブロックによる2先の総当たり戦
➡各ブロック上位2名が決勝トーナメント進出
(1位通過ウィナーズ、2位通過ルーザーズ)
・ブロック通過者16名による3先ダブルイルミネーショントーナメント

ストV最後のCAPCOM CUP、この時のCCで好きだったのは配信の演出。
インターバルに今までのCCのダイジェスト映像が流れた時、その冒頭に歴代チャンピオンの名前入りラベルが貼られた記録デバイスを使った演出が。

映写フィルムVHSビデオCD-RUSBメモリ

その他にも過去のCPTで話題になった映像などが映し出されたのを見て
懐かしさと同時に「いよいよストVが終わってしまうんだなぁ……」って、淋しい想いが込み上げてきました。

CANADA CUP 2016MenaRD vs NuckleDu
ITABASHI ZAGIEF & NEMOAll Days Mago


そのストV最後のCCグランドファイナルはLCQで優勝を決め本戦に進んだ、中国の若手Zhen vs 2017年CC覇者のMenaRDの対決に。

Zhenは以前から、よく日本人のカスタムに入って来ていて、その時は日本人からの評価はそこまで高くなかったので、対戦経験のある日本のプレイヤー達はこのCCでの結果と試合内容に驚いていました。


そして、そのZhenを降しストV最後のCCの歴史に名を刻んだのは、2017年覇者のMenaでした。

印象的だったMenaの優勝インタビュー、

「本当に努力をして本当に好きなことに打ち込めば栄光を掴むことが出来るということを全ての若いプレイヤーに知って欲しい」
「だから新世代の人達も立ち止まらず、どうか前進し続けて」

Mena自身もまだ20代前半の若手ということを忘れてしまいそうになるほど貫禄のあるコメント。
これから新たに始まるスト6で、プロの世界に挑戦しようとする若手のプレイヤー達の、きっと大きな励みになったのではないかと思います。




日本勢は全員ブロック抜けしたもののTOP8まで一歩届かず。

参加者全体に対する日本人の割合が減ったということもあるとは思うけれど
ストV最後のCCで、初めてTOP8に日本人がゼロという結果は全く予想していませんでした。


ふ~どさんがこの結果について言っていたこと。
オフ対戦会が減って情報・攻略の共有の機会も減ったり、SFLで別のチームのプレイヤーと練習や意見交換出来ない時期があったり色んな要因があってこうなってるのかもしれない。

海外のプレイヤーが日本に負けないくらい強いのもうれしいけど、やっぱり自分が格ゲーを知ったあの頃と同じ強い日本が見たい。

応援だけじゃどうにもならないもどかしさを抱きつつ、またいつかその日が来ることを願いました。


🔽Capcom Pro Tour 2022 & CAPCOM CUP Ⅸ YOUTUBE再生リスト


2023年度(CAPCOM CUP Ⅹ)

この年に発売されたスト6初のCC。
優勝賞金は$100万、日本円にして1億5000万相当の破格のプライス。

そのCCへの道は前年度とほぼ同様でした。

CAPCOM Pro Tour 2023
Road to CAPCOM CUP

◆ OFFLINE PREMIER
オフラインで実施される個⼈戦トーナメント、「EVO Championship Series」を含む3イベントが対象。
そのうちの1つ、シンガポールで行われた多くの日本人も参戦するこの大会で優勝し、CCへ出場を決めたのはガチくんでした。

オフラインプレミアSingapore優勝

◆ ONLINE PREMIER
この年も日本勢が参戦出来たオンライプレミア大会開催は1回のみ。
そこで優勝を決めたのはガチくんと同チームのカワノくん
2年連続、そしてタイトルが変わってもこんなにも強豪が多く集まる大会で勝ち切るのは本当にすごい。


◆ WORLD WARRIOR
5回の予選のうち2回優勝し決勝行きを決めたふ~どさんが勢いそのままに決勝でも優勝を果たしCCへ2019年振りの参戦確定。

ストV1年目でCCをあっという間に確定させ、本戦でも活躍する姿を魅せてくれたふ~どさん。
その頃からふ~どさんのプレイに魅了され応援し続けている自分にとって、タイトルが変わっても世界の大舞台に日本代表として立ってくれることが、本当にうれしくって本戦がより一層楽しみになりました。


偶然にも、ベテラン・中堅・若手がそれぞれスト6初のCCに参戦することになって、本戦で誰がどこまで勝ち上がれるのか、3人の中から優勝者が誕生するのか…色んな期待が湧いてきてCCが本当に待ち遠しかった。


◆ CC本戦

開催日時:2023年2月13日~2月22日
開催地:アメリカ(ハリウッド)
優勝賞金:$1,000,000
ルール:
・6名×8ブロックによる2先の総当たり戦
➡各ブロック上位2名が決勝トーナメント進出
(1位通過ウィナーズ、2位通過ルーザーズ)
・ブロック通過者16名による3先ダブルイルミネーショントーナメント

今回も抽選でグループが決定。
中には強豪だらけのデスブロックと呼ばれるブロックも。

日本勢も決して楽なブロックではなかったけど、3人ともブロックを抜けてトーナメントに進出。

応援するプレイヤー達の試合を、一戦一戦息が出来なくなるくらいの心境でハラハラ見守る心境と、現地に駆け付けた人達や日本で見守る人達と画面を通して一緒に応援出来る喜びは、初めてCAPCOM CUPを見た時と変わりありませんでした。

【post】現地で声援を送るこく兄と立川くん
自宅でふ~どさんを応援する倉持さん

それがうれしくもあり「いい加減もうちょっと気持ちを落ち着かせて見守れるようになりたいな…」って自分に思ったりも…w


今回、並み居る強豪を倒して$100万を手にしたのは台湾のジュリ使いUMA

他のプレイヤー達がチームユニフォームで参戦する中、ホロライブのラフなスウェットに身を包み、その姿で紙吹雪を浴びていた光景が印象的でした。

キラキラ輝く金色の紙吹雪も好きだけど、CC特有のカプコンカラーの紙吹雪も昔から私は大好き。
この先いつかまた自分の応援するプレイヤーの誰かが、この紙吹雪を浴びる姿を見たい。ーそれが私の夢の1つでもあります。

その夢が叶うようにプレイヤーの力となる応援をし続けようって、この時、改めてそう思いました。



この年の日本人最高順位はガチくんの3位。
賞金は$200,000(約3000万円)と5年前にガチくんがCCで優勝した時の賞金とほぼ同じ額。
2013年初のCAPCOM CUPの優勝賞金が$6000だったこともあわせて格ゲー界が発展したということを象徴しているように感じました。


🔽CAPCOM CUP Ⅹ YOUTUBE再生リスト


CC観戦を楽しむための3つのこと

❶ 勝敗・優勝予想
私がCCを知った年から毎年どこかしらの番組で行われているこの予想。
それぞれのプレイヤーが誰をどう評価しているかが聞ける貴重なもの。

【movie】2019/12/5  ゆうたつ×説教
「カプコンカップ直前!合同スペシャル!」

特にCCを経験しているトッププレイヤーの見解は、プレイヤーの実力だけでなく自身の経験を踏まえたもので、それを聞いた上で選手や試合に注目すると見る楽しみがさらに増すんです。


❷ 選手の背景を知る
格ゲー界ではお馴染みの白水さん。
2016年のCC直前にハイタニ地球紀行でゲストに招かれ、CPTの振り返りやCCの注目ポイントなど膨大な資料を元に情報を提供してくれていました。

2016/12/01 ハイタニ地球紀行
歩く海外格ゲープレイヤーWiki白水氏と振り返るカプコンプロツアー

「世界中にいる無名の猛者に、相手の情報を何も知らない日本の選手が負けてしまうのが心苦しかった」

情報発信するきっかけをこのように語っていたのを覚えています。


2023年のCAPCOM CUPⅨの直前には、参戦するももちさんも交えて忍ismの説教TVで海外勢の解説をしてくれていました。

【movie】2023/2/3  説教TV
「CC海外勢解説」ゲスト白水さん

各プレイヤーのプレイに関する情報だけでなく、名前の由来や前職まで様々な情報を提供してくれたお陰で、海外勢の人となりをなんとなく理解し本戦を色んな視点で楽しんで見ることが出来ました。

ご本人のブログでは毎年CCも含め大きな大会の直前にそんな情報を公開してくれています。


❸ 応援する人を見つける
こういった情報や普段から大会、イベントや個人配信を見たりしながら応援するプレイヤーを作ると、その人達が参戦する大会がより楽しいものになるのは、もう言うまでもありません。

そして個人的には応援する人は1人でも多い方が良いと思っています。


2016年のCC終了直前にウメさんがハイタニさんとの会話の中で感じたことを帰国後のBeasTVで触れていました。

【timestamp】ウメさんの思うナンカイイプレイヤー

この年から競技活動に本腰を入れ、1年走り切ったハイタニさんが吐露した想い、、、それを聞いたウメさんの感想。
「こいつが人気あるのはこういうことなんだろうな」
「(CCの)最終日にかなり応援されていたプレイヤーだと思う」

自分の応援するプレイヤーが自分以外のたくさんの人からも応援されていることを改めて実感することが出来た瞬間でした。

「応援してよかった」と何年経っても思える人を、格ゲー界を知ってすぐに見つけることが出来た私は本当にラッキーだったと思います。

”自分に合った”応援したいプレイヤーを見つける

簡単そうで難しいこのことを何年も続けて、気づけば応援し続けられるプレイヤーが片手に収まり切らないくらいにまで増えた自分は、今年のCAPCOM CUPもめいいっぱい楽しめそうな予感がします。


今年もたくさんのドラマと応援するプレイヤー達の活躍する姿、
そして、最高の瞬間が見れますように…。

PAST CHAMPIONS of STREET FIGHTER V