唯一無二の夫婦プロゲーマー
2016
◆対照的だった2人の第一印象
ももチョコの存在を初めて知ったきっかけは、ハイタニさんふ~どさんに引き続きまたまた「ダラケ!」でした。
2人はこの番組には出演していなかったんだけど、番組内で行われたトーナメントの1枠を懸けた予選が事前に行われていて、その様子がスピンオフで配信されていました。
その予選に一般の女性プレイヤーの方が参加されていて、それを見た出演者が「女性もいらっしゃるんですね。」と聞いたところ、
「日本にはチョコブランカさんという女性プロゲーマーの方もいらっしゃって、旦那さんもプロですごく強い方なんですよ。」
といったような別の出演者からのコメントが。これを聞いて、
「へー女性もストVやってるんだ、しかも夫婦でプロ。どんな人だろう。」
と興味を持ち早速検索してみた所、ヒットしたのがこの画像。
「かわいい…!こんな、かわいらしい人がストVやってるんだぁ…。」
「旦那さんはどんな人なんだろう…。」ちょっとワクワクしながら、ももちさんの画像を見てみたところ、、、
「うん、普通!」
画像によって雰囲気が少し違うものの、どれを見てもなんかほんと普通だしちょっとパッとしない感じの人で、奥さんの華やかさとは対照的だなぁ…というのが、この時の正直な感想でした。
この頃は、垢抜けきれてなくて歳を重ねるごとに見た目も洗練されていったような気がするももちさん。今の方がやっぱりかっこいいなって思います。
ただ、過去の成績を見るとスト4ではEVOとCC2大大会制覇という実績。
ダラケで言われていた”すごく強い人”というのは確かだということを知りました。
◆映像を見てさらに…
この頃、色々なストV関連の配信を調べてはお試しで見る、といった感じでTOPANGA TVも、もちろんその中の一つでした。
たぶん、ここで初めて動いているももちさんを見たんだけど、無精ひげでボソボソとしゃべり、笑い方もデュフってて…2人が盛り上がっててもなんか1人斜に構えた感じでシラっとしていて…たまたま初めて見た回がそうだっただけなような気もするけど、正直あまり良い印象ではありませんでした。
TOPANGA TVの当時の内容は勝ちたがりTVに比べると比較的プレイしている人に寄せた内容で攻略の深い話などが多かったように思います。なので当時格ゲーを知ったばかりの私は付いていけず。
出演者3人の何とも言えない雰囲気も自分にはちょっと合わないなといった感じで、この頃リアルタイムで見ることはほとんどありませんでした。
◆応援する人のライバル
2016年は既に応援していたハイタニさんと大きな大会で当たり、勝つことが多くいつしか「応援する人の活躍を阻む強敵」といった印象を持つように。
❖ Stunfest 2016 ❖
❖ CEO 2016 ❖
❖ 2016 Brooklyn Beatdown ❖
応援している人のライバル的存在ということもあってか、この頃のももちさんを大会で見て応援する気持ちが湧くことは、ほとんどありませんでした。
◆応援したい忍ism
でも、そんな中ひとつ応援したいと思える要素が。
2015年に2人が設立した「忍ism」
設立の経緯や2人のゲームコミュニティに対する想い、これからの展望などについて、この記事など色んな情報を見て知りました。
競技シーンでバリバリやっているプレイヤーが起業したことを率直にすごいと感じ、結婚前から二人三脚でコミュニティの発展に貢献しようとする意志なども感じ取り、そこの部分は陰ながら応援したいなという気持ちに。
そして、2016年4月から開始された「若手育成プロジェクト」
当時、ジョニィさん19歳、ハク(現ひぐち)くん、ヤマグチくんともに14歳という若い弟子の3人が
「一番になりたい」
「トッププレイヤーと渡り合えるプレイヤーになりたい」
「どういうプレイをすればよいか自分で考えられるようになりたい」
とそれぞれの目標を発表する姿を動画で見て自然と3人を応援したいという気持ちになりました。
当時momochocoチャンネルでは、ももチョコの個人配信の他、日曜の午後から毎週弟子を交えた定期配信をやっていました。弟子の3人がどうなっていくかを見たくて、この頃は定期配信だけを視聴していました。
◆ももち講座
昔から人に教えるのが好きだったというももちさんは、ストV稼働初期の頃から各キャラ講座などの配信をしてくれていました。
この講座では受け身の取り方など初心者向けの内容も織り交ぜられていて、当時ゲームの知識のない私は実はこの講座から色んなことを学ばせてもらっていました。
この講座はスト4シリーズの時から続いていて自宅や自宅近くの公園でOP映像を撮影していた様子から2人が二人三脚でずっとやってきたことを改めて伺い知ることが出来ました。
◆初めて印象が変わった日
CPT外となるN.Y.で行われたこの大会にももちさんは出場しルーザーズからGrandFinalへ進出。中国のトッププレイヤーXiaohai選手と激突します。
決戦前に流れたインタビュー映像の中で「家族のチョコと今は2人でがんばっています。」というコメントがありました。
リセットまで持ち込みその後フルセットフルラウンドまでもつれる見応えのある試合に「いいものを見せてもらったなー。」という感覚に。
ただ、この頃は自国のプレイヤーだから応援するといったことはなく、ももちさん以上にXiaohaiに対して、すごい人という印象が強く残りました。
そんな自分の中でずっと存在感の低かったももちさん。
それを最初に少し変えるきっかけになったのがこのツイートでした。
同じ大会に参加し現地に滞在していた、かずのこさんの大会後のツイート。これを見た時ももちさんに対して「この人こういう人間味ある人なんだ。」という印象を持ちました。
今思えばなんでもない普通のやり取りなんだけど、それ程当時のももちさんに対する自分のイメージが偏っていたのだと思います。
◆TOPANGA TV卒業
卒業理由については、番組内でこのような説明がありました。
忍ism設立後、TOPANGAさんのマネというか憧れみたいな形でイベントなどをやってきたが、これからは自分主導でがんばりたい
このままここでやっていきたいという気持ちもあるが、それでは「TOPANGAのももち」というイメージが抜けない
忍ismはまだまだ小さいけど、いつかTOPANGAさんと追いつけ追い越せというような良いライバル関係になりたい
という、忍ismを発展させるための前向きな卒業であるとのこと。
このコメントを聞いた時「ああこの人、芯のある人なんだ。」となにかこの意思表明の中に男気のようなものを感じ印象がガラっと変わるきっかけに。
トップで活躍し続けてる人だから芯も男気もあって当然と言えば当然なんだけど、初見の印象でなんとなくのイメージを持ち、そこから深く知ろうとしていなかったので、それまで気づけなかった意外な部分でした。
当時の自分からしてもTOPANGAに比べると忍ismは個人が身内で細々とやっているイメージが強くて、TOPANGAみたいな大きな組織と肩を並べてライバル関係になる日が本当に来るのかな、来るとしてもだいぶ先の話になるんじゃないのかな、とこの時思っていました。
◆ももちさんの素顔
TOPANGAの卒業回で「個人配信は今まで通りやっていくのでまた遊びに来てください。」と言っていたももちさんの言葉を受け、momochocoチャンネルを開き個人配信をしばらく見てみることに。
夫婦で自宅から配信してる姿を見てみると今までのイメージを覆すももちさんの素の姿が…。
そして、愛犬のごんすけ(本名ごん)もいつも傍にいて…
ももちさんのケンはかっこいいし、夫婦はおもしろいし、犬はかわいいしといった感じでそれ見たさに少しずつ配信を訪れる頻度も増えていきました。
2017
◆Evil Genius卒業、Echo Foxへ
この年の初め、ツイートでEG卒業の報告がありました。
プロの誘いを受けた時”2人で泣いて喜んだ”という言葉を目にし「夢に向かってずっと2人で歩んできんだなぁ。」ということを改めて実感。
ももチョコの2人といえば、EGのロゴが大きく書かれた青のユニフォーム、というイメージだったので「これがもう見れなくなっちゃうのか…。」と、少し淋しい気持ちにもなりました。
アマチュア時代、なんとかももちさんをプロにしたいと色んなチームにアプローチをかけるなど奮闘していたチョコちゃん。
EGから、ももちさんだけでなく自分にも一緒にプロにならないかと声がかかった時、トッププレイヤーに敵うほどの強さではない自分になぜ声がかかったのか疑問に思い迷ったそうです。
「あなたにしかで出来ないことがある。あなたにはそれをやってほしい。」
当時、チームオーナーからこう言われたことで決心がついたということを、後にアップされた動画の中で語ってくれていました。
プロゲーマーの定義については、色んな議論がなされていて未だに定まっていないと思っていますが、当時はなおさらだったと思います。
プロゲーマーとはなんなのか、、トッププレイヤーだけがプロなのか、、、
この数年後、そういった話題が世間を騒がし2人はその渦中のど真ん中に立つことに。
卒業発表後すぐに新チームへの移籍報告があり、ホッとしたのを覚えています。新チームではももちさんの良きライバルときどさんも一緒。
みんな新ユニフォームが似合っててかっこよくって、それもちょっとした、うれしいポイントでした。
◆Tokyo Offline Party
2015年から開催されている忍ism主催の名物イベント
通称TOP(ティーオーピー)
3on3などのチーム戦の他、その場に集まった人たち同士の交流などを目的としたイベント。タイトルに「大会」や「対抗戦」ではなく『PARTY』とつけられてるのは、どんな人でも気軽に参加し交流を楽しめるように、といった思いが込められているそうです。
このイベントでは普段見ることのできないチーム構成や参加者による実況解説などを見ることができ、当時から自分にとっての貴重なイベントでした。
過去にはストVだけでなく他のタイトルでもこのイベントが開催され、現地で参加する人達はもちろん、配信で視聴する側も楽しめ、当時からコミュニティの発展に貢献していたのではないかなと思います。
2017年1月に開催された際には、イベント終わりに忍ismとしての計画発表があり、TOPANGA卒業後から着々と目標に向かって2人が前に進んでいるんだなぁと感じました。
◆世界で一番かっこいいケン
第6期TOPANGA LEAGUEに参加したももちさん、迎えた初戦
対戦相手のラシードが、かっこいいコスを纏い登場したのに対し…
大会で誰も使うことのないと思っていたショッキングピンクのサンタコスを着たももちケンが勢いよく登場。「……なるほど、こういうタイプの人。」この登場シーンを見た瞬間は、本当にそれだけの感想でした。
ただ、この後…ももちさんのプレイがめちゃくちゃかっこよかった…。
当時は本当にシステムのこととかほとんど理解していなかったし、変なコスだし、この試合も結局負けてしまったんだけど、それでも「かっこよかったなー、ももちさんのケン。早く明日も見たい!」という気持ちに。
それまで持つことのなかったその想いは、ももチョコの配信を見始めたことで応援する気持ちが芽生えてきたという証拠だったのかもしれません。
この時の、ももちさんの魅了するプレイには他のリーガーからもこの感想。
中でも、このブロックで一番印象に残っているのは、、、
vs 板橋ザンギエフ(ザンギエフ)戦
3先の試合のほとんどがタイムアップか、それに近い試合で、ももちさんに対する『胆力』という(本来の意味での)言葉を実況解説で聞いたのはこれが初めてだったような気がします。
1st.予選ブロック1位抜けで一足先に決勝へコマを進めたももちさんは、
この後2nd.予選ブロックを抜けたザンギさんと決勝で長期戦をすることに…
最終結果は5位でフィニッシュ。
ちなみにファイナルでのザンギさんとの7先の結果は7-4で、ももちさん勝利に終わりました。
この後の海外大会でも、めちゃくちゃかっこいいプレイを魅せてくれる、ももちケンにいつの間にか夢中になっていました。
❖ 2017 Final Round XX ❖
❖ ELEAGUE 2017 ❖
そしてこの頃くらいから、ももちさんの試合中やセット間に見せる表情もめちゃくちゃかっこいいなぁと思うように。
ももちさんは大きな大会でもインタビューの時など要所でチョコちゃんへの想いが垣間見えるコメントを当時からしていて、益々好きになりました。
この大会でも「優勝したらチョコがすごい喜んでくれると思うんで、がんばって勝ちたいと思います。」というコメントが。
◆忍ism主催 プレミア大会『Japan Cup 2017』
この年のJapanCUPを主催すると聞いて「TOPANGAならわかるけど忍ismが??」といった感じで少し驚きました。
ダイジェストの中でそう書かれたテロップが流れたのを見て、競技シーンを盛り上げ引っ張っていくだけでなく『ゲームの楽しさを伝える』という使命を果たそうする、2人の想いを感じ取りました。
そして、自分が思ったよりも早く目標に向かって突き進んでる、そんな印象も持ちました。
◆1/60秒の夫婦げんか
NHKで放送された2人にスポットを当てたショートドキュメンタリー。
普段、配信で言い合いになることもある2人でしたが、それとは違う深刻な雰囲気漂うシーンが…。
忍ismが大きくなり2人の活動の幅が広がるほど一緒に過ごす機会が減って擦れ違うことも増えてきたのかなぁ…といった印象でした。
淋しそうに「(相談したいことも)話す暇がなかった。」と言った後、沈黙するチョコちゃんを見て切ない気持ちになりました。
◆プロライセンス
この頃存在していたeスポーツ団体からストVを含む様々なタイトルのプレイヤーに対しプロライセンスが発行されるという情報が入ってきました。
ライセンス制度の主な目的は賞金を付与しやすくするためと認識しています。しばらくしてももちさんがそのライセンス発行についての意見を忍ismの公式HP内で発表しました。
その時の文章はもうHPには存在していなくて記憶も曖昧だけど
「文章を書くことは苦手ですが伝わればよいなという思いで書きました。」なんかそんな言葉で締めくくられていた記憶があり、
それを見て「伝わった。」ただ、そう思ったことを覚えています。
ももちさんは昔からよく
「プレイヤーのももちとしての意見とオーナーの百地祐輔の意見は違う」
ということを言っていて、そういう所で他のプレイヤーと選択肢が変わってくる部分があったりもするかな、そう思いました。
「声明」「拒否」「蹴った」とかそういう言葉が飛び交うことで宣戦布告をして反対勢力となった印象を持たれていたような気がするけど、私はももちさんの意見を目にして、”不明瞭な部分が明確化し、危惧していることが問題ないとわかるまで「保留」した”そういう印象を持ちました。
翌年、BeasTVでもEsportsの定義、ライセンス制度の必要性などを議題とした座談会が開かれるなど、この時期話題になり「プロゲーマーとは何なのか」ということについて色んな人が考えるきっかけになったと思います。
◆CAPCOMCUP2017
この年のCCで、忍者の末裔と言われるももちさんが追加を楽しみにしていたキャラ是空を強敵ふ~どさんに対してピックし見事勝利。
でもその後は振るわず9位でフィニッシュ。ももちさんがTOP8の壇上に上がる姿を見たいと思っていたので惜しい結果に胸を痛めました。
一方、この大会ではこんなうれしい発表がありました。
✨🎉\\アーケードエディション発表//🎉✨
アーケードエディション(AE)では、今後6キャラが順次追加されることが発表され、それを紹介するトレーラーの中にはこの人(?)の姿も…。
チョコちゃんがスト4の頃から愛用している魂のキャラ、ブランカ⚡
発表後、にっこにこでトレーラーを何度も見るチョコちゃん。
それを見てるこっちまで幸せな気分になり、早くチョコちゃんのストVブランカが見たいなーという気持ちになりました。
そして、さらにこの男の姿も…
ちなみにトレーニングモードでダメージ値などが表示されるこのアタックデータはAEからシステムに追加されたものでした。
この新システムが搭載される事実を知る由もないももちさんは、AEでゲームバランス調整が入ることを見据え、投稿されたAEの動画の体力バーを物差しで測って従来のダメージとの比較を試みる奇行に走っていましたw
いつも他の人が考えもつかないようなことを突然やり始める、ももちさん。
それが他の配信では味わえない魅力だと感じていました。
そして、このちょっとした部分にも時間を惜しまない姿勢が他の人とは違う魅せるプレイに繋がっているのかな、と勝手に解釈したりもしていました。
2018
◆忍ism新チーム体制へ
ハイタニさんの記事でも書いた通り、今まで一番うれしかった出来事。
熱量高く応援していた選手が同じチームで活動していくということにワクワクしていました。
初めてのメンバー応援配信中「気が気じゃない」「見てられない」と言った感じでワーキャー言いながら見守っていた、ももちさん。
そんな姿にオーナーらしさを感じ始めた時期でもありました。
昔から、地上波のTV番組など色んなメディアに夫婦で出演していたももチョコの2人は、この年あの有名なTV番組へも出演。
チームや夫婦での活動の幅も急速に拡大しているなといった印象でした。
そして、この頃も夫婦で頻繁に配信をしてくれていて毎回それを楽しく見て過ごしていました。
◆魂のキャラを求めて
ももちさんはシーズン2から少しずつ弱体化されたケンに加え前年から是空の他にもサブキャラをスポットで起用するなどしていましたが、なかなか安定した成績を残せていませんでした。
応援する人が大きな舞台で輝く姿をもっともっと見れるといいな、と思って声援を送り続けていた頃。
そんな中、AEで強化されたコーリンと目が合いメインとして使い始めます。
「ももちケンが見れなくなるの淋しいなぁ。」という気持ちもありましたが想像もつかない、ももちコーリンが大会でどんなプレイを魅せてくれるか楽しみでもありました。
◆魂のお披露目
SFLの前身であるRAGE ALLSTAR LEAGUEのときどチームとの対戦。
コーリンで1セット獲りますがその後1セット獲り返されてしまいます。
そこで登場したのが、この決戦の直前に追加された魂のキャラコーディー!
これがストVでのももちコーディー、大会初披露の瞬間でした。
1R目は圧倒するも巻き返され敗北を喫してしまい、その後もこの大会でコーディーの輝く姿を見ることはありませんでした。
◆魂、砕け散る
ELEAGUE2018
ここでももちさんはコーリンとコーディーを起用。
ミラー大好きPunk選手との対戦。
ももちさんのメインであるコーリンをピックしたPunkに対し、日本から応援配信をしていたウメさんが「ももちには通用しないよ。」というようなコメントをしますが思い切り通用してしまいます。
要所でコーディーが活躍する場面もありプレイオフまで進出するも…
最後は、ProblemXのベガにフルフルの状況で敗れ敗退。
勝負が決まった瞬間、大きく数回頷きしばらく天を仰ぐももちさん。
「ももちはこの表情。」と実況のアールさんに言われたその目は潤んでいるように見えて、「ももちさん泣いてる…?」と思いましたが、、、
帰国後、「舞台の照明でそう見えただけ、大会でよくあること。」と言っていました。ほんとかなぁ…。
この後、ももちコーディーをしばらく見ることはありませんでしたが、ケンに比べると動きがもっさりしていて華やかさも感じられず、見ていて楽しいとまで思えていなかったので、特に淋しいという想いも湧きませんでした。
ちなみにこのELEAGUEという大会。2017、2018とアトランタで開催された招待制の大会で、めちゃくちゃ豪華な選手が参加し賞金も高額。
CPTを周りイベントなどもこなしながら参加する選手は本当に大変だとは思うけど、世界中の強豪が長期間かけてぶつかり合う、とっても見応えのある大会だったのでスト6でもぜひ、いつか開催してほしいなと思います。
◆ももち豪鬼現る
中国で開催されたプレミア大会Final Fighters China 2018
ここまであまりメインキャラのコーリンで活躍しきれていなかったももちさんは、この大会で当時乗りに乗ってる藤村選手などを倒し、勝ち進みます。
ウメさん達の応援配信でも「強いももちが返ってきた。」というコメントが出るくらい勢いに乗ったプレイをするももちさん。
ルーザーズながらもGrandFinalまで勝ち上がり迎えたオイルキングラシード戦で…豪鬼をピック。
その光景を見たウメさんから「それは違う気がするwww」と笑い混じりの突っ込みが入り少し不安がよぎります。
”CC出場を確定させるために是が非でもポイントが欲しい”という気持ちが前面に出た試合内容でリセットし、後一歩のところまで追い詰めますが…
その後、逆転されてしまい優勝を逃してしまいます。
今でこそオンライン大会で負けるたび毎回耳にする、このももち節。
この頃はオフライン主流だったので望む結果が出なくても遠征先からの帰路で気持ちを整理していたのか、こういうことを言う姿をあまり見ることはなく、意外に思ったことを覚えています。
ちなみに当時PSが主流な中この大会ではPCが使用されていました。その為、台によってラグに差があったり、アプデが急に始まったり、コントローラーが認識されなかったり色んなトラブルがあり、かなり時間が押していて…
見る側も持久戦でしたがウメさん達がやってくれていた応援配信がほんっとにおもしろ過ぎて…w 応援している選手が優勝できなかったのは残念だったけど、おかげで特に大きなストレスを感じることなく最後まで楽しんで見ることが出来ました。
そして、この大会でのもう一つ印象に残りちょっと感動したエピソード。
優勝したオイルキングのトレードマークの短パン。これがこの大会で設けられていたドレスコードに引っかかります。
すると、所属していたチームUYUの女性オーナーが
「それも込みでスポンサーの衣装、これが彼にとっての正装だ。」と大会に掛け合ってくれ、いつものスタイルで大会に参加することができたそう。
この行動に自チームの選手の権利を守ろうと戦う姿を見たような気がして、ももチョコの2人もこういうオーナーになってくれたらうれしいな、と当時思ったことを覚えています。
そんなオイルキングも今年のEVOJAPAN2023では短パンを卒業した姿で優勝を決め年月の流れを感じました。
◆ゆっちょ爆誕
今や「おはゆっちょ~♡」でお馴染みのVtuber”ゆっちょ”は、この年の春頃に誕生しました。
カカオさんという2キャラを使い分け模索中の時期。
まだ、ももちさんにVである姿を見られることに恥じらっていた様子…w
夫婦仲良くV化した配信もめちゃくちゃ楽しかった🥹
途中でカスタマイズも入り最終形態2人はこの形に落ち着きました。
いつのまにか「ももち家の居候」という設定が追加された、ゆっちょ。
後に家主との夢の対談も実現。
最初は軽いノリで始めたようでしたが今ではゆっちょ専用のチャンネルやTwitterも開設され、多くのファン(めいちょ)から支持されているよう。
れっきとしたストリーマーとして活動しています。
◆CAPCOMCUP2018
この大会の少し前にEcho Foxとの契約が終了し当時からのスポンサーDXRACERのユニフォーム姿で登場。黒基調のユニフォームが新鮮でした。
ときどさんのマーダーフェイスが有名だけど、私はももちさんがプロゲーマーの中で一番のマーダーフェイスだと実は思っています。凛々しい表情が似合っていてかっこいい。
キャラセレ直前に胸のあたりをポンポンと叩くももちさん。
私は、プレイだけでなく試合に臨む選手の表情や仕草を見るのもすごく好きなので、こういうシーンをたくさん映してくれる大会はほんとありがたい。
チェアにあぐらスタイル。自宅ではよくこのスタイルでやっていたので普段と同じ状況に近づけるために、そうしたそうです。
初戦オイルキングを是空で撃破!
ルーザーズでときどさんに是空とコーリンを併用し翌日のTOP8へ進出決定!
ときどさんに勝利しホッとした様子のももちさん。
翌日のTOP8初戦でXianに敗れ、即敗退となってしまいましたが「ももちさんを大舞台のTOP8壇上で見たい」というかねてからの願いが叶い満足でした。
なにより本当にかっこよかった。
◆ラシードが苦手という都市伝説
ちなみにこの大会でオイルキングのラシードに勝利したももちさん。
中国大会GFでの印象が強いせいか未だに「ラシード戦の勝率が悪い」「ラシードに勝ってるところを見たことがない」という話をちょこちょこ耳にしますが、実はそんなことはないんです。この大会の他にも…
中国大会の前のSCRでオイルキングのラシードに豪鬼を被せ、無敵技合戦を制し勝っています。
あまりの試合内容に勝負が決まった直後、2人とも笑っちゃってますw
そのオイルキングに2019のFRウィナーズセミファイナルでも是空で勝利。
記憶に新しい2022CPT日本予選でもガチくんラシードに勝利しています。
ももちさんも自分の配信やどぐらさん主催の座談会で、
「苦手意識はないし大会野試合含めて勝率は昔からそんな悪くない。」
と言っていました。
2019
◆EVOJAPAN2019
少しずつ大会で安定して勝てるももちさんの姿を見れるようになった頃に開催されたこの大会で遂にずっと見たかった光景を目にする日が訪れます。
2月のEVOJAPANで強豪ふ~どバーディーを倒し優勝!かっこよかった~。
ももちさんに降り注ぐキラキラと光り輝く紙吹雪。
その光景を見て世界一紙吹雪が似合うプレイヤーだと思いました。
勝者を讃えているかの如く大量に降り注ぐ紙吹雪が私は昔から大好き。
普段から応援しているプレイヤーが紙吹雪を浴びる光景は正に至福です。
優勝インタビューで「賞金は何に使いますか?」と質問されたももちさん、
「最近、大きな大会で振るわなかったので、普段から迷惑をかけている妻のチョコに何か買ってあげたいなと思います。」と答えていました。
ももちさん自身も納得がいくほどの良いプレイが沢山見れたことは勿論、いつも自分が見てきたももちさんさんのかっこいいプレイを沢山の人に見てもらえたことが応援する側としてなによりうれしかった。
そして、ウメさんの試合の感想からも、ももちさんを称賛するコメントが。ウメさんがももちさんについて語る時いつも「ももちは他とは違う」という唯一無二のプレイヤーと認める言葉を聞けるのがすごくうれしい。
◆賞金について
この大会中、少し業界を騒がせる事実が明かされました。
2018のCCで7位に入賞し$5,000、日本円にして60万円ほどの賞金を得たはずのももちさん、実は10万円しか受け取っていなかったそう。
理由はJesuのプロライセンスを所持していなかったからとのこと。
このことについて、当時ももちさんが配信でこう話してくれました。
受け取った賞金が上限の10万円だったというのは、2018年のCCのみ
(2018CCで再度ライセンス取得の)選択権を与えられた上で賞金は貰えないことを承知しライセンスを取得しないという選択を自分がした
2018年はCC以外のCPTの大会の賞金では全額貰えていたが今後はどうなるかわからない
今回のEVOJでは優勝賞金全額(150万円)貰っている
※EVOJはCPT外の大会
これを聞き思ったことは2つ
「あんな長文で自分の想いを綴り問題提起したのに話が進んでいないんだ」
「チョコちゃんへのプレゼントを買うお金が1/10以下にならなくて本当によかった」ということ。
そして早くこの問題が解決するといいなと思い、それまでと変わらず応援をし続けました。
◆わかった、歌うわ
そんな問題も忘れてしまうくらい、いつもと変わらないももチョコの配信。それをこの時期は心から全力で楽しみ2人に声援を送り続けていました。
ちなみに配信中よく耳にする「わかった、歌うわ」「トリセツ」の元ネタ。
これよりもさらに何年か前、割と大きな失態を犯してしまったチョコちゃんに真剣な面持ちでももちさんが注意をし配信中深刻な雰囲気が流れたところで急にチョコちゃんがトリセツを歌い出すという奇怪なエピソードが由来。
…だったと思います。
その頃から、そんな特異的な2人の姿を楽しんで見ていましたw
◆Final Round 2019 -愛弟子との対決-
忍ism弟子企画初日に「一番になりたい」と目標を掲げた弟子のジョニィさん。「ということは俺の順位が一つ繰り下がることになる。」と言うももちさんに「待っててください。」と宣戦布告していました。
それから3年経った2019年3月、アメリカで開催されたFinal Round 2019
この大会でも勢いに乗っているももちさんは一足先にウィナーズファイナルへコマを進めます。
ジョニィさんも順調に勝ち進み、あと一つ勝てばももちさんとの対戦が実現するという状況まで辿り着きます。
そして迎えたウィナーズセミファイナル…会場の歓声がすごかったぁ…。
見事勝利!勝負が決まった瞬間の会場の歓声と実況James Chenの
「Go Johnny go go go!He has made in the winners finals that compete against ”his master,momochi”.」という言葉に胸が熱くなり鳥肌が…。
ジョニィさんの対戦中ずっと後ろで見守るももチョコとメンバーの姿も。
そして迎えたウィナーズファイナル
1セット獲った後に笑みを浮かべるももちさんと1セット獲られた後、鬼の形相と化すももちさん。
結果はももちさん勝利。師匠の威厳を見せました。
最後に握手を交した時、配信に声は乗っていなかったけど何かももちさんがジョニィさんに声をかけたような姿が映りました。
帰国後のジョニィさんに聞いてみた所「GrandFinalで待ってるぞ。」と言われたそうです。
この大会は色んな人が熱い想いで見守っていたと思うけど、弟子の頃から応援していた私は、より一層熱いものを感じることが出来たと思います。
昔から見ていると、自分の中でストーリーが出来てきてなんか映画を見ているようなそんな感覚になります。
ももチョコの2人もうれしかっただろうなぁ。。。
◆JAPAN CUP2019優勝!
9月に開催されたプレミア大会JAPAN CUP
この大会前、Fighters Spirit、CEO、EVOと3大会連続、あと1回勝てばTOP8進出という今一歩のところで勝ちきれず敗退していったももちさん。
同じような状況になった時、「ここで勝てなかったらまたTOP8はないな。」と思ったそうです。私も実は同じことを思い、この試合を見ていました。
見事勝利しTOP8が確定!久々にももちさんの壇上に上がる姿が見れるということがうれしくて、次の日が待ち遠しかった。
この大会ではウィナーズ、グランドファイナルともにお相手はマゴさん。
September Magoの異名を持つほど9月に不思議と力を発揮するマゴさんだけど、ももちさんはマゴさんと割と相性がいいイメージだったので、若干、安心して見ることができました。
マンガやドラマならこれを見ただけで勝敗がわかってしまうような絵面w
アールさんの実況とハメコさんの解説が、よりももちさんのプレイをかっこよく感じさせてくれます。ほんと感謝。
藤村さんに「必要ない」と言われた下段当身もかっこよく見えましたw
大会で映えるプレイをしてくれるのは結構ありがたいと思っています。
かっこいい…。
最後はももちさんらしくタイムアップ間際の攻防を制し優勝を決めました。
「マゴという選手は気持ちの波が強いので、強い時強いけど弱い時ものすごい弱い。今日は強いマゴだった。」というインタビューでのコメント。
いい関係性だからこそ、こんな大舞台でも聞けるうれしいコメントです。
ももちさんは以前から度々配信で「色んなレベルの人との対戦がいい練習になっていて、それが大会で活きている。」ということを口にしていました。
この日も「普段、配信でラウンジに入ってきてくれる方たちのおかげ出来た優勝。」だと言っていました。
優勝し目録や盾を受け取るももちさん。
でも…前年の覇者ときどさんのように賞金プレートを受け取るももちさんの姿が最後まで配信に映ることはありませんでした。
◆ライセンス問題再び
優勝報告配信で賞金についての説明がありました。優勝賞金500万円のうち
受け取った賞金は60,200円。内訳は上限の10万円から副賞のモニター代39,800円を引いたものとのこと。そして今後、ライセンスの件に関して協議の場が設けられる予定という報告もありました。
賞金の件に関しては夏頃にカプコンプロデューサーの綾野さんが言及していてそこからなにか進展ありそうだなと思っていたので少し意外でした。
優勝した時に「意固地にならずライセンス貰えばよかったのに」という意見も目にしたけど、ももちさんの性格上、問題提起してたことが何も解決してないのに賞金のためにライセンスを貰って事後報告っていうのはないだろうなと思っていました。
しばらくどの配信でもこの話題で持ち切りだったけど事実ではない情報が独り歩きしていて、そのことでももちさんや関係者達が誤解されていそうなのが、ちょっと気になるなぁというくらいでした。
もっと早く解決していればよかったけど、これが話し合うきっかけになればそれでよいと思い、じき解決するだろうとそれくらいの感覚で見守っていました。
実際、12月の初めころに無事ライセンス取得。その報告配信をしてくれた日ライセンス取得などの情報を何も知らずに配信をつけると配信開始から数時間経っていたにも拘わらず、すごく重苦しい雰囲気が流れていました。
問題提起していたことが解決したのかどうかだけ気になっていたけど、そのことについては深く言及していなかったと思います。
どこか、ももちさんがすっきりした感じに見えなかったのは協議の場で自分の伝えたいことがうまく伝わらなかったり理想としていた解決に至らなかったり、、、そういうことなのかなと思いましたが真相はわかりません。
この件に関して、すごく怒ってる人、嘆いてる人、一部でおもしろがって楽しんでいる人、色んな感情を持った人がいたと思うけど私の中では感情が揺さぶられるような出来事ではなく、ボタンの掛け違いのようなそんなイメージでした。
でも、これで今後ももちさんの活動の場が制限されることなく、活躍した時にも賞金問題の話でいいプレイをしたという事実から話が逸れずに済むなと思い、ホッとしました。
◆CAPCOMCUP2019
クラウドファンディングで資金を集めLCQに参加し、そこから本戦出場資格を勝ち獲ったシンデレラボーイこと”もけ”くんにルシアをピック。
「ラシードが苦手だから」というコメントを見聞きすることがありますが、元々は2回戦目でウメさんと当たることを想定した秘策だったそうです。
「ガイルにコーリンが詰んでたから。」大会終わりの配信で、そう話してくれました。当時PS4版でガイルが弱体化される前、さすがのももちさんでもこの組み合わせはちょっときつかったみたい。
ちなみにウメさんはももちさんと当たる前に負けてしまい、その対戦は実現しませんでした。「練習したルシアを少しでも見せたかったのかな、準備したものが披露できないまま終わって、やり切れなかっただろうな…。」そんなことを想い、大会終了後に労いの言葉を贈りました。
2020
◆Hello!セス
ここに来るまで色んなキャラを使い、いつしか「キャラ難民」と一部で呼ばれるようになった、ももちさん。
コーリンについて「やれることやり切って飽きてきた。」と新しい魂を求めて他のキャラの可能性を模索していました。
この年の初めに開催されたTOPANGA CHAMPIONSHIPの少し前からポイズンを使い始めたけど、すぐに「やることこれ以上ないかなぁ。」と言ってやめてしまいます。
ももちさんは、「使ってて楽しくないとモチベが上がらない。」ってよく言っているんだけど、ももちさんにとっての楽しいと感じるポイントの1つははキャラに新しい可能性を見出して、それを引き出すことのようでした。
この年の2月、セス追加予定日の深夜1時過ぎ、配信開始を知らせる通知音で目が覚め配信を開いてみると正座待機してるももちさんの姿が。
結局、追加されたのは9時頃でその前には出かけなくちゃ行けなかったんだけど、帰ってアーカイブを見てみるとセスとの初対面を果たしてうれしそうなももちさんの顔がそこに…w
セスを使い始めたももちさんはいつも楽しそうでした。
使えば使うほど可能性が広がり色んなことが出来るようになって強くなっていくことが本当にうれしいんだろうな、ということが見ていてすごく伝わってきて…見ている側の私も本当に楽しかった。
なんか小学生の男の子が新しく買ったゲームを楽しんでいるみたいでしたw
◆コロナ渦で
コロナ渦に突入しトパチャン以来大会やイベントが開催されなくなって、これからどうなっていくのか何もわからない状況が続いた時期に、
「今できる範囲のことをやってもらえたらうれしい。」「オンラインで大会やイベントを開催してほしい。」というメッセージを送りました。
ももちさんは「オンは回線の問題が…。」と言って乗り気じゃなかったけど徐々にそういった声が高まり、その声が届いたのか春頃から色んなオンラインイベントを忍ismの企画として開催してくれました。
TOPも「TOKYO ONLINE PIRTY」と名前と形態を変え開催。久々のイベントに、たくさんの人達が集まりすごく盛り上がって本当に色んな人が楽しんでいたと思います。もちろん自分自身もすごく楽しむことが出来て大満足。
長時間に渡るイベントでしたが進行もすごくスムーズで、忍ismの裏方さんがめちゃくちゃがんばってくれていたそうです。
そして、このG.W.企画ではTOPANGAとのコラボも。
4年前「TOPANGAさんといいライバル関係になりたい。」と言ったももちさん。その目標を達成しすっかり立派なチームになったなぁと思いました。
そして、コロナ渦でも変わらない2人の姿にも引き続き楽しませてもらっていました。
◆若手にガチ説教
この企画に参加した若手の大谷くんが少しエンタメに寄り過ぎた立ち回りをしてしまいチーム敗北の一因になってしまったということがありました。
これより少し前にもハイタニさんの企画で同じような立ち回りをして役割を下ろされることもあり、少しオンオフの切り替えがうまくいっていないように見えた時期でした。
チームとしてもストリーム活動に力を入れ始めた時期で大谷くんなりにみんなを楽しませようとしていたのかもしれませんが、それが空回ってしまったように見えました。
数日後の定期配信「説教TV」で、ももちさんから喝を入れられます。
その後も「トッププレイヤーとの差を縮める為に今しっかりとやるべき時」だということをジョニィさんも含めた若手の2人に伝えていました。
愛のあるお説教といった感じに私の目には映りました。
チームの中で藤村さんが普段から小言を言うお母さん、ももちさんがここぞという時に厳しく𠮟るお父さん、そんなイメージも持ちました…w
ももちさんのこの時の行動は実は私的にめちゃくちゃうれしかったんです。
「放任主義」「超個人主義」と言われていた忍ismでしたが、このももちさんの姿を見てチームでの活動もこれから安心して楽しめそう、、、そう思いました。
◆MOMOCHI SPLASH
ハイタニさんの記事にも書いたけど、2018年から開催されているリーグ戦でいつか忍ismの純正チームを見たいというのが私の夢のひとつでした。
チーム結成の知らせを聞いた時、本当にうれしくて、これからが楽しみで楽しみで楽しみで…大きな期待に胸を膨らませていました。
ももちさんは、前年ライセンスを所持していなかったため参加できなかったリーグ戦にこの年はリーダーとして参戦。しかも多キャラを器用に使いこなすももちさんは、この頃採用されていたBANルールにも強いはずと前評判も高く、注目を集めていました。
ただ、リーグ開催前から他のチームがチーム練習やリーグに向けての取り組みを配信で多く見せてくれる中、忍ismはチーム練習を1度やったきりでそれ以外は普段と変わらずでした。
この時メンバーだったハイタニさんは既にストリーム活動に専念していて、リーグ参戦が決まっても個人配信でストVをやるということはなく、チーム練習を見ていてもあまり意気込みみたいなものを感じられませんでした。
それでも4人ともプロ、特にそのうち3人はベテランのトッププロだから、きっといいものを魅せてくれると信じていたけれど、それは行き過ぎた期待でした。
初戦から最終戦までMOMOCHI SPLASHが輝くことはなく、最後までチーム一丸となって戦うという意志を感じることもできませんでした。
思う所はやはりこれ。
数か月前、大谷くんに「チーム戦だからチームを応援してくれてるファンがいる。」そう言ったももちさん自身はそのことを念頭に置いてくれていたのかな…思わずそういう想いを抱いてしまいました。
ももちさんがファンのことを考えていないわけないんだけど、それでもこの時こういう想いに自然と至ってしまったということ自体が悲しかった。
チームのリーダーである以上に忍ismのオーナーとしてもっとメンバーに声をかけたり引っ張っていってほしかった、そういった想いもありました。
最終戦で個人・チームともに惨敗してしまい、しばらく唇をかみしめ一点を見つめるももちさんを当時複雑な気持ちで見ていました。
そしてSFL以外の部分でも、ももちさんが「前から応援してくれてる人達は少しくらい嫌なことがあっても離れないだろう。」なにかそんな風に思っていそうと感じることが何度か重なり、応援していて悲しいという気持ちを持つようになってしまいました。
それまで、ももチョコと忍ismを応援し続けていた数年間を思い出し、悲しい気持ちがさらに増しました。
◆TOPANGAコンセプトマッチ
毎年12/31に開催されるこの企画で、この年ももち vs ときどの10先が決定。
ももちさんの長期戦を見るのは2017年のTOPANGA LEAGUE以来でした。
この対戦に関しては勝敗は自分の中であまり重要ではなくて、とにかくいいものが楽しめて見れたらいいな、とそういう気持ちでした。
長期戦を見ているうちに自然とこんな感想を持ち、コメントしていました。
ちなみにこのマッチングはときどさんの計らいで実現したものだそう。
「セス使って調子が上がってきたのに今年発揮しきれなくて消化不良っぽいなっていうのもあって、ももちを指名した。」そう、教えてくれました。
そんなももちさんは試合後のインタビューで「悔しいですね。」と言いながらも「持ってきたものは100%出せたので悔いはないです。」と、どこかすっきりしているように見えました。
2021
◆新企画続々
忍ismでは恒例のイベントの他にも国境や格ゲーマーの枠を超えた新しいイベントが続々と開催され、コミュニティの輪を広げ、より多くの人を楽しませたいという想いを感じました。
◆ももち、道着使いになる
なるというより、戻ったというのが正確かもしれません。ももちさんはこの年、調整で強化されたリュウやケンを大会で起用し始めます。
CPTでTOP8に残ることが多かったり、個人リーグ戦でもそこそこ勝つんだけど今一歩のところで勝ちきれない、そういった感じでした。
◆ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2021開幕
また忍ismが純正チームで参戦することはうれしいと思った反面、前年のことがあったので少し不安もありました。
開幕前、メンバー最年少当時ハタチのひぐちくんの個人配信で「今年は練習配信をある程度してくれたらうれしい。」というコメントが。それに対し、
「任せてください。俺が練習相手も探してきてアポ取って全部場を用意してやっていきますから。」
と力強い口調で言ったくれたのを聞いて「今年はきっと大丈夫。」と不安が一気に解消しました。この一言は本当にうれしかった。
実際チーム4人集まってディスコを繋ぎながらの練習配信をやってくれたり
時には、ももちさんや藤村さんが若手と組んでマンツーマンの指導をしたり「今年は去年の分もがんばって勝つぞ。」という想いが伝わってきました。
主にスパー相手との調整係をやってくれていたひぐちくんが「ももちさんが自分から大谷さん誘って練習してくれてた。めちゃくちゃうれしかった。」と言っているのを聞いた時、ももちさんもチームと応援する人達のために変わろうとしているような気がして、私もうれしかった。
◆チーム一丸となって
今回のメンバーには入っていなかったジョニィさんやヤマくんもスパー相手としてチーム練に加わってくれたり、定期配信を応援・観戦枠にしてくれたりハイタニさんが個人でも応援配信をしてくれたりと、チーム一丸となって盛り上げていこう、勝ち上がっていこうという意志を感じました。
「メンバー同士でも『ここはお前に任せたぞ』って感じで信頼関係も築けて来てる。」とももちさんが個人配信で言っているのを聞いて、忍ismがちゃんとしたチームになってきていることを実感しました。
ずっと忍ismを応援させてもらってきた私は、そのことだけでも本当にうれしかった。
◆がんばってって言ったらキレられた…?
SFL開幕後まだ勝ち星を上げられていなかった大谷くん。そんな中、
「大谷にがんばってって言ったらキレられた。」
藤村さんの配信で突然こんなコメントが…。実はこのコメント、他の配信でも何度かそれまでに目にしていて気になっていました。
大谷くんがそんなこと言うとは考えにくいけど、もし本当だったとしたら心配だったことは2つ。そこまで追い込まれてるのかということと、純粋に声援を送ってくれた人を傷つけてしまったんじゃないかということでした。
藤村さんは「自分はその配信見てないからわからないけど大谷はそんなやつじゃないから、いつものノリで言ったのがそういう風に伝わったのかもしれない。」そんなことを言っていました。
気になってその後の大谷くんの配信を見ると、こんな話をしていました。
真相を知り一安心。そして、この時の一連のコメントを聞いて、不動に入った時から大谷くんも随分変わったなという印象を持ちました。
ちゃんと先輩達の背中を見て育ってる、そんな気がしました。
その大谷くんが初勝利した時のうれしそうなメンバーの表情、特にひぐちくんが自分のことように喜んで拍手している姿が印象的でした。
◆プレイオフ進出決定!
紆余曲折ありながらもプレイオフへコマを進めた忍ism。
ちなみに、この年のももちさんはSFLが開幕する少し前に追加されたあきらをメインに起用。私はももちさんの歴代使用キャラの中でも、あきらはすごく好きでした。見た目もいいし、ももちさんの他の人とは一味違うかっこいいプレイをいつも楽しんで見ていました。
この頃すっかりよきライバルとなったTOPANGAが有するチーム、魚群戦でも本節ホームアウェイともに華麗なプレイで見事な勝利を収めていました。
リーグ開幕前にはチーム代表として意気込みを語るシーンがSFLの公式配信で公開されました。オーナーでありながらトッププレイヤーとして活躍する姿に他の人にはない魅力を感じます。
◆TOPANGAチャリティカップ2021
SFL本節が終了し束の間の休息時期。ももちさんは弟子のジョニィさん、ヤマくん2人を引き連れて直前に追加されたキャラルークでトパチャリ参戦。
学業が落ち着いてこの頃からまた表に出るようになったヤマくん。
昔、全くしゃべらなかった頃とは全然違うヤマくんに驚きました。
積極的にももちさんにアドバイスしたり、大将戦で負けてしまって準優勝に終わった瞬間「ごめん…。」と何度も謝るももちさんに「全然!よかったっす!」と励ましの言葉をかけたり…。聞いていて、すごくうれしかった。
そして試合後、「2人を優勝させてあげたかった。」
と言うももちさんの言葉に弟子を想う気持ちを改めて感じました。
◆夫婦での活動
この頃はお互いの活動が忙しくなってきたのか、2人の配信を見始めた当初と比べると夫婦で配信する姿をほぼ見ることはなくなりました。
それでも、忙しい合間を縫ってたまに配信してくれる2人を、昔と変わらず楽しんで見ていました。
2022
◆プレイオフ…そして充電期間へ
年が明け迎えたプレイオフ、初戦は魚群。ももちさんはホームアウェイともに大将に座り、ルークでマゴさんとの対決に挑みます。
結果は大将戦2試合とも負け。ここで忍ismはSFL敗退となりました。
試合後の配信で視聴者からの労いの言葉に対し「メンバーに対してもそうだけど、応援していただいた方達にも本当に申し訳ない…。」と言い、うな垂れるももちさんを見て胸が痛かった。でも、、、
この年、最後まで心から楽しんで見ることが出来、いいものを魅せてもらったという感想を持てたこと、私はそれが本当にうれしくてももちさんにもメンバーにもそれを支えたチョコちゃんや忍ismのスタッフや一緒に純粋な気持ちで応援したファンの人達にも感謝の気持ちしかありませんでした。
「充電期間を設けたい」そう言って2週間後開催されたCPTを欠場し、しばらくストVを配信内外でも一切触ることのなかったというももちさん。
月末のSFLグランドファイナルから3日ほど経ったある日、配信終わりにレイドしようとした際「sakoさんにおめでとうレイドしよう。」というコメントを見て「sakoさん誕生日なん?」と素で返し…「え…FAVが優勝?グッパチは?」「(結果は)知らない。だって俺出てないし…。」と一言。
ももちさんの立場上、意識して情報をシャットアウトしていないと自然と入ってくるはずの情報をこの時点で知らないということは…
「よっぽど心のダメージを負っているんだろうな。」そう思い、ももちさんの充電が完了する日を待ちました。
◆奇をてらったオーダー?
この年の忍ismの試合のオーダーについて「奇をてらってる」「逆張り」という意見を色んな所で見聞きしました。
忍ismの試合後大体いつも、ももちさんや藤村さんが配信をしてくれて、言える範囲でオーダーの意図を説明してくれていました。私も実際オーダーを見て不思議に感じたことが何度かあったけど、2人の言っていることを聞いて「なるほどそういうことか」と納得することが多々ありました。
SFL終了後に「今回は楽しんでくれた人も多くてそれはよかったけど一部でオーダーについて理解されていなかったのが残念だった。僕達はいつもその場の勝率が一番上がる可能性を考えてオーダーを組んでいた。」
チームメンバーの藤村さんがそんなことを言っていました。
一部で言われていた「来年以降を見据えた育成のためのオーダー」というのも全くなかったそうです。
色んな意見があり自分の意見をハッキリと言うことはよいと思っています。でも、事情を知らない人達、特に、影響力のある人が声を大にして「あれは明らか間違ってる、おかしい」と批判的な言い方をしてしまうことで、それを信じて拡散してしまう人がちょこちょこいたことが応援する側としても少し残念でした。
意見を発信する時には、そういったことを頭の片隅に置いた上でエンタメとのバランスが取れた伝え方を意識すると、全力で力を注いだ選手やそれを応援した人達が残念な気持ちにならずに済みそう、、、そう思いました。
◆弟子との別れ
前年のSFLで最年少ながらもチームを引っ張っていってくれた大きな存在、弟子時代から、ももチョコの2人と忍ismで歩んできたひぐちくん。
この発表の約2か月前、大会終わりの個人配信を見ると、この日の大会だけでなく今季のSFLで振るわなかったことを振り返り悩んでいるようでした。
この時は、思う結果が出ないことに一時的に落ち込んでいるだけで時間が経てば忍ismでももちさん達とまた一緒にがんばっていこうと奮起するだろうなと思っていました。なので卒業の知らせを聞いた時、思い切った決断に踏み切ったことに驚きました。
2022年度のSFLが数か月後に迫っていたので、ひぐちくんが抜けた後の忍ismを心配する声をたくさん目にしましたが、私はそれよりもチームを抜けももチョコの2人の元を離れることが淋しいという想いでした。
卒業配信で再春館SOL熊本への移籍を発表し「今まで慣れ親しんだ環境から離れ、甘えられない環境に身を置くことで自分を成長させたい」という卒業の意図を聞いてこれからも応援し続けたい、そう思いました。
この記事を見てプロゲーマーとしての在り方や考え方が、しっかりと弟子のひぐちくんにも受け継がれていることがわかりました。
チームから離れても応援し続けたいと思えるプレイヤーを育て上げてくれたももチョコの2人には本当に感謝。
そのひぐちくんに一番感動させてもらったのは2021年のTOPANGA CHAMPIONSHIPⅢ。惜しくも準優勝に終わったひぐちくんが涙を流しながら「弟子企画からこの業界に入りよくこんなところまで来れたと思う。ももちさんにありがとうございましたって言いたいです。」とインタビューでコメントした姿は、いつ思い出しても胸が熱くなります。
◆CPT 2022 JAPAN優勝-もう1度言ってください-
ももちさんはこの年4年振りに再びコーディーを使い始めメインに起用。
4年前はさほど心動かされなかったももちコーディーを時間が経つほどかっこいいと思うようになり、いつの間にか見ていて楽しいと思うようにまでなりました。
そして今季1枠しか設けられなかったCPT日本予選を見事勝ち抜きCC出場権獲得!圧倒的でももちさんらしさがたくさん詰まったプレイを見て、何年も前にももちケンを見て感動した当時と同じ気持ちになりました。
優勝インタビューで「ウィナーズで1度負けた後、隣の部屋で試合を見てたチョコが『まだいけるよー』と言ってくれた。グランドファイナルでもペットのごんすけを連れてきてくれて『がんばれー』って応援してくれたんで、そのお陰で勝てたのかなと…。すごく喜んでくれてました。」と感動のコメントをするも通訳さんに「もう1度お願いします。」と言われ…w「もう1度…。」と戸惑い端折って言い直すやり取りが当時話題になりました。
◆最愛の家族との別れ
この年のEVO前。EVO不参加の理由の1つは、ごんちゃんの調子が思わしくないため、ということを話してくれていました。
知らせを聞き、とてもショックでした。でも私とは比べ物にならないほどショックを受けてる2人を想うと軽々しくそれを表に出すことは出来なくて。
しばらく全ての配信を見るのをお休みし、鍵をかけたツイートにそっと想いをしたためて気持ちの整理をしていました。
ももちさんのツイートにいつもチョコちゃんを想う気持ちを改めて感じました。
ごんちゃん本当に今までありがとう。
◆RedBull5G
6年振りにストVがタイトルに復活したこの大会。ももちさんはヤマくんとタッグを組み参戦。予選を勝ち抜き見事、西の代表として本戦出場決定!
本戦でヤマくんが勝利した時の、ももちさんのこのうれしそうな姿…w
インタビューではヤマくんから「優勝の景色を見せてくれてありがとうということと、あと…今まで育ててもらってありがとうございました。」そう言われたももちさんは、目の端が光ってるように見えたけどこれも昔言ってたように照明のせいだったのかな……w
◆SFL開幕-魂の帰還-
9月、ストリートファイターリーグ: Pro-JP 2022開幕
CPTで優勝した後さらに磨きがかかったももちコーディーが火を噴きます。
第8節まで7戦6勝。大将を張ることも多く、チームの勝利とメンバーの気持ちを支える心強い存在でした。
◆ラグで免罪
第9節の大将戦。対戦中に見たことのないほどのラグが発生します。
この試合に負けてしまったももちさんは試合が決まった直後から何か言いたそうな表情を浮かべていました。
毎回、試合終わりに振り返り配信をやってくれていたももちさんのこの日の配信画面に、いつものようなストVの映像は映っていませんでした。
「ストVはもうつけない。振り返っても愚痴しか出てこなさそうだから。」
「しゃーない。お互い様だから。」と、言いながらも
「オン対戦である以上、ラグが起こるのは理解してるけど今日のラグは許容範囲を超えていた。これで負けになるの?って思った。」
「今までこれに向けてやってきたことが…。」
と、それ以上のことは何も言わず他のゲームを始めました。
この日の試合に向けた取り組みがこういう形で出し切れずに終わったことを悔やんでいるように見えました。
このトラブルを受け、第10節の試合開始前に今後の対応についてのアナウンスがありました。
そのアナウンスの後、ももちさんがこんなツイートを、、、
言いたいことをぐっと堪えた結果この誤解はやりきれなかったと思います。
ももちさんは、この後の個人配信で誤解されていることにやや不満を漏らしながらも「誤解されるのは普段からゴネてるせい。俺が悪い…。」と言っていました…w
普段の立ち振る舞いが人の印象を左右することは当然あるけれど、それに振り回されず情報を吟味して正確な情報に辿り着くことが大事だということを、この件を経て改めて実感しました。
◆プレイオフ
1巡目の大将ときどさん戦で完全に対応され負けてしまったももちさん。
その後、1人でも負けるとSFL敗退確定という状況で大将ときどさんにヤマくんをぶつけます。
自分が負けたらチーム敗退。最年少でリーグ初参戦のヤマくんに伸し掛かるプレッシャーが画面越しに伝わってきました。
集中するヤマくんに声をかけるももちさん。なにを言っているか配信に声は乗っていませんでしたが、その光景を見ただけで感慨深い気持ちに…。
ヤマくん見事勝利!
試合に臨むその顔つきは、師匠のももちさんと同じ凛々しいものでした。
その後のターンでチームの敗退が決まってしまったけど前年同様、最後まで楽しめて私は満足でした。
私の中の今季のベストバウト。勝負には負けてしまったけど、ももちさんらしいプレイに痺れました。この2人の対戦はいつも見ても最高。
◆TOPANGAチャリティカップ2022
スト6発売が決定しストV最後のトパチャリとなったこの大会。ハイタニさんの計らいで、ももち・ハイタニ・大谷の忍ismチームが結成されました。
メンバーに止められながらも豪鬼を選んだハイタニさんは7勝をあげ、ブランクを経験と格ゲー力で跳ねのける活躍を見せてくれました。
うれしかったのは大谷くんが「去年から成長してる」「見違えるようなプレイ」と、2人から絶賛されていたこと。そして、このベテラン2人に物怖じすることなく、アドバイスしたりガヤを入れたりちゃんとチーム戦をしていたということです。だから見ていて余計楽しかった。
ももちさんは全て大将戦で出陣し11戦全勝。全員活躍し見事チームも優勝!
トパチャリ後の久々の夫婦配信を見て、6年前と変わらないももチョコの姿にどこか安心しました。
2023
◆CAPCOMCUPⅨ
ストV最後のCCはももちさんのかねてからの願い通り予選はリーグ形式に。抽選の結果にももちさん本人は少し自信がなさそうだったけど、ときどさんからは抜けれそうとお墨付きをもらっていました。
本戦グループステージでは2敗してしまい自力抜けは消滅。プエルトリコのファン使いMONO選手にももちさんの運命は託されます。
MONOの試合の結果、勝敗数で並んだBig Birdに得失わずか1ポイント差で上回り抜けが確定します。
後日アップされたときどさんの動画で、このことについて触れるBig Bird。
グループリーグを抜けトーナメントへ進んだももちさんの初戦前、インタビュー動画が流れました。
「忍ismで育成やイベント・大会の運営など手掛ける経営者とトップで戦い続ける競技者、その2つのバランスをどう取っているのか」という質問に
「チョコや周りのチームメイト、スタッフなどサポートしてくれる人のお陰でがんばれている。」
と答えたももちさん。続けてチョコちゃんに関する質問に対し、
「プロになる前からチョコとずっと一緒に運命共同体という風にやれているのは幸せなこと。」と言っていました。
トーナメント初戦のお相手はノルウェーの若手Phenom選手。
絶対絶命の大ピンチに追い込まれ「終わった…。」と思った瞬間、相手のミスに助けられピンチをしのぎます。久々に心臓が止まるかと思った…。
フルフルまで縺れ込み、最後は安定したプレイで勝利を収めます。
何年も何度も見てきたももちさんのガッツポーズ。自分史上最高って言っていいくらい力の籠ったガッツポーズに心打たれました。
この後NL選手に惜敗し敗退してしまいますが、最後までももちさんのプレイに心動かされ、ここでもまた応援し始めた当時のことを思い出し熱い想いが込み上げてきました。
◆戦友達との別れ
ももチョコの2人と数年間ともに歩んできたメンバー達との別れ。
特にハイタニさんはストⅢシリーズである3rdの頃からの友人。
年齢も近く上京するタイミングもほぼ一緒という似たような境遇。
チーム加入時に、”新しい事に挑戦する彼らの力になれるよう”とつぶやいたハイタニさん。2人やチームにとって、大きな力になっていたと思います。
そんなハイタニさんとももちさんが鎬を削った3rdの名物イベントCooperationCupが数年振りに帰ってくるそうです。
私はこのイベントも大好き。参加者から湧き上がる独特の男くさい歓声、
ストVとはまた違った雰囲気の中、自分が普段応援しているプレイヤーのいつもとは違う姿を見れる貴重なイベント。
アマチュアの人に混じり私服で参加しているプロ達。筐体に座ると、すごいオーラが出てるような…そんなプロの風格を感じられる瞬間も好き。
思い返せばこの1年の間に弟子や愛犬、メンバー達とのたくさんの別れを経験した2人。前向きな別れもあるけれど、それでも精神的な負担はかなりのものだったのではないかなと思います。
◆NEW FAMILY
そんな2人の元に新しい家族がやってきます。
ごんちゃんがももち家に来たのは7歳頃だったのでだいぶ落ち着いていたみたいですが、生後4か月の小太郎はハチャメチャで2人とも大変そうw
でも小太郎を迎えてからの2人は、ごんちゃんがいた頃と同じように楽しそうで、それを見てホッとしました。
◆EVOJAPAN2023
CCが終わり不完全燃焼の様子だったももちさん。
それまでPS版採用ということであまり乗り気ではなかったというEVOJAPANに、応援してくれている人達のためにも出場するということを決意しモヤモヤしていたものが少し晴れたそうです。
ももちさんはこの大会でもコーディーを使い、いつも通りの魅せるプレイでTOP8の壇上まで駆け上がります。
壇上ではCCでももちさんを救ったMONOとの対戦も見ることができました。
ちなみに、愛犬のごんすけは今まで数々のゲーマー達との対面を果たしたそうですが、小太郎に会ったことがあるのは現時点でMONOのみだそうです。
4年振りに大舞台の壇上でももちさんのプレイする姿が見れて幸せでした。
きっとストVの壇上でのももちさんを見るのはこれが最後。応援をし始めて6年以上経つけれど、ももちさんはずっとずっとかっこよかったです。
シンプル過ぎる表現かもしれないけど、
”かっこよかった”
本当にこの一言に尽きます。
激励のコメントは不要?
最近、負けた日はいつも長時間にわたり後悔の念の無限ループを繰り返しながら落ち込んだ姿を配信で見せるももちさん。応援するプレイヤーが望む結果が出ず落ち込んでいる時、どんな言葉をかけていいかいつも悩みます。
ある日ももちさんの配信で、視聴者がチャット欄へ送る声援などについての話題になった時「たかが文字が配信者の気持ちをどうこうしようとするのもではない。」という別の視聴者の方からの意見がありました。
確かにコメントは文字。そう思って気に留めていない配信者も中にはいると思います。でも、私の意見は少し違います。
以前、数日後に大事な大会を控えた、あるプレイヤーの配信で
「重要な場面で記憶に残る活躍をするイメージがあります。」
と、コメントを送ったことがありました。
そのプレイヤーは大会で見事優勝を果たし、優勝報告配信で
「その言葉が頭に残っていて、それがいいイメージに繋がった。」
そう言ってくれていました。そんな風に何気ないコメントが良くも悪くもプレイヤーの心を動かす可能性を秘めている、そう思っています。
ももちさんが負けて落ち込んでいる時、少しでも傷が早く癒えて前向きになれるようにと願っていつも労いの言葉をかけ声援を送り続けています。
2人にしかできないこと
亭主関白で家のこともせずチョコちゃんを蔑ろにしてると誤解されがちなももちさん。でも、大事な場面でいつもチョコちゃんの名前を出す姿をずっとずっと見てきた私は、お互いがお互いにとって欠かせない存在であること、2人が強い絆でしっかりと結ばれていることを知っています。
Esportsのことをよく知らない周りの人達に業界のことを紹介した時、
「プロゲーマーって何をしてる人達なの?何をもってプロなの?」
そう聞かれることがよくあります。
その時、真っ先に紹介するのは、ももチョコの2人のこと。
ゲームの強さや上手さ、ライセンスを持っているかどうかに関係なく、
ゲームの楽しさやそこから得る感動を伝えるために、お互いにしか出来ないこと、そして2人一緒だからこそ出来ることに挑戦し続けるももチョコの2人は正真正銘のプロゲーマーだと私は思っています。
今後も2人にしか出来ないことにどんどんチャレンジし、それをきっかけに、業界が発展していくことを願っています。
そんな2人をこれからも誇りに思い応援し続けることができますように…。
【おまけ】ももち作 チョコブランカ
❖Miiゆっちょ
Twitchのサブスクスタンプでお馴染み
❖ポケットモンスター ソード・シールド
若かりし頃のチョコちゃんのファッションがモデル
❖マウスでお絵描き
なぜかスタンプ化されてるけどほとんど使われてるの見たことない
❖eBASEBALLパワフルプロ野球2022
上の作品に似ています
❖WWE 2K22
ファッションのモデルはポケモンの時と同じで髪型は少し前のもの
❖ストリートファイター6
ももちさん曰く花山薫似だそう
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