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コントロールの夏

皆様、今年の夏はどのようにお過ごしですか。
わたしにとっては「コントロールの夏」でした。

かねてより、自分の身体におけるテーマの一つであったコントロール。
パワーや柔軟性だけで動くのではなく、コントロールを以て身体を動かすこと。
そこにフォーカスしてヨガの練習に取り組みました。

夏はなぜか、テーマを決めて取り組むのに良い季節だと思っています。
部活や勉強においても、夏に合宿や集中講座をするところも多いですよね。
わたしはお盆期間中、徳島のヨガスタジオ caronにお邪魔して、3泊4日のヨガ合宿に参加しました。

caronのヨガ合宿では、45分の太陽礼拝と120分のBORN TO YOGを毎日、日替わりでハタヨガ60分を受講したり自分主催のBORN TO YOGクラス90分~120分を行いました。

クラス終わりにYOGMATを丸洗いの図

1日平均で3時間~5時間、わたしの普段の練習時間は平均1時間ほどなので、合宿期間は普段の3~5倍動いていたことになります。

冒頭で「コントロール」がテーマの夏だったとお話しました。
とはいえ、最初からテーマを決めていたわけではありません。
なんとなく動いていくうちに、自然と「今のわたしはこんな感じの身体や心でありたいな」みたいな像が固まってきました。
一定期間、自分のやりたいことに打ち込む時間の比重を増やすと、普段の練習では見えてこなかったことが見えやすくなってくる気がします。

じゃあ具体的にコントロールとはなんぞや、という話になってくるのですが。
「ヨガ=柔軟性が必要」というのはよく聞きますが、わたしはぶっちゃけ柔軟性がなくてもヨガを楽しめると思っています。

真っすぐのピンチャマユラーサナ
ぐにゃぐにゃ全開期にはできなかったアーサナ。
柔軟性に自信がない人こそチャレンジしてみて欲しい。

「柔軟性はあると役立つかもしれないけど別に必須ではないよね」「練習していれば個人差はあるけれどそれなりに柔らかくなるし」とスタジオに来てくださる方にもお伝えしています。
と言いつつも、わたしの身体はどちらかというともともと柔軟性が高く、特に後屈に関しては「ぐにゃぐにゃ」の部類に入ります。
これは身体を動かす上ではそれなりに強みとなっていて、BORN TO YOGを始めた当初は自分の身体のぐにゃぐにゃ部分を全開にして動いていました。「柔軟性は必須ではない」と言いつつ、自分の身体にまったく説得力がなくてごめんなさい。
一方、練習を通して気づくのです。ぐにゃぐにゃ全開の身体にはどうしてもできないアーサナ(ポーズ)があり、さらには怪我のリスクが高まることさえある、と。

アームバランス系
ぐにゃぐにゃ全開人にとってはかなり苦戦するアーサナ
でも苦戦する時間が楽しいよね。

特にBORN TO YOGはたくさん動いて、様々なアーサナにチャレンジするスタイルなので、練習するうちに「今のままだとこれ以上前に進めないな」という壁にぶち当たる時期がしばしばやってきます。
なぜ前に進めないのか。原因がわかるときもあれば、わからないときもあります。
さらに大体の場合、原因はひとつではなくて複数要素が絡み合った複雑な状態であることも。
毎日の練習や合宿で、がっつり動いてみると、その原因が少しずつ紐解けていきます。
わたしの場合は前に進めない明確な原因のひとつに「コントロール」がありました。
柔軟性やパワー全開で動くのではなく、それらの出力を上げたり下げたりしながら、「ここだ!」というポジションに自分を持っていくということ。
「ここだ!」というポジションを捉えたときは、例えば呼吸がしやすかったり、軸がぶれなかったりといった、身体がハマる感覚があります。
さらにその感覚に「たまたま乗っかる」のではなく「意識をして持っていく=コントロール」したい。
ぐにゃぐにゃ全開やパワー全開には無い、身体に無理のない「あるべきところに身体がおさまる」みたいな面白い感覚なので、ぜひ多くの人に味わってもらいたいです。

合宿で初めてできるようになったアーサナがたくさんありました。
収穫たくさんの3泊4日

ちなみに夏の練習で得たコントロールのキーワードはこちら。
・腹を決める。
・自分の身体に流れるリズムに乗る。
・最後は気合。
いかがでしょうか。ピンと来るものはあったでしょうか。
ぜひ一緒に練習して探しましょう。

アーサナの探究や、現状の身体や精神を打開する際に、「合宿」というスタイルはかなりおすすめです。
連日しっかりとやりこむことでしか得られないものがあります。
わたしが主宰するヨガスタジオ 穴場でも、ほぼ毎日BTYのクラスを開講しています。

お得な回数券もありますので、集中してやり込みたい方は、ぜひ「セルフ合宿」しに来てください♪

余談ですが、合宿後、盛大に体調を崩しました。
体調のコントロールも上手になろうと誓った夏でした。

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Misa Izumi
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