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6.結婚に繋がる恋ができるかどうか?よりも大事な事
誕生日のメールにあった、「アイラブユー」を見てからずっと気になってた。
あれは、彼の本音なのか?ただのノリなのか、、、??
どっちなのか気にしている時点で、私はもう、彼を好きになっている。
と思う。
そしてこの頃になると、年明けからぼんやり考えていたことを行動に移そうとしていた。
地元に帰りたい。
レンと連絡を取り出してからも、地元に帰りたいと思っていることを何度か話したことがあって。
その度にレンは、「帰ってきなよ、いつでも歓迎だよ!」
みたいな、軽いリアクションをしてくれていた。
このまま都会で生活していても良い出会いはなさそうだし。だからってここでバリバリとキャリアを積みたいわけでもない。
ここで、結婚できそうな相手をゼロから探すぐらいなら、一旦は「好き」を取りたい。なんて思考になっていて。
異動を上司に申し出て、話しをどんどん進めていた。
もちろん、そのことを一番にレンに伝えた。
「引っ越しまであと◯日」
「今日は送別会」
「今日も送別会、また朝まで飲み会〜」
みたいなやりとりを、毎日していて。
引っ越し当日も、荷造りの様子を画像付きで送ったり、荷物全て搬出した後のガランとした部屋の画像も彼に見せた。
そして、地元に着いた瞬間、当たり前にレンに連絡した。
引っ越し後は休む間もなく異動先での勤務が始まって
初出勤の日も、いつも通り、職場につくまでずっとレンとやり取りしていた。
職場環境が変わってとても不安だったけど、いつもレンが寄り添ってくれていた。
彼との関係がこの先どうなるのか?
彼とは「結婚」に繋がる恋ができるのか?
そんな事何も見えていなかったけど。
でも、気持ちは完全にレンに傾いていた。
彼との時間が、少しでも長く続けばいいと思っていた。
こんなの、婚活をしている30代半ばの女が考える事じゃないのかもしれない。でも私は、今すぐ結婚できるかどうか よりも、「好き」を取りたかった。「好き」から始まらない関係の延長戦上に「結婚」があるとは、考えられなかった。