7.再会
亮が引っ越したのをきっかけに、私は彼と、2人で会うようになった。たまたま私達は地元が同じだった事もあって、結構自然に地元で2人でうようになった。
亮が関西に居た頃はは基本的に皆で集まって遊ぶ事が多くて、地元で2人で会うのはとても新鮮な感じがした。というのは建前で、本当はしっかり、ドキドキしていた。彼との恋は、告白するまでもなく失恋しているのだけど、「年上のカッコいい男性」である事には変わりなくって、帰省ついでに会ってはキュンキュンして、そんな恋愛みたいな関係を楽しんでいた。
田舎の生活が暇だと、よく言っていた亮は、いつも私に予定を合わせてくれていて。映画に行ったり、食事をしたり、初詣に行ったりもした。
私と亮の家は車で1時間ぐらい離れた所にあったのに、亮はいつも帰りは私の家まで送ってくれた。当然、その車内でもちゃんとドキドキしていた。
元カノとの結婚の噂を聞いていたし、今どうなってるんだろう?
なんて、ほんの少し気にしながら。でも私は当時まだ関西に住んでいたから、彼と今から関係を作ったところで遠距離だし、、、なんて、気になるような、気にしないように意識しているような、そんな感じだった。
今また彼を好きになっても、物理的な距離があるから、
「彼への気持ちはもうない」 と、思うようにしていた。
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