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恋する恋する恋する古典
自己紹介
はじめまして。
この記事に目を留めて頂き、ありがとうございます。
平安時代の歌人、和泉式部の研究をしています 副島和泉(そえじまいずみ)と申します。
「和泉」という名前が、和泉式部に因んで命名されたことを知り、幼少期から古典作品への好奇心を膨らませ続けています。
2021年まで、フェリス女学院大学、國學院大学にて、15年間『和泉式部日記』を対象に研究をしていました。
現在は大学や研究機関を離れ、全国各地で現成会(げんじょうかい)という古典サロンを展開しています。
「古典をもっと身近に気軽に」をモットーに、お茶をする感覚で、さまざまな世代の方々に立ち寄って頂けるサロンです。
◼️隨泉寺カルチャーサロン 源氏物語講座
毎月第3日曜日14:00-15:00
◼️仙川ギャラリー蔵 源氏物語講座
毎週木曜日10:00-11:30
◼️愛知県豊田市 源氏物語講座
2025年春開講予定
◼️恋する恋する恋する古典
-和泉式部を訪ねる食事会-
年1回 明治記念館・天橋立にて開催
どうぞ、よろしくお願いいたします。
恋する古典サロン
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「恋」とは、孤独を共感するもの
「恋」は「孤り悲しむもの」と認識されていた万葉以来の常識に、「孤独を共感するもの」だと、新たな「恋」の概念を詠じた歌人。
それが和泉式部という女性だと、私は捉えています。
「浮かれ女」
「けしからぬ方」
と評される彼女の「恋」の真相。
『和泉式部日記』という作品は、一対の男女の「孤独の共感」にこだわり、あたかもそれが真実であったかのような作られたノンフィクションの世界です。
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そうした『和泉式部日記』という作品に強く惹かれるのは、「恋」が人間関係の本質をつくものとして置き換えらる点です。
また、私にとり「恋」は古典そのものです。
追いかけても追いかけても手に入らない。
すれ違ってばかりいる。
だから余計に惹かれていく。
そんな古典作品への「読み」の追求こそ、私の「恋」の相手です。
「古典をもっと身近に気軽に」
ということを掲げつつ、いくら読み続けても到底分かり得ない、人の心の奥底にある孤独に気付くこと。
それこそ、古典読解の意義だと思っています。
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言ってしまえば、時代の流れに大きく逆行しています。
知ったところで、文面の利器を使いこなせません。
しかし、現代から見れば不便そのものであった平安時代の人々の、不便を不便とも思わない生活環境の中で、「心の本当」を届けられる魔法の道具。
それが「物語」であり、「和歌」であったと思っています。
それを知ることのできる古典作品を、便利な時代だからこそ学ぶ意味は大きいはずです。
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その試みに、2024年11月1日 明治記念館で開催したイベントでは、多くの方々に足をお運び頂きました。
これまで、すれ違うばかりで、ひとり追いかけ続けた「古典」の夢を、皆様に叶えて頂きました。
本当に本当にありがとうございました。
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いつも目線を合わせて、目標を見つめてくださった仲間の存在なしには実現しなかったことです。
心から感謝しています。
「恋する恋する恋する古典」を、どうぞよろしくお願い致します。
各講座、サロンへのご参加、大歓迎です。
もし少しでもご興味を持って頂けましたら、Instagramのアカウントより、ご連絡ください。
@izumi_soejima @genjokai
お読み頂きありがとうございました💌
※トップの写真は、貝合わせ作家の加藤小夜歌先生のご指導のもと、作らせていただいたものです🐚