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人間のバックアップができる時代はまだ

ITパスポートが鍼灸師の未来を切り開く⁉
セラピスト伊藤です。

最近子供のおもちゃを壊したのはどこのどいつだ〜い、、、、あたしだよ(涙)
昔から私が触ったものは壊れていきます。
壊れてしまってはもとに戻りません。
コンピューターだってそれは同じ

で、転ばぬ先のバックアップです。
バックアップとは、本体とは別にコピーをとっておくことを言います。
さて問題。

問題

ある部署では、サーバのディスクにあるファイルを業務終了時点でバックアップしている。土曜日と日曜日は一切の業務を行わないので毎週金曜日に全バックアップ(すべてのファイルをバックアップする)わしており、その他の平日は差分バックアップ(全バックアップ以降に更新された全てのファイルをバックアップする)をしている。水曜日の朝にサーバを起動しようとしたところ、ハードディスクが故障していることが判明した。最新状態へ復旧するために必要な最小のバックアップファイルの組わせはどれか。

ア 火曜日に作成した差分バックアップファイル2
イ 全バックアップファイル
ウ 全バックアップファイルと火曜日に作成した差分バックアップファイル2
エ 全バックアップファイルと月曜日に作成した差分バックアップファイル1と火曜日に作成した差分バックアップファイル2

バックアップの方法

以下の3種類があります

・フルバックアップ
全データをバックアップします。
なのでトラブルがあった場合、直前のバックアップだけで復元が可能です。
デメリットはデータが膨大であり、処理にも時間がかかる点です。

・差分バックアップ
前回のフルバックアップ後に変更されたデータだけバックアップします。
復元する時は直近のフルバックアップと差分バックアップで行います。
フルバックアップよりもデータも時間も節約に繋がりますが多少重複したバックアップもあります。

・増分バックアップ
フルバックアップに関係なく、前回のバックアップ後に変更されたデータだけをバックアップします。
復元には全てのバックアップが必要です。
ただし常に増えた分だけ保存するので、データ量と処理時間は最小です。

ヒトはバックアップできませんから

人間の記憶は今の技術ではまだバックアップができません。
そもそも人間の記憶は、言葉を覚えたりする陳述的記憶と自転車の乗り方みたいに身体で覚える手続き記憶に分かれます。
陳述的記憶は先述の海馬にブチ込まれていきます。
対して、手続き記憶は大脳基底核と小脳という部分が担います。
大脳基底核は大雑把な動きを、小脳は細かな動きを担当しています。
自転車の乗り方を覚える時を想像して欲しいのですが、何度も失敗すると思います。
失敗を繰り返しながら身体の使い方を調整していき、正しい動きを覚えていきます。
ここで少し、かなり残酷なお話・・・小脳を取り除かれた猫を高いところから落としてみたらどうなるのか?
正常な猫なら身を翻して着地します。
でも小脳を採られた猫は身体を捻り切れなかったり、捻りすぎたりで上手く着地ができなくなります。
小動物たちの犠牲の上に医療の発展はあるのです。
人間はバックアップができないという理由だけではなく、多くの犠牲の上に今の生活があることを自覚して、「大切に生きること」を忘れないようにしたいものです。

回答

問題文は、「差分バックアップ(全バックアップ以降に更新されたすべてのファイルをバックアップする)」としていますので、火曜日分の差分バックアップに月曜日分も含まれます。そのため、、、

答えは ウ です。

ちなみに・・

東洋医学での記憶は心と腎が関わります。
脳を働かせて記憶するのが心で、
脳が働きやすく環境を整えているのが腎というイメージです。

両方がバランスよく状態が良くないと、うまく能力を発揮できません。
じゃあどうやってバランスをとるんだい?というと、、
その人の体質に合った養生が必要になり、
それも季節に合わせて変えていく必要があります。
そんなめんどくさいことを考えて、皆さんの健康をフォローするのが我々です。

ただ、基本的に身体が自分でバランスを取ろうとしますから、食事、睡眠、運動など偏り過ぎず調度良いくらいを行うのが一番とされています。
興味のある方は養生訓を検索してみてください。
身体の弱かった貝原益軒がなんと83歳まで生きた健康の知恵が詰まった図書です。

記憶のバックアップが出来ないからこそ、必要なものまで消えていかないように、養生していきたいですね。

ITパスポートまで

あと5日。。。
ベストを尽くします。。。。(T_T)

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