長所を1つ見つけた、ちょっとした話
これといって取り柄もなく、自己肯定感も低めで、褒められることも少ない私ですが、先日、長所を1つ見つけた、ちょっとしたことがありました。
職場でのこと。
職場の上司と一緒に幹部にレクをした時の話。
(登場人物は、私、上司、もっと偉い幹部の3名です)
最近は、ペーパレスなので、レクも紙ではなくパソコンを持ち込み、モニターに映しながら説明していました。
特に資料の修正は入らず、説明だけで終わるかなーと思っていたら、急遽、レクの場で資料を修正することになり、上司がパソコンでカチャカチャと修正し始めました。
「データあるある」の1つですが、修正後に思わずポチっと「保存」を押してしまい、上書き保存され、元のデータがなくなってしまうことは、よくある話。
今回もそうなりそうだなーと思った私は、上司がカチャカチャ修正している間に、とりあえず元のデータをサクッとコピーして保存しておきました。
データ修正後、上司が「別ファイルで保存」をしてくれそうになったのは良かったのですが、ちょっとマゴマゴしていたので、すかさず私は
「元のデータは保存してあるので、そのデータは上書き保存で大丈夫ですよ!」
そうしたら、幹部から思わぬ言葉が。
「長年連れ添った夫婦みたいだねー。息がピッタリだし、よく気が利くねー。僕はコピーして保存しておこうなんて考えなかったよ。」
これだけのことですが、ちょっと嬉しかったです。
もともと私は目立つ方ではなく、縁の下の力持ち的に、誰かをサポートするのが好きです。
いつも職場でも、上司と席が近いので、上司が電話している内容が聞こえ、「この資料が必要になりそうだなー」とか考え準備したりとかは、よくやってます。
地味な作業ですが、こういうちょっとしたことが役に立ち、感謝されてるのかも!
幹部の一言に、そんなことを感じました。
最近、森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」という本を読みました。
森岡毅さんは、経営難に陥ったUSJの立て直しなどを行い「日本を代表するマーケター」とも言われる方。この方が、就職活動を前に悩む娘さんに向けて書いた「キャリアの判断に困った時に役立つ『虎の巻』」。
最初は、本にするつもりはなくて、仕事の合間などに子供たちに向けて、丸1年以上、ノートに書きためた内容。たまたま出版社の方の目に留まり、出版に至ったようです。
人生の「キャリア」の作り方みたいな大きなことが書いてある話で、とても刺激を受ける本でした。(アマゾンでも1,300件以上のコメントがついていて良く読まれている本です)
「成功は必ず人の強みによって生み出されるもので、決して弱みからは生まれない」
「成功を生み出す「強み」こそが君の「宝物」」
「宝物を磨ける人は極めて少数で、ほとんどの人が宝物に気が付いていない」
「強みは必ず好きなことの中にある」
どちらかというと自己肯定感が低く、普段、あまり自分の強みなど考えずに生きてきてしまいましたが、地味は地味なりにできることもあるんだろうなー。もう少し自信を持てばよいのかなー。
職場で遭遇した事は、そんな元気をもらった出来事でした。
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