メリークリスマスと、ベイキング
こんにちは、いづみ先生です。
2023年の暮れから、なんかもう息つく間もない、ものすごい忙しい冬を過ごしておりました。
12月の『こども英語』レッスンでは、クリスマスのアクティビティをぎっしりやったんですよね。1カ月連続のアクティビティ実施っていう英語教室としては超レアなスケジュールを、快くOKしてくださった保護者の皆さまにも、相変わらず感謝です!
で、こちらがクリスマスのアクティビティの内容です。
★お家のクリスマスオーナメント作り
★ベツレヘムの星のオーナメント作り
★クリスマス仕様のドギーバッグ作り
★英語レシピでクリスマス料理作り&パーティ
こんな感じで。
いやーーー、大変でした!私がね!(泣)
アクティビティは、通常授業よりもプランニングと準備で時間がかかるんだけど、クリスマスは気合入れて4週連続のアクティビティだったから。すごいスケジュールだった。でも、大変だった分私も一皮むけたというか、来年のクリスマスシーズンの目安になる実践データが取れました。そして、参加した子どもたちは、いつもと違うフェスティブムードなクリスマスレッスンを、のびのび楽しんでくれていました!みんな頑張った!
『こども英語』を受講中の生徒さんは、この冬で受講歴がちょうど一年になり、2024年2月現在で1年4カ月くらいなりました。『こども英語』は、子ども用英語ではなくて、高校入試レベルの英語を児童英語に下方修正したレッスン(ができるかどうかの実験)をしています。
だから、今回のクリスマス・アクティビティのメインだった調理実習では、二品の料理を作りましたが、どちらも料理名から材料、作り方、すべてが英語表記のレシピを使いました。
英語レシピなんて当然難しいですよ。でも、みんなレシピが英語で書いてあること自体を、そもそも気にしない強さがあるよね。「作りたい、食べたい!考えるな、感じろ!」っていう勢いでレシピの英語を読んでいました。
余ったマフィンは、前のレッスンで作っておいたドギーバッグに入れてお持ち帰り。お家の人と一緒にマフィン食べて楽しんでくれたようです。
それから数日後、私はいつもお世話になっているキリスト教教会の、クリスマスパーティにお呼ばれしました。
で、パーティ用のお料理をみなさん作ってくるっていうことだったので、私も教会に持っていくのにマフィンをたくさん焼きました。
お菓子やパンを焼くことを、「ベイキング」といいます。
日本でお菓子作りをすることを、「女子力ある~」と言ったりもしますが、日本の女子力は、肉じゃがとかが現実なんじゃないっすかね。ベイキングは時間とお金がかかる食道楽の一種なので、時短節約を良しとする日本の家庭的な人間の趣味には合わないと思います。
ここでひとつ、イギリスのリアリティ・ショー『British Bake Off』をご紹介します。アマプラとかでも見放題になってると思うんで、字幕付きに設定して観てみてください!「お菓子作り女子力~」みたいな思っている、ベイキング未経験の人ほど観てほしいなと思う。先入観ぶっこわしていこーぜ。
アマプラのリンクも貼っておきます。個人的にはシーズン8が好きなので、8のを貼っておく。
https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B0B8TCDDJN/ref=atv_dp_share_cu_r
じゃあ、はい、あの。
『British Bake Off』のシーズン8を通して観終わった、というテイで話していきますね!
この番組に参加しているベイカーの人たちは、全員が製菓学校や菓子職人のもとなどで、専門的なトレーニングを受けていないアマチュアのベイカーだそうです。プロじゃなくて、アマチュアであることがこの番組の参加条件なんだって。だから、途中途中に参加者たちが自宅でベイキングをしている映像が入っています。
これ観ててさ、全員が作ったお菓子を当たり前に誰かにあげてるっていうのが、とても印象的でした。家族や友達、恋人、同僚、教会に集まる地域の人たち。作るところまでは自分自身の探求心だったり、創作欲求で作るんだけど、出来上がったものはみんなで楽しむスタイル。
「食べ物を分かち合いなさい」ってオードリー・ヘプバーンが愛読した有名な詩にもあったよね。
英語を勉強して、洋画や海外ドラマを見たり、留学したり、英語圏に友達を作ったりしていると、この
「自分のものを、他者に分け与えることは尊い」
みたいな価値観に触れることがよくあります。
「喜んで与える人でありたい」
「見返りを求めずに人に与えるのは立派なことだ」
これに対して、金銭や行為などの見返りを求めて相手に与える価値観もある。ビジネスとかね、資本主義の基本のやつ。サービス残業なんて言語道断で、見返りを払わずに労働させるのは、いまもう違法なのよね。そう、お人好しでは仕事にならないんですよ、生活かかってるんだから。
でさ、この
「見返りを求めずに、与えること」と
「見返りを求めて、与えること」って、
最終的にはどっちが得なんだろうね。
どっちも一理あるのなら、
得する方をとりたいのが、私の正直なところです。
以前、『ハゲタカ』という経済小説にハマって全シリーズ読んだことがありました。大森南朋さん主演でドラマ化もしてて、そっちも面白かったんだけど、小説版とはストーリー全然違かった。私は物語的には小説の方が好きかな。
その小説に出てくる主人公で外資系ファンドマネージャーの鷲津さん(かっこいい)が、NYでまだ無名の日本人だったころに「ユダヤ人仕込みの商法」というのを使って、ビジネスの世界に踏み込んでいった、というエピソードがあったのよ。
ずっと気になっていたこの「ユダヤの商法」というやつ、ネットで調べても浅ーい情報しか出てこなくて使えないから、去年それについて詳しく書かれた、ある本を購入しました。
そしたら、
その本に「見返りを求めずに、与えること」と「見返りを求めて、与えること」ことについて、ユダヤ的な観点から書いてあって。
それを読んで、私は、やっとこの見返り問題について、腑に落ちる答えを見つけることができたのです。
ちょっと長くなってきたので、一度ここで終わります。
では、ひとまず本日の余談のまとめです。
次回、『バレンタインと魔法のザクロ』のお話で、「ユダヤの商法」にまつわる本を紹介します。2023年に読んだ中で、最高の良書でした。
では、お楽しみに!