Shotcutで動画編集したときのメモ
動画編集でShotcutを利用させていただきました。ありがとうございます。
その際の使用方法についての覚書をメモしておきます。(動画編集の入門程度です)
ほとんどの操作はマウスで行うことができます。細かい調整や詳しい使い方は、他のページを参考になさってください。
マニュアルどおりの使用方法でない、間違った理解があるかもしれません。その点はご容赦願います。
OSはBookwormPup64を利用しています。
編集後の書き出しには、高いPCスペック(CPU、メモリ、HDD容量)が必要です。
*インストール
Shotcutの公式ダウンロードページよりportable版(shotcut-linux-x86_64-240829.txz)をダウンロードし、展開。展開場所はどこでも可。
起動用スクリプト shotcut をデスクトップにコピーして使用。
*Shotcutの起動画面
プレイリスト
ここに編集したいファイルをドラッグアンドドロップで読み込む。素材を読み込むだけでファイルが変更されることはない。
このエリアは、「フィルタ、プロパティ、書き出し」の設定画面にもなる場所です。
フィルタはフェードインなどの効果を利用する機能がまとめられています。
プロパティは動画の再生速度、長さなどの情報、設定がまとめられています。
書き出しは書き出しに必要な設定がまとめられています。
タイムライン
プレイリストから、編集したいファイルをドラッグアンドドロップすることで編集できるようになる。(トラックが追加され、動画がセットされる)
編集の記録が保存されるだけで、元ファイルは変更されない。
書き出しで、編集した結果が新しいファイルとして保存される。
プレビュー
編集結果を確認できる。
テキストを挿入したときの、テキスト位置やフォントなどを設定する時もここを利用する。
*編集でよく利用するもの
*分割と削除 必要な部分を残す(不要部分の削除)
素材ファイルをプレイビューして分割したい部分の位置決めをする。
細かい調整は、時間調整で調整できる(1フレーム単位)。
タイムラインの縮小で、時間軸の長さを調整することができる。 (マウス操作がしなすくなる)「再生ヘッドで分割」をクリックすると、動画を分割できる。
リップルとは
タイムラインに並んでいる動画の1つ1つのこと。動画をクリックで
1つの動画(リップル)を選択できる。リップル=カットと考えてOK。(図3の赤の長方形で囲まれた部分が選択された1つのリップル)不要部分は、リップルをクリックで選択して「削除」。右にあるリップルは左に詰められる。(図3)
左に詰めたくないときは「抜き取り」。右にあるリップルは移動せずそのままとなる。(図3)
移動は、ドラッグでできる。2つのリップルが重なると、重なった部分がトランジション処理されるので注意。
*マーカー
位置を記録しておきたいときは、マーカーをクリック。
図2のマーカーの右のアイコン(マーカーをリップル)は、クリックしてオンにしておく。(リップルを削除すると、右にあるリップルが詰められてくる。その時、動画と一緒にずれてくれる。微妙に位置がずれることがあるのでリップルを削除や、移動後は確認し調整が必要な時もある。)
マーカーの名前や色を設定できる。同じ意味のマーカーは同じ色にしておくと便利。マーカーの書き出し時に選択できる。マーカーを右クリックでマーカーの編集、削除ができる。
位置だけでなく、範囲を設定することもできる。範囲を設定しておくと、書き出し時に、その部分だけを書き出すことができる。(図3のマーカーは範囲設定されたものの例)
範囲設定は、CTRL+ドラッグで調整できる。または、マーカーの編集で時間を入力。
*タイムラインのトラック
タイムラインメニューから、トラック操作で動画のトラックを追加できる。(トラックを選択後右クリックでもトラック操作のメニューがでる)
複数トラックのリップルは、一番上のトラックが優先される。(下のトラックに重ねられていく)
ピクチャインピクチャを作成する時は、挿入する動画を上のトラックに配置することになる。
ピクチャインする動画のリップルを選択
フィルタの中のサイズ・位置・回転を選択
プレビュー画面で、位置、サイズ等を調整
テキストを動画に挿入する時は、新しいトラックにテキストだけを挿入すると、任意の場所に任意の時間に表示させることができる。(フェードイン、アウトも可)
テキストを挿入するトラックを選択
再生ヘッド位置を調整(挿入の開始点)
メニューで
その他を開く→テキスト→テキストを記入(リッチテキストがいい)
→タイムラインに追加
位置等を調整
プレビュー内で動画内の位置とフォント等を調整
タイムラインで表示時間、フェードアウト等の効果の調整
その他の編集
トランジション処理
→ リップルを重ねる
フェードインとフェードアウト(動画、音声)
→ リップルを選択し、フィルタ
再生速度(早送り、スロー)の調整
→ リップルを選択し、プロパティ
BGM追加、アフレコ音源の追加
→ トラックの追加で挿入
*書き出し
静止画(フレーム)の切り出し
動画の書き出し(全体、部分)
→ 解像度、アスペクト比、フレーム数などを設定することマーカー情報の書き出し
*最後に
Shotcutは、よくできたソフトウェアだと思います。使用させていただけることに感謝しています。ありがとうございます。
今後、カットを作成する、フェードイン効果を設定するなどの機能別の使用方法を追記していきたいと考えています。
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