【影響力の武器part2】〇〇を教えれば一瞬で好かれる

こんにちは、いずみです☺︎

part2では影響力の武器を武器を8~14まで紹介します。

今回の話では、相手に簡単に好かれる方法が主に紹介されます。

あなたは嫌いな人と好きな人どちらから影響を受けやすいでしょうか。

答えは言わずもがなです。憧れている人や好きな人の真似を人はしたがります。

相手に影響を与える上で好かれるというのは最強の根本的な武器と言えるでしょう。

ぜひ最後まで読んで使える武器を身につけてください☺︎

第八の武器 認める

小さな欠点はあなたをより魅力的な存在にします。

同窓会に行った時話しかけたいのは、6ヶ国語を操りロールスロイスに乗って10の会社を経営する社長でしょか。

それとも、ある程度能力はあっても少し抜けているところがある親しみやすい人でしょうか。

完璧というのは、自分とは違うという認識を持たせ、人を遠ざけてしまう可能性が高いです。

私たち日本人独特の感性である「侘び寂び」というのは、経年変化による欠損や錆なども慈しむ感性が含まれています。

その証拠に家庭菜園で育てた歪な野菜や、少し焦げた手作りクッキー、頑張って組み立てた家具などに私たちは愛着を持ちます。

約50年前に行われた古典的な研究を紹介します。

この実験は、二人の人物に問題に答えてもらい一人は十問中九問正解、もう一人は五問程度正解させ、それをみた人に有能さと好感度を評価させるという物です。

想定通り、九問正解した人物の方が有能さと好感度は高かったです。

面白いのはここからで、評価をした実験参加者に後からこの両者が問題に答えている途中でコーヒーをこぼしていたという情報を与えました。

すると、九問正解した人物の有能さと好感度はさらに上昇しました。しかし、五問正解の人物の評価は底抜けに急降下しました。

ここから分かることは、有能さの中に欠点があることで人は親近化を持ちさらにその評価を上げるということです。

そして、元々の評価が低い場合その人はただの無能だと判断されてしまいす。

この武器を活用するには、part1で紹介した第七の武器”知ってもらう”と組み合わせる必要があるかもしれませんね。

採用面接などでつい完璧な自分を伝えてしまうという人はスパイスとして自分の失敗談や欠点を伝えてみてはどうでしょうか。

その欠点が迷惑にならないような物であれば、あなたの評価はうなぎ登りするでしょう!

第九の武器 頼む

今回の武器はとてもシンプル「説得術とか心理作用とかあれこれ考えすぎずに、とりあえず頼んでみよう」ということです。

ほとんどの人にかかっているバイアスとして、頼み事をしたら断られるんじゃないか、もし断られたら深く傷つく、などの思い込みがあります。

しかし、これらの思い込みはそれほど重要ではなくむしろ逆の結果になることが多いです。

心理学者のフランク・フリンとバネッサ・ボーンズは、実験参加者にさまざまタイプの頼み事をさせる実験を行いました。そして、参加者に頼み事をさせる前に「イェス」と答えてくれる見込みを聞いていました。

すると結果としては、当初の予想の倍以上「イェス」という答えが返ってきました。

頼み事をする側は「相手が頼み事を引き受けた際に被る経済的コスト」を考えがちですが、頼まれた側は「断った際に被る社会的コスト」を考えます。

その結果、予想してる以上に頼んでみるとイェスという答えが返ってくるのです。

そして、もし断られたとしてもほとんどの場合傷ついた心はすぐに元通りになります。(喉元過ぎれば熱さを忘れるってやつですかね)

逆に頼み事をしなかった場合は長い間「もしあの時、、」と考え続ける呪縛に囚われることになるでしょう。

頼むのはタダです。シンプルにあなたの願いを伝えてみましょう。

第十の武器 会話する

人間ほど社交的な生物はいません。

しかし、あなたは大勢が集まる交流の場であえて交流を図らないという選択をしていませんか?

人間というのは、えてしてこういった選択をしてしまいます。

それでもやはり人脈を形成しより豊かな人生を送るには他者と会話をして交流を持つということが欠かせないでしょう。

脳科学的にも、会話をすることでドーパミンやオキシトシンといった幸せホルモンが分泌されます。

それらの事実を分かっていても私たちは、「急に話しかけたら迷惑だしマナー違反だ。無礼に思われたくない。」と考えてしまいます。

これは海外の実験になりますが、通勤客を対象とした実験で、参加者は電車に乗り込み近くにいる他の乗客と会話をすること、別の参加者は一人で通勤時間を過ごすよう指示を出しました。

実験開始前には、この実験参加者たちは会話を拒絶されるリスクがかなり高いと予想していました。

しかし、なんと会話をしたほとんどの人は会話が平均14分も続き「楽しかった」と述べています。さらに参加者である118人の中に会話を拒絶された人は一人もいませんでした。

日本では、マナーや国民性の問題で違った結果になる可能性はあります。

それでも、知り合いと過ごす隙間時間や待ち時間ならどうでしょう。iPhoneやKindleを触らず会話をしてみた方が有意義だとは思いませんか?

補足として、この実験で会話を楽しんだせいで生産性が大きく落ちるといった事例は見られませんでした。安心して隣の人との会話を楽しんでください☺︎

第十一の武器 人間味を添える

人間味とはストーリーです。

近年グーグルやアマゾンなどのCMで大型犬が出てくるような物語調のものが多いことを認識しているでしょうか?

人は物語が大好きで、優れた物語はより人間の心に入り込み記憶に定着します。

その証拠に桃太郎の内容は誰もが生涯を通して覚えていますが、金太郎の内容は覚えていません。(作者の方すいません)
更に言うと、事実だけを伝えるニュースなどは昨日のことであっても記憶から抜け落ちてしまいます。

『TEDトーク』などでもストーリーは事実を伝える上で大いに活用されています。

では、患者を平等に検査する立場にある医者にもそれは言えるのでしょうか。ある医学研究がこの疑問を調査しています。

この実験では、医者にレントゲンなどのデータと一緒に患者の顔写真も渡します。するとその結果、医者はより多くの検査を実施し、より多くの異常を発見するようになりました。

これらのことから得られる教訓は、どんな事実を伝える時もストーリーで人間味を持たせればより深く影響を与えることができるということです。

(この人間味という武器は個人的にめちゃくちゃ気に入って使っています)

論動という言葉はなくて感動という言葉があるのは、人は論理的に判断して動くわけじゃないことを示唆しています。

人間味=ストーリーという武器を手に入れて、感情から人を動かしてみましょう。

第十二の武器 好かれる

あなたは好きな相手と無関心な相手どちらに「イェス」と言いやすいですか?

好かれるという武器を手に入れると圧倒的に人生が有利なります。

では、自分とは正反対の相手と自分と似ている相手どちらを好きになるでしょうか?この質問にこの武器の本質が詰まっています。

「自分にはない部分を持っている人を好きになる。その方が自分を高められるから。」という成長意欲旺盛なあなたは特殊なケースかもしれません。

1993年の夏、イリノイ州のクインシーでミシシッピ川が氾濫し壊滅的な被害を受けました。悲観的なムードが街を包む中、千マイルも離れたマサチューセッツ州から食料の援助がありました。

それはなぜか、援助を行ったマサチューセッツ州の町もクインシーという町名でした。

ただそれだけのことが千マイル離れた町民の間で絆を産んだのです。(なんか泣ける、、)

また、ある実験では心理学者が全く知らない人々に調査票を送付しました。
この実験では、差出人と受取人の名前を非常に近いものにした場合と、全く無関係の名前にした場合での返信率を記録しました。

例えば、ロバート・グリアという人が受け取った調査票は、ボブ・グリガーという差出人にするといった具合です。

その結果自分の名前と響きが近い差出人から受け取った場合は返信率が2倍にもなりました。

これらのことから分かるのは、人は自分との類似性に強く好意を抱くということです。

名前が似ている、誕生日が近い、趣味が一緒など共通点はなんでもいいので探してみましょう。

たったそれだけで、イェスを引き出すことがグッと容易になるでしょう。

第十三の武器 褒める

誰かに仕事を頼むとき、事前に一言褒めてからお願いすると承諾率が上がることがある研究では分かっています。

この「褒める」については本書ではあまり力を入れて説明されていない印象を受けたので、Dr.ヒロさん著の『思い通りに人を動かすヤバい話し方』から内容を少し持ってきます。

褒めるというのが非常に強力な武器であることは皆さんも承知の上かと思います。

実際褒める内容はなんでもよく、Dr.ヒロさんによると「ビジネス勉強会で初対面の人と適当に褒めあっても相手は気持ちよくなる。」らしいです。

実際に自分に当てはめて考えてみましょう。

「お部屋が綺麗そうですね。」「穏やかそうですね。」「好きなことにまっすぐ情熱的に取り組みそうですね。」
どれを言われても嬉しいですし、もしこれを否定しようものなら結局自分自身を否定することになります。

ですので人間というのは「確かに本当の自分はそうかもしれない。」「自分にもそういう一面はある。」などと考えて適当な褒め言葉も消化してしまいます。(占いなどもこれに近いです。)

このことから褒めるということは非常に有効なことがわかります。

褒めるポイントをざっくり紹介すると

・ギャップ褒め

・絶対ウケるフレーズ

が有効です。

ギャップ褒めとは上司から部下へ褒めるときが特に有効で

「ちょっとこの前の資料見せてみろ ...おい...お前天才か?」

みたいな感じです。この緊張と緩和が絶妙だとより相手の記憶に残ります。

絶対ウケるフレーズは「天才」「頭がいい」「絶対成功する」です。

これ言われて嬉しくない人いませんよね?

「いやいや学校の成績悪かったですから、、」

とか言われても

「頭の良さって勉強の成績で測れるものじゃないし、僕は今君と話してみて型にはまらない考え方に頭の良さを感じたよ。」

などと切り返せばイチコロです。

最初は褒めることに抵抗があるかもしれませんが、無理にでも褒める場所を探していればあなたはそのうち「ただの天才的な褒め上手」になります。

褒め上手で人を動かせるあなたは絶対成功しますよ!

第十四の武器 ラベリングする

ラベリングとは心理学で「ピグマリオン効果」と言われるものです。

よくコンビニのトイレで「いつもトイレを綺麗に使っていただきありがとうございます。」という紙が貼ってありますよね。

実はこれも相手に「あなたは綺麗に使ってくれますよね?」というラベル貼り=期待をすることでトイレをより綺麗に使おうという心理を煽っています。

ある研究では最初に「あなたは人助けができるタイプですか?」という質問をしてから協力を仰ぐと承諾率が29%から77%に跳ね上がりました。

そのくらい「ラベリングをする」というのは強力な武器です。

上司に新しい提案をするときは事前にさりげなく

「部長はキャリアが長いのに、新しい考えを受け入れてくれて柔軟ですよね。」
だったり
「部長は受け継がれてきたやり方と新しいやり方どちらを重視していますか?」

などと声をかけ「私は新しい考えも取り入れる人間だ」という考えを自覚させておくのはいい戦略になり得るでしょう。

ちなみに僕の好きなスターウォーズでも、主人公のルーク・スカイウォーカーは暗黒面に落ちた父親ダース・ベイダー卿に

「僕にはわかってる、父さんには善の心が残っているって。父さんの善の心を、僕は感じるんだ。」

といって見事引き戻すことに成功します。

ここでもしルークが

「父さんは悪い人だよね。だっていっぱい人ころしてたもん。」

などと言っていたら、ダース・ベイダー卿がアナキン・スカイウォーカーに戻ることはなかったでしょう。

ここまでこの記事を読んでくれたあなたは次のpart3も読んでくれますよね?

きっとあなたは僕の記事のファンですから。


まとめ

ということで今回は「好かれる」ことに重点を置きました。

相手を認めて会話して、褒めてラベリングしてみるのはいかがでしょうか?

この武器は一生使えます。そして今から使えます。

寂しいですが次回Part3で影響力の武器は最後です。

武器探しはいい具合に進んでいますか?

part3更新までに今回使えそうな武器を選んで磨いておきましょう☺︎

それではまた!

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