【悩める20代へ】今しか許されないことをやれ
20代といえば大学生もしくは新社会人としてキャリアを作っていく第一段階でしょうか。
今から丸くまとまろうとしていませんか?
僕ら20代は悟り世代とも言われています。上の世代からは悟ったように見えるのでしょう。
しかし、僕も働き始めて感じたことですが、なんのスキルもない自分が丸くまとまっても何者にもなれないのではないかと。
20代というのは良い意味で色々なことが許されます。
家族を持つ40代の部長が大きな失敗をするのとは訳が違い、リスク許容度も大きく修正も容易です。そして、失敗から得た学びを生かす機会も若いほど多いです。
そこで今回は、ひきたよしあきさんの著書『20代だから許されること、しておきたいこと』をエッセンスを抽出して解説します。
これを実践できれば、10年後20年後人生の軸ができブレない自分になれることでしょう☺︎
人生の軸をつくる
「過去のエピソード」ほど人を惹きつけるものはない
エピソードというのはストーリーです。みんなストーリー大好きですよね。
浦島太郎は覚えてるけど金太郎はよく覚えていない。これはストーリーが強いか弱いかです。
著者は就活の時いかにもテンプレな文章を履歴書に書いていて、それを先輩に指摘された時エピソードノートを作ったそうです。
まずノートに1ページごとに年齢を書いていき、隣にその年にあったことを書いていきます。
思い出せないことは親などに聞いても良いでしょう。
そうすることで、就活の場で滞りなく自分の考えとそれに付随するエピソードがすらすら話せたそうです。
一度作って仕舞えば一生ものです!皆さんも暇つぶし程度でも良いので、年齢ごとに起こったことを書き起こしてみてはいかがでしょうか。
「35歳までにしておきたいこと」を明確にする
人生にはステージごとに超えるべき課題があります。
20代なら運転免許や大恋愛などでしょうか。
また、旅行に行っておくなども背負うものが増えるほど難しくなるでしょう。
そして、そのステージでできなかったことというのは、その後ずっと人生に残り続けます。
僕は社会人になってしまい、大学生の時に比べたら1年間バックパックで世界を巡ることは難しくなってしまいました。
必ずそういった「するべきなのにしなかった」ことは私たち全員持っています。
そこで35歳まにしておきたいことを書き出しておきましょう。
視える化してしまえばあとはチェックシートの如く一つずつこなしていくだけです!
皆さんは旅行に行きますか?車を買いますか?バンジージャンプをしますか?結婚しちゃいますか?
自由に動ける時間は得てして無くしてから気づくものです。
さあ今すぐ行動しましょう☺︎
「自分さえ良ければいい」と言い切る強さも必要
著者は新人の頃、取引先に自分の意見が言えず全て相手の言う通り「それで行きましょう!」と言っていたことから「和解のひきた」と呼ばれていたらしいです。
なかなか不名誉なあだ名ですが、争いを避けたり過剰に調和を重んじる人にありがちです。ちなみに僕もそうです!
そんな時会議の中で「これがいいんじゃ」と言う人がいたそうです。
その人は他の意見は関係ない自分はこれがいいからこれでいいとブレない意志を持っていました。
そこで著者は確かに調和を重んじることも必要だが、特に20代のうちは自分の意思を綺麗事でもいいから押し通すべきだと学んだそうです。
「いや、そんなこと怖くてできないよ〜」
と言う方は、人間関係の軸を作るからヒントを拾ってみてください☺︎
人間関係の軸をつくる
メンターは「将来」を指示してくれる水先案内人
皆さんはメンターを持っていますか?
「学ぶ」とは「真似ぶ」まずは誰かをコピーするところから始まります。
誰か一人師匠を決めたら、その人になり切るつもりコピーするつもりで真似しましょう。そうすることでグッと成長が早くなります。
そこで著者からのアドバイスは二つです。
一つは分野ごとにメンターを立てることを考えても良いと言うこと。
人間なので得意不得意がありますから、仕事ができるからといって他のことも優れているとは限りません。
ですので、仕事についてはこの人、コミュニケーションはこの人から学ぼうなどと決めておくと良いでしょう。
次に、メンターを決めたらできるだけ会いに行きましょう。
その人の言動や所作を見ることで新たな発見があったり真似もしやすくなります。
最近ではサロンや勉強会などを開催している人も少なくないのでそう言った機会があればできる限り飛び込んでみましょう。
しかしもちろんあなたのメンターも人間なので欠点があることは忘れずに!
ぼんやりただ仕事をしていたら、あなたの将来はあなたの上司になるでしょう。
東京タワーの視点を持つ
著者は取引で大きな失敗をした時かなり凹んでしまう性格でした。
そんな時仕事で東京タワーに行ってみたら、高齢者ばかりだと思っていたところに意外と若者も多くいます。
そこで著者は展望台から街を眺めている若い女性に何をしにきたのかインタビューしました。
若い女性はこう答えます
「こうやって上から街を見てるとうちの会社のビルがすごく小さく見えるんです。私の仕事はあの小さな端っこのビルで起きたことで、私の小さな失敗や怒られたこともここから見れば『地球の片隅でこんなことがあったらしい』って言うふうに思えるんです。」
そこで著者はハッとしました。自分の悩んでることも地球の片隅の小さなビルの中の日常の一コマであると。
それからは凹むことなどがあると東京タワーにきたり空を見上げたりするそうです。
皆さんも何かミスをした時や怒られた時は
「地球の片隅でこんなことがあったらしい」
と考えて次に進んでいきましょう!
仕事の軸をつくる
ブレない自分は「動詞」でつくる
あなたの仕事はなんですか?と聞くとほとんどの人は「マーケターです」「製造業です」「エンジニアです」などと答えるでしょう。
しかし、職業と言うのは時代と主に移り変わります。
自分を動詞で語ることでブレない自分の本質を見つけてみましょう。
例えば著者は「伝える」ことが自分の仕事であると定義しています。
あなたはなんですか?
伝える、書く、作る、話す、走る、食べる、売る、飾る、歌う、、
二つを組み合わせる人もよくいます。
自分の軸を動詞で作ったら
自分らしさを形容詞で考えてみましょう。
「楽しいを作る」「美しく歌う」
ちなみに僕は「優しいを作る」かなーとなんとなく考えています。笑
おそらくこれは次に仕事を変えてもブレることのない軸になるでしょう。
時間がない時ほど「21日集中法」
勉強したいけど時間がない、投資をしたいけど時間がない、遊びたいけど時間がない、、
新しいことを始めるとく僕らは常に時間がありません。
社会人で常に余裕がある人の方が珍しいでしょう。
著者はそんな時21日集中法を薦めています。
この方法は至ってシンプル、やると決めたら21日間自分を空っぽにしてそのことに取り組みます。
著者はお腹がぐーぐーなっていてもこの本を仕事をしながら書き上げたそうです。(お腹が空いてる方が集中できるとか)
21日と言うのは人が習慣を作るのにかかる日数とも言われていますよね。
まずは全て忘れて21日間早起きしてみてずっとやってみたかった勉強をしてみてはいかがでしょうか?
読書をするとしても21日前の自分とは大きく変わっています。
3日で1冊読めれば7冊も読めちゃいます!
今日から読書家を名乗れちゃいますね☺︎
ちなみにこの記事も21日集中法で朝5時に起きて書いてます。笑
例え3日坊主で終わったとしてもその3日が無駄になる訳じゃないので、まずは3日坊主でも一緒に始めましょう!
逆境を乗り越える軸をつくる
人生のハンドルを握るには二つのエンジンを吹かす
おそらくあなたは、自分のために働くのか、人のために働くのか悩んだことがあるのではないでしょうか。
偉い人や成功者と言われる人のインタビューを見ると大抵「これが社会のためになると思った」「私の活動は皆さんの生活を便利にするために」などと綺麗事を並べています(いいことだけどね)
しかし、人生には二つのエンジンが必要だと著者は考えています。
一つは、自分のために成長することも受かることなどを考える「ブラックエンジン」
もう一つは世のため人のためを考える「ホワイトエンジン」
著者いくわブラックエンジンのみで動くとなぜかうまくいきません。
そしてある時ホワイトエンジン中心で動こうと考えた時会社に利益が出ないと言うことに気づきました。
ホワイトエンジンのみではそれはボランティア活動になってしまうでしょう。
二宮金次郎の有名な言葉「道徳なき経済は犯罪であり、経済なき道徳はで寝言ある。」
この言葉はまさにブラックエンジンとホワイトエンジン両方が大切だと示しているのではないでしょうか。
完全に利己的な人に人は魅力を感じませんし、他己的で全て自己犠牲では生活が成り立ちません。
人のためにも自分のためにもなる、そんな最高の仕事をしていきましょう☺︎
人間の幅を広げる軸をつくる
20代にみたものがあなたの感性になる
20代というのはおそらく今後の人生で一番自由で一番健康な時期でしょう。
それ以降は責任や時間的制約や健康的制約が付き纏い価値観のアップデートが難しくなります。
ですので著者は20代という時期に色んな人に会い色んな場所に行き色んな失敗をすることを薦めています。
平行線が交わらないのと同じように20代で方向性が決まるとその先大きく差が開いていきます。
明日の朝は早起きして勉強してみませんか?
どうでしたでしょうか。20代にしておきたいとこはたくさんあります。
そしておそらく僕らの時間は本当にあっという間でしょう。
なんとなくこれやりたいあれやりたいと言うのは先延ばしになりがちです。
とにかくやるべきこと、やりたいことを書き出し限られた時間の中でとにかく今日からやってみましょう!
将来タイムマシンができた時過去に戻らなくていいように、、。