忘備録>自律移動ロボット(AMR)を製造するメーカーダブってるかも
自律移動ロボット(AMR)を製造する主要なメーカーは、物流、製造、医療など多岐にわたり、自律移動や障害物回避の技術に特化しています。ここでは、代表的なメーカーとその製品、特徴をご紹介します。
1. MiR(Mobile Industrial Robots)
代表製品: MiR100、MiR200、MiR500、MiR1000
概要: デンマークに本拠を置くMiRは、物流や製造業向けの自律移動ロボットを提供しています。MiRのロボットは、倉庫内での資材運搬や製造ライン間の輸送を効率化し、設置が簡単で、必要に応じて柔軟に配置換えができます。
用途: 物流、製造、倉庫管理
2. Amazon Robotics(旧Kiva Systems)
代表製品: Kivaロボット
概要: Amazon Roboticsは、自律移動型の倉庫ロボットを利用して、商品のピッキングや出荷準備を行います。ロボットが棚を持ち運び、作業員のもとに商品を届けるため、倉庫の作業効率が大幅に向上します。
用途: 物流、倉庫管理
3. OTTO Motors(Clearpath Robotics)
代表製品: OTTO 100、OTTO 1500
概要: カナダのOTTO Motorsは、製造業や物流業向けの大型自律移動ロボットを提供しています。OTTOのロボットは、耐久性が高く、重い荷物やパレットの運搬に適しており、多くの産業で自動化を進めています。
用途: 重量物の運搬、製造、物流
4. Aethon
代表製品: TUG
概要: Aethonは、医療分野で広く使われている「TUG」を提供しています。TUGは病院内で薬剤や医療器具を運搬し、スタッフの負担を軽減します。自律走行機能と経路計画技術を持ち、医療環境での運用に適しています。
用途: 医療、薬剤運搬、病院内物流
5. Fetch Robotics
代表製品: Freightシリーズ、CartConnect
概要: アメリカのFetch Roboticsは、ピッキングや搬送を行うための自律移動ロボットを開発しています。Fetchのロボットは、倉庫や物流施設において物品を自動で運搬し、作業効率の向上を支援します。
用途: 倉庫、物流、製造
6. Geek+
代表製品: P800、C200シリーズ
概要: 中国のGeek+は、物流業界で使用される自律移動ロボットを開発しています。P800はピッキングや棚の移動を自動化するAGV(自動搬送ロボット)で、多くの物流センターで導入されています。
用途: 倉庫、物流、Eコマース
7. Locus Robotics
代表製品: LocusBots
概要: Locus Roboticsは、ピッキングを効率化するための自律移動ロボットを提供しており、特にEコマースや物流分野での導入が進んでいます。ロボットがリアルタイムで経路を最適化し、ピッキング作業を支援します。
用途: Eコマース、物流、倉庫管理
8. Savioke
代表製品: Relay
概要: Saviokeは、主にホスピタリティやサービス業向けの自律移動ロボット「Relay」を提供しています。Relayは、ホテル内でのルームサービスや清掃サポートに使用され、荷物の運搬を自動化します。
用途: ホスピタリティ、ホテル、病院
9. Yamaha Motor Co., Ltd.(ヤマハ発動機)
代表製品: YMRシリーズ
概要: ヤマハは、製造業向けの自律移動ロボットを展開しています。YMRシリーズは、主に工場内での部品運搬に使用され、製造ラインの効率化をサポートします。ヤマハの技術を活かし、堅牢性と安定性に優れた設計が特徴です。
用途: 製造業、工場内搬送
10. Panasonic(パナソニック)
代表製品: HOSPI(ホスピ)
概要: パナソニックの「HOSPI」は病院内で薬剤や検体を自律的に運搬するロボットです。自律移動機能により、スタッフの手を煩わせることなく、効率的に配送業務を行います。
用途: 医療、病院内物流
11. Yujin Robot
代表製品: GoCart
概要: 韓国のYujin Robotが開発した「GoCart」は、病院や施設内での食事や物品の配送に使用されます。病院や介護施設などでの利用が広がっており、柔軟に経路を変更する機能が特徴です。
用途: 医療、介護施設、公共施設
12. Boston Dynamics
代表製品: Spot
概要: Boston Dynamicsの「Spot」は、四足歩行型の自律移動ロボットで、点検や監視、調査業務などに利用されています。屋外や不整地でも高い機動性を発揮し、柔軟な対応が可能です。
用途: 点検、監視、調査
13. トヨタ自動車(Toyota Motor Corporation)
代表製品: トヨタ自動走行システム(Toyota Autonomous Guided Vehicles)
概要: トヨタは自動車業界のリーダーであるだけでなく、物流や工場内の自動化ソリューションとして自律移動ロボットの開発も行っています。トヨタのAGVは、部品や製品を生産ライン間で安全かつ効率的に運搬します。
用途: 工場内の物流、製造業
14. THK株式会社
代表製品: SEED-Robot
概要: THKは、リニアガイドやボールねじで有名ですが、物流施設向けの自律移動ロボット「SEED-Robot」も開発しています。部品や商品の搬送の効率化を図るための自動化ソリューションとして、物流倉庫での活用が期待されています。
用途: 物流、工場内搬送
15. 安川電機(Yaskawa Electric Corporation)
代表製品: MOTOMANロボット(自律走行オプション付き)
概要: 安川電機は産業用ロボットで有名ですが、MOTOMANシリーズに自律走行機能を組み込んだ製品もあります。特に、製造業におけるピッキングや搬送業務に特化し、効率的な自動化を支援します。
用途: 製造業、工場内自動化
16. 川崎重工業(Kawasaki Heavy Industries)
代表製品: Kawaski Autonomous Transport Robot
概要: 川崎重工は産業用ロボットに加え、AGV(自動搬送車)やAMRの分野にも進出しています。製造現場での資材運搬や自動化のニーズに応じたソリューションを提供しています。
用途: 工場内搬送、製造業
17. シンフォニアテクノロジー(ShinMaywa Industries)
代表製品: STAGEシリーズ
概要: シンフォニアテクノロジーは、物流施設向けの自律移動ロボット「STAGEシリーズ」を提供しています。このシリーズは、ピッキングや仕分け作業に活用され、効率的な物流管理を実現しています。
用途: 物流、倉庫
18. ZMP株式会社
代表製品: CarriRo(キャリロ)
概要: ZMPは自動運転技術で知られており、自律移動ロボット「CarriRo」を物流業界に提供しています。CarriRoは、荷物の運搬や倉庫内のピッキングを自動化し、作業効率を向上させることができます。また、ラストマイル配送などでの活用も進んでいます。
用途: 物流、ラストマイル配送、倉庫
19. ファナック株式会社(FANUC)
代表製品: FANUC自動倉庫ロボット
概要: ファナックは産業用ロボットで世界的に有名で、倉庫管理やピッキングの自動化に対応した自律移動ロボットも提供しています。ファナックのロボットは、高精度かつ高速な動作で、特に製造業や物流での効率化を図っています。
用途: 物流、製造、倉庫管理
20. ホンダ(Honda)
代表製品: AWV(Autonomous Work Vehicle)
概要: ホンダのAWVは、主に建設や農業現場向けに開発された自律移動ロボットで、荷物の運搬や資材の移動を自律的に行います。タフな環境にも対応し、現場での作業効率を高めるために設計されています。
用途: 建設、農業、屋外搬送
21. デンソー(DENSO)
代表製品: デンソー自律搬送ロボット
概要: デンソーは、自動車部品をはじめとする製造現場向けの自律移動ロボットを開発しています。これらのロボットは製造ラインで部品の搬送を自動化し、生産性を高めるためのソリューションを提供します。
用途: 製造業、工場内自動化
22. CYBERDYNE(サイバーダイン)
代表製品: HAL(Hybrid Assistive Limb)搬送モデル
概要: サイバーダインは主に医療や介護向けのロボットスーツ「HAL」で知られていますが、物流向けに設計されたHAL搬送モデルも開発しています。自律移動技術により、重量物の持ち運びや移動支援を効率化し、介護現場や病院内での導入が進んでいます。
用途: 医療、介護、物流