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手紙2−2 〜「問いかけ」の力〜

ご訪問いただきありがとうございます。
手紙2−1からの続きになります。


終始和やかな雰囲気の中で森の時間を過ごし
再びセミナールームに戻りました

ここからは一般社団法人JIELのかっきーさんの講義です
ラボラトリー方式の体験学習法の概要と
体験学習における問いかけの意味を学びました

その中でも新たな気づきは、問いかけの反対語でした
多分その答えは「問いかけ」の解釈によって複数あると思います
例えばその行為に対して「応える」ということ
ですが今回の答えは私に取っては意外な「断定」でした

「問いかけ」の意義は、議論や会話の展開が目的なのに対し
「断定」は最終的な結論としてそれ以降の展開がない
という意味で「断定」が「問いかけ」の反対語なのだと理解しました


今回のテーマは〜対話を促し、気づきを深める「問いかけ」の力〜です

私たちは日常の会話の中で「問いかけ」をしているでしょうか?
そのそも「問いかけ」と「質問」は同じものなのでしょうか?

私の解釈は、「問いかけ」とは明確な意図や目的を持って相手に問うこと
「質問」は意図や目的の有無に関わらず相手に問うことです
疑問に思ったことを訊いたり、アンケート等の回答を求めることも含めます

講義を終えて改めて、単なる質問にとどまらず対話を促し気づきを深める「問いかけ」を意識しながら、今回の研修に参加しました

講義の後は2人1組になって問いかけプラクティスです
インタビューシートを渡され、お互いに交代でインタビューを行います
インタビューの内容は、相手自身に関することと
ラビットさんの自然体験プログラムを通して感じたこや
体験を今後の活動にどう活かせるかを問うたものでした

質問の項目は予め決まっていますが
問いへの答えに対してさらに問いかけることでお互いの理解が深まり
相手への興味も湧いてきます

お相手をしていただいたのはほーりーさん
岐阜で草marukeを主宰されています
私はインタビューされる側からやりました

自身のことについては問題なく答えられるものの
先ほどの自然体験プログラムのこととなると
思いのほか答えられないことに戸惑いました

昨年に続き2度目の体験だったこともあり
振り返ることを意識して体験していたことが
逆にぼんやりした体験になってしまったのかとも思いました

規定の問いかけへの応えに対し
さらなる問いかけの価値を感じることが
このプラクティスの課題だと感じました

インタビュー側はされる側より楽しく感じました
される側の方が楽ではありましたが•••

ほーりーさんの活動がとても興味深く感じられたからでした
関心を寄せているのが有名な場所やメジャーな植物ではなく
身近は場所であまり気にとめることのない植物に注目し
それを通して人と自然を繋ぐ活動をされていることに
もっと深く知りたいと思うようになりました

自然体験プログラムでは、特に間の取り方に対する指摘に共感しました
ラビットさんがプログラムの中で使う意図的な沈黙
その時間が今この場所(清里の森)の状況に集中したり
自身と向き合う時間になっていたことを話してくれました


問いかけは、問いかけられた側だけでなく
問いかけた側にも気づきをもたらすものだと実感した時間でした
相手に問いかけながら、自分自身にも問いかけていることにも気づきました


手紙2−3に続きます。














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