母の家を片付ける その6 思いがけず行政の人が優しかった!
前回、廃品回収業者の見積額が思った以上に高かったのでキャンセルをしてしまった私は、ついに「オレが全部捨ててやる」という禁断のステージへ。
さて、6万6千円分のゴミはどうなるのか?
コロナでごみ収集逼迫、出さないで! の赤い非情な文字
母の家の処分ゴミ、以下太字のみで消費税込み72600円のところを66000円にまけさせた(気になった)ものはこちら
・ふとん1間分 上下段に入っています
・シングルベッドとマットレス1台
・パソコンデスクと椅子
・テレビ台、割と小さめ
・大工道具など燃やさないゴミ 45Lで3袋ぐらい
・衣類やハンガーのゴミ 45Lで10袋ぐらい
・自転車2台 (業者の見積もりで、乗らないということで除外された)
とりあえず上記のものを粗大ごみ収集に出す予約を取ることにする。
そこで、ごみ収集の日程と粗大ごみセンターの連絡先を調べようとHPをチェックしたら、すぐ飛び込んできたのが以下の文言、赤字でどかーん。
新型コロナウイルス拡散防止のため移動制限や在宅勤務が推奨されていることもあり、家庭から排出されるごみ・資源物の量が増加しています。そういった中で特に古布の処理については、海外のリユースルートが新型コロナウイルスの影響で未だ制限されているため国内処理のみとなっています。一度に大量の古布を出されると処理が追い付かず、市内の一時保管所が古布で溢れかえってしまうため、できるだけ少量ずつ日にちを分けての排出をお願いします。
事前に説明しておくと、私の住む自治体は長年ごみ問題アカン状態。自前のごみ焼却場がないために、常に逼迫している。しかも年末であるー。うーん、絶対これ、歓迎されないよねええ。
以前、母から「出しておいても持っていってもらえないときがある」と聞いてもいたので、困ったのう。
そんな状況含めて、とりあえず粗大ごみ回収窓口にお電話。
行政に頼んだら一気に処分費が1/10以下に!
事前に、今の時点で申し込むと回収は来年中旬ということは聞いていた。つまり20日以上、模様替えしても粗大ゴミはどこかに置いておかなくちゃいけない。でも節約のためだ、仕方ない。
ということで、引取をお願いした結果がこちら。
・ふとん10枚分 200円×10=2.000円
・シングルベッドとマットレス1台 1.000円+500円=1.500円
・パソコンデスク(引き出し付き)と椅子 1.000円+200円=1.200円
・テレビ台、割と小さめ (あかん! 今気がついた。これ依頼し忘れた)
・自転車2台 500円×2=1.000円
大物家具の処理、5.700円なり。予想はしていたけど1/10以下とは。
あとプリンターも捨てたいと伝えると「40cm以下の小さい家庭用プリンターは燃やさないゴミの袋に入れて普通ゴミで捨てられます」と。おお、そういえばそうだった。
このあたりまでのやりとりで、なんというか、受付の女性との間に何かしらのコミュニケーションの糸が生まれた(ような気になった)。おばちゃんのコミュニケーション能力は高い。このあたりから、私はすっかり近所のおばちゃんに相談するモードに切り替わる。
粗大ごみ受付窓口でごみ捨てのいろはを学ぶ
大工道具とか金網とか捨てにくいゴミがたくさんあるのですが
ー金属類は不燃ごみの袋に入れれば普通ゴミで捨てられます
朽ち果てた茶箱とか
ー200円で粗大ごみに出せます
園芸用の支柱の身長ぐらい長いのが何本もあるものは?
ー10本まとめて束ねて200円でもっていきます
おお、じゃあそれ追加お願いします! 長ーい物干し竿1本あるんですが
ー200円です
わー、それも追加してください。それでいくと、なんか大量のプラスチックの植木鉢や苗木トレーなんかも。。。。。。
ー袋に入る分はプラスチックごみで無料で捨てられます。ただ、大量にある場合はサイズを揃えてもらえれば、粗大ごみで引き取ります。その場合、少し割引もあります。もし捨てるときは、整理したあとに連絡ください。
ありがとうございます! ほいじゃ、上記まとめて回収お願いします!!!
長いものとか、大きいものとか。普通に捨てられないから回収業者と思っていたもの、手間さえかければほぼ行政サービスで捨てられるんだなあ。ま、手間はかかるけど、ほかにもいろんなこと教わって、ちょい得した気分。
実家の片付けに苦労する人が多いのではと思わせる窓口の対応
電話を切る直前、もうひとつだけ教えて下さい、と食い下がる。
実は亡くなった父の遺品など含めて実家の片付けをしていまして。それで大量の衣類ごみが出ました。でもHPを見たらなるべく古布ごみを出さないようにとあり。それもあって業者に頼もうかと見積もりを取ったらとても高くて、それで今回粗大ごみをお願いしています。古布のごみの捨て方を教えていただけませんか?
粗大ごみセンターのテキパキした女性、それはこちらの管轄ではないので、市のごみ課に連絡してみてください、と電話番号教えてくれたよ。
というわけで、ごみ課に電話して、上記と同じことを伝える。
結果どうなったかというと。
ー確かに回収車に乗り切らない場合、回収できないこともありますが。ご実家の住所どこですか? あ、そちらですと、今年の最後の古布の回収日あさってですが。
わー、そうですか。その日に出しても大丈夫でしょうか。
ーご実家はいま誰もいらっしゃらないのですか? 出せますか?
高齢の母が一人住まいですが、衣類ごみは意外と重くて危険なので、私が出向いて出しに行きます。
ーそうですか。市外からいらっしゃっているのですね。。。。。。(しばし考えている様子)。では今回特別に、回収業者にそちらで大量の古布ごみが出ることを伝え、すべて回収するようにします。
!!!!
とっても感謝。そして、なぜか生まれた微妙なシンパシー。おそらく、こういう案件が多発しているのでは。。。と思われるやりとりで、これまでの交渉などでちょいお疲れ気味の心が、ほっこりやわらぎました。ありがとうございます!
回収の人にお礼の手紙を貼り付ける
ということで、回収日前日の夕方に実家に出向き、衣類ゴミをまとめてガレージに配置。夜だったのでこんな写真しかとれなかったけど。。。。。。
押し入れにあった時にはものすごい大量! に見えた衣類ごみですが、駐車場に置いてみたら意外と少ない? 量の把握って意外と難しいものだなあと実感でした。
ありがとうございます、のお手紙を貼り付ける。
ごみ出しについては、すべて分類してまとめてあったごみ袋を、また母が口を解いて中身を全部出して分別確認していて、、、、、みたいな修羅場もあったのですが(笑)
まあ、とりあえず古布とダンボールごみはなんとかした!
これらのダンボールの衣装ケースもすべて解体して紐でくくって回収へ。この「解体+持ち手を分別取り除く+紐くくり+運搬+回収」までの一連の仕事も、意外と地道に体力を消耗するね。
娘頑張った。
そして引取を待つ粗大ごみに、また新たな展開が!!!!!!
これは予測していませんでした。続きは明日。