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台ふきんにさようなら 6月−5

 肉や魚は中心が75℃で1分以上加熱することで菌が死滅します。湿度と気温が上がってくるこの季節は、特に気を付けてよく加熱するようにしましょう。

 また、加熱前の肉や魚類が野菜などに触れないようにすることも大切。魚、肉、野菜とまな板を分けるのが理想ですが、たくさんあると場所を取り管理も大変。最近では薄いシートタイプのまな板が100円ショップでも売られていますので、枚数を揃えて使い分けるようにしましょう。熱湯消毒や漂白も簡単で、食器洗い機にも入れられて便利です。
 よく、牛乳パックを切り開いたものをまな板に敷くと便利という裏技を目にしますが、牛乳パックには洗い残した牛乳の成分が付着しており、それだけで雑菌の繁殖を呼ぶことがありますので、あまりオススメできません。美観の面からも、専用のまな板を用意しておきましょう。

 ふきん類も雑菌が繁殖しやすくなります。キッチンの布類は菌の宝庫になりがちなので、これを機にリストラしてしまうのも手。
 お皿用のふきんは、食器洗い機の利用で出番を減らし、どうしても使う場面では何度か洗って使えるタイプの丈夫なキッチンペーパーや、数度使って廃棄できる不織布を利用して。

 特に注意したいのが台ふきん。そもそも台ふきんに布を利用している国はあまりありません。ドイツや北欧ではセルロースクロス、フランスではセルローススポンジなどがよく使われています。
 セルロースは乾燥しやすく、吸水性もよいので台ふきんにぴったり。それでもジメッとした感じが嫌という人は、割り切ってペーパーで拭く習慣に変えましょう。ティッシュやウェットティッシュでは厚みが足りず、つい何枚も使ってしまいがちですので、上記でも紹介した洗って使えるタイプのキッチンペーパーがおすすめです。
 濡らして使うのではなく、テーブル用の専用アルコールスプレーとセットで使えば、一日使うこともできます。最後にキッチン周りをそうじして廃棄すれば無駄になりませんね。

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