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新しい街に引っ越した

人生還暦も過ぎて、子どもも独立して、この先の人生をどうやって生きていこうかなーと思っていたここ数年でした。
縁あって残りの人生を一緒に歩むパートナーと、新しい街に引っ越した。

暮らす場所と暮らす器が変わるって、大きなエネルギーが必要だけれど、なんつか、めちゃ楽しい。

親の介護や暮らしのもろもろの課題は山積みだけれど、日々がこれほど穏やかで、呑気に過ぎていくことは、これまでなかったように思う。
時間に追い立てられることもなく、何かを成し遂げなくてはいけないというタスクもない。物事を始めるのに、ベネフィットとか先の展望なんかを考えることに、もう何の意味もないというパラダイス。
人生の最後のほうに、こんなごほうびが待っているとは、忙しく走っているときには思いもしなかったな、と思う。

ここ数年、自分の中から言葉がこぼれ落ちていく感じが強く、「書く」ことから遠く離れていた気がする。どこかで人生の身仕舞いを始めていたのかもしれない。

新しい街で、ちょっと元気になった。
セカンドステージ、サードステージとも思える人生の時間。
また少し何か書いてみようかな、と思います。

今日はここまで。
また明日。

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