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小さく心がけたい、冬の節電 2月−1

 気温が下がってくると水温も下がり、湯が湧くまでの時間もかかるようになります。節電は夏だけのものと思いがちですが、実は家庭の消費電力は夏よりも冬のほうが多いこと、ご存知でしたか? 毎日小さな工夫を重ねることで、かさみがちな暮らしのエネルギーを、なるべく少なくしていきたいもの。今回は、冬だからこそ心がけたい、エコのコツを。

 まずやっておきたいことが、冷蔵庫の設定温度を上げること。そして自動製氷も見直しましょう。

 冷蔵庫の設定温度は変えられます。冬場は夏よりも設定温度を上げることで、消費電力が減って、電気代も節約できます。環境省によると、設定温度を「強」から「中」にするだけで、年間で61.7kWhの節電につながるのだとか。この数値は機種や使い方によって変動するので、厳密ではありません。でも、仮にこれだけの電力が節電できるとして、6ヶ月設定温度を中にすれば、東京電力の従量電灯B 120-300kWh以上のわが家では、電気代にすると800円強の節約になります。

 また、自動製氷機能は冷蔵庫の消費電力の3〜5%が使われているので、あまり氷を使わない冬場は思い切ってオフにしてしまうのも手。

  冷蔵庫はもともと、コンロや調理器具など熱を発生させる家電に比べると消費電力は少ないほうなので、節約効果としてはさほど大きく見えないかもしれません。でも、エネルギーのことを考えると、必要以上の無駄遣いをしないという意味からも、こうした小さな工夫をぜひ積み重ねたいもの。

 ほかにも冷蔵庫は詰め過ぎを避け、食品は冷蔵室の7割程度を目安に収納するのが、消費電力を抑えるコツ。逆に冷凍庫は冷凍食品が冷媒の役目を果たすため、きっちりと詰め込んで使っても大丈夫ですよ。

 次回は冬に利用時間が多くなる照明の節電です。

Izoomimomose 2020


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