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テーブルクロスを変えるだけで節電? 2月−2
冬場の電力消費が増える理由のひとつが、照明の使用時間の増加です。日没時間が早まるので、電気がついている時間も増えますよね。とてもシンプルな方法ですが、カーテンやラグマットを白っぽい色にするだけで太陽光や照明が反射してレフ板のような役目を果たします。これだけで部屋が明るい印象になり、照明のつけすぎを防ぐ効果があります。
秋から冬にかけては、茶系など落ち着いた色合いでインテリアを揃えたくなりますが、明るめの色でまとめるほうが、照度を落としても明るく感じるため、結果的に節電につながることに。赤やオレンジなどの「暖色」と、青や緑などの「寒色」では、からだに感じる温度が3度近くも違うと言われています。同じ暖房の設定温度でも、寒色系のインテリアだと寒く感じ、暖色系は暖かく感じるのです。冬はなるべく暖色系の明るい色でまとめ、逆に夏は寒色系でまとめることで体感温度が変わり、快適に過ごせるというわけです。
模様替えは手間がかかって大変という場合は、照明の色をオレンジに近い暖色系に変えてみるのも手。LED電球や蛍光灯は主に「昼光色(寒色系=青)」「昼白色(中間色=白)」「電球色(暖色=オレンジ)」が売られていますので、電球色に変えてみましょう。逆に夏は、青みがかった光に変えることで体感温度を下げることもできます。上手に使っていきたいですね。
北欧デザインの代表ともいえるマリメッコは、いずれも明るくてビビッドな色合いが特徴ですが、これも一日の大半太陽が登らない北欧の冬を乗り切るための、知恵の一つ。外が暗いからこそ、部屋の中は明るいインテリアで、からだも気持ちも暖かく。インテリアの色選びは、節電だけでなく、気持ちのありかにもつながるように思います。
ダイニングテーブルの上にペンダントライトがある場合は、テーブルに白いクロスをかけ、ペンダントライトのコードを伸ばしてテーブルに近づけることで明るさが増し、使う電球の照度を一段階下げることができます。照明は使用時間が長いので、これだけでも節電につながりますよ。
長く続いた冬もそろそろ一区切りの兆しが。めぐる春を待って、明るく暖かく暮らしましょう。
Izoomimomose 2020